タモリ倶楽部

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タモリ倶楽部』(タモリくらぶ)とは、テレビ朝日系列(テレ朝系のない鳥取・島根両県では日本テレビ系列の日本海テレビ)で1982年(昭和57年)10月8日から放送していた深夜バラエティ番組である。タモリが司会であった。

概要[編集]

テレビ朝日田辺エージェンシーの共同制作だった。2022年度末(2023年3月末)でテレビ朝日および同時ネット局で放送終了。

タモリの所属事務所の社長の田邊昭知がタモリの独特の芸風を惜しみ、昼の「笑っていいとも」司会起用後も風化させないように設定したのが当番組開始の経緯で、長寿番組として笑っていいとも終了後もしばらく続いた。

低予算で、スタジオを極力使わずに放送されているオールロケーション中心の番組。毎回、他の番組では使わそうな話題を取り上げ、面白く紹介した。

ミニコーナーの「空耳アワー」は外国アーティストの楽曲のフレーズを日本語に「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる」というところが人気だった。

2013年(平成25年)6月3日に放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第50回ギャラクシー賞」の贈与式が開催され、当番組が特別賞として授与された。

2016年8月26日放送回では「次回から鮮度バツグン映像でスタート!平成生まれONLY!お尻オーディション」が開催され、オープニング映像が6年ぶりにリニューアルされた。

新オープニング映像の公開は、2016年9月2日放送回(テレビ朝日・岩手朝日テレビ・山形テレビ・福島放送以外のネット局は9月2日以降)から実施された。

2019年2月ごろに、公式サイトがリニューアルされた。リニューアルされたことにより過去の番組内容の概要がバックナンバーから見られるようになったり、空耳アワーへの投稿ができるようになった。

2023年2月22日、年度末の同年3月末でテレビ朝日での放送を終了することを発表した。

最終の放送時間[編集]

毎週金曜(土曜早朝) 24:20-24:50(テレビ朝日・岩手朝日テレビ山形テレビ福島放送のみ)

その他の地域は放送局によって違う。また、何日かテレビ朝日で放送した内容から遅れている。

その放送内容の遅れは1週間くらいの地域もあれば1か月以上の地域もある。このため、前述の本放送終了日は各地でずれることが予想される。

制作協力[編集]

出演者[編集]

番組全体[編集]

  • タモリ(司会)
  • 武田広(ナレーター)

空耳アワー[編集]

主なコーナー[編集]

空耳アワー[編集]

タモリ倶楽部の中で放送された看板とも言えたミニコーナーで、前述の通り外国アーティストの楽曲のフレーズを日本語に「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる」というところと、それに合わせたドラマ仕立ての映像が人気[注 1]であり、同じくタモリ司会でハウフルス製作の「タモリのボキャブラ天国」でも、空耳アワーと似た歌詞のダジャレ映像が人気となった。

投稿者には、1作品につきタモリの選択により評価の高い順に1.ジャンパー2.Tシャツ(フリーサイズ)3.耳掻き(ソラミミかき)4.手ぬぐいの中から1つ贈呈される。しかし、 『タモリ倶楽部』の番組全体を使って、過去1年間の『空耳アワー』の作品を厳選する『空耳アワード』では、グランプリ作品には、これとは別に賞品が贈られ、年ごとに賞品が異なった。

2016年9月2日放送回(テレビ朝日・岩手朝日テレビ・山形テレビ・福島放送以外のネット局は9月2日以降)からオープニング映像が大幅に変更された。

ネタ投稿は、はがきのみだったが公式サイトのリニューアルによりネットから投稿ができるようになった。

さらに働き方改革ということで、空耳ネタを見つけた本人が自ら“空耳作品”映像を制作・投稿する「動画応募」もできるようになった。

2020年4月17日からはコーナーを休止した。新型コロナウイルス感染症の影響でロケができないからではないかといわれている。但し、投稿の募集は休止していなかった。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 本コーナー開始以前も、TOKYO FMの「坂崎幸之助のNORU SORU」の「ジョビジョバポップス」などで、日本語に聞こえる洋楽のフレーズのリスナー投稿コーナーがあったが、空耳アワーの映像の評判が良く、先行のラジオのリスナー投稿コーナーは完全に食われた格好になった。
出典


外部リンク[編集]