福地村 (青森県)

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福地村
日本国旗.png日本
地方東北地方
所属青森県三戸郡
人口6997 人
面積40.18 km2
備考平成18年(2006年)1月に消滅

福地村(ふくちむら)は、青森県三戸郡にかつて存在していたである。八戸市西部に隣接した内陸の村であったが平成18年(2006年1月1日名川町、南部町と合併し、新しい南部町となったため消滅した。

概要[編集]

昭和30年(1955年4月田部村地引村が合併して福地村が誕生する。この村は青森県の南東部に位置し、八戸市の南西に続いて中央部を馬淵川が貫流している。村の領域は馬淵川流域に低地が広がり、他はほとんどが丘陵地帯である。

歴史的に見ると、鎌倉時代鎌倉幕府直営の牧場が創設されて馬産が行われて繁栄したという。現在では馬産はほとんどなく、米や麦、雑穀、林檎などが耕作される山村で、中心地の苫米地には昭和37年(1962年)に東北本線苫米地駅が新設された。馬淵川が流れる恩恵のため、ナマズの特産化も行われ、ナマズが村のシンボルマークになったほどである。

平成18年(2006年)1月1日に名川町、南部町と合併し、新しい南部町となったため福地村は消滅した。

人口の変遷[編集]

平成8年(1996年3月31日住民基本台帳によると、当時の人口は7018人。廃止日の平成18年(2006年)1月の人口は6997人である。

産業[編集]

村の基幹産業は農業であるが、近年は八戸市に隣接するという立地条件もあり工業化、ベッドタウン化が進んでいる。

  • 農業
    • 主要産物:青森県内にて主として栽培されているニンニク(ふくちホワイト六片種)の発祥地である。
  • 工業
    • 主要産物:福地工業団地、第2福地工業団地が造成され企業誘致に努めている。

地域[編集]

  • 所轄警察署
  • 所轄消防署
    • 八戸地域広域市町村圏事務組合八戸消防署福地分遣署
  • 所轄郵便局

教育[編集]

中学校[編集]

  • 福地村立福地中学校
  • 福地村立杉沢中学校

小学校[編集]

  • 福地村立福地小学校
  • 福地村立福田小学校
  • 福地村立杉沢小学校

※以下は廃校。

  • 福地村立地引小学校
  • 福地村立地引小学校片岸分校(1967年・福地小学校へ統合)
  • 福地村立福田小学校〈旧〉(1984年・福田小学校〈新〉を統合新設)
  • 福地村立埖渡小学校(同上)
  • 福地村立星岡小学校(同上)
  • 福地村立福地小学校〈旧〉(2004年・福地小学校〈新〉を統合新設)
  • 福地村立麦沢小学校(同上)

交通[編集]

鉄道[編集]

路線バス[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

旧跡[編集]

観光スポット[編集]

祭事[編集]

出身有名人[編集]

備考[編集]

  • いわゆる「四戸」が存在したとされる地域の1つである。

関連項目[編集]

  • 杉沢村伝説 - 当地の区域内に「杉沢」という地名があることに因む。ただし、この伝説は岡山県で発生した『津山事件』がモデルであり、実際には何の関係もない。