清瀬市
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特色[編集]
池袋から電車で30分ほどの場所でありながら、自然豊かな風景や農地が広がっている。西武池袋線の南側は国立病院機構東京病院、救世軍清瀬病院、公益財団法人結核予防会結核研究所、複十字病院など医療施設・福祉施設が多い。これは昭和初期に清瀬が結核療養地となったことに始まる。1931年に最初の結核療養所として、現在の清瀬中央公園の位置に東京府立清瀬病院が開設された。当時結核に対する差別・偏見は強く、地元住民による反対運動が起きていたが、一度病院ができると隣接地を他の用途に使用するのが難しくなったこと、線路の南側にあった雑木林の買収交渉がしやすかったこと、空気のきれいな環境が療養生活に適していたことから、次々と結核療養所が建設された。1939年には傷痍軍人東京療養所が開設された。最盛期の昭和30年頃には15の病院に5000人の結核患者が入院していたという。結核治療の進歩による患者の減少に伴い、次第に療養所は総合病院や福祉施設に機能を転換していった。また統廃合した施設の跡地に国立看護大学校や日本社会事業大学が建設されている。
ゆかりの人物[編集]
参考文献[編集]
- 清瀬(市)(きよせ)とは - コトバンク
- ブログー市史編さん草子「市史で候」【平成26年8~9月分】病院街の歴史紹介 - 清瀬市
- 島尾忠男 清瀬と結核 - 公益財団法人結核予防会
- 島尾忠男 第1回「清瀬」―結核関係者の聖地― - 公益財団法人結核予防会
関連項目[編集]
- 国立療養所多磨全生園 - 東村山市にあるハンセン病国立療養所。清瀬市と接している。
- 日本患者同盟
- 野火止用水
- 日枝神社・水天宮