村岡到
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村岡 到(むらおか いたる、1943年4月6日[1] - )は、新左翼活動家。ロゴス主宰、NPO法人日本針路研究所理事長[2]。本名は入村康治[3]。
経歴[編集]
高校生のとき、1960年の安保闘争のデモに参加。1962年新潟県立長岡高校卒業。上京後、革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の労働者組織・マルクス主義青年労働者同盟に加盟。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)[1]。大学職員として東大闘争に参加[4]。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1975年日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)に加盟。1978年機関紙『世界革命』編集部に勤務。上田耕一郎の『先進国革命の理論』(大月書店、1973年)を一読してショックを受け、「共産党への内在的批判」と「共産党との対話」を提起。1980年第四インターを離脱、政治グループ稲妻(機関紙『稲妻』)を結成[1]。1995年ロゴス社を創業、雑誌『カオスとロゴス』を創刊[5]。1996年政治グループ稲妻を解散、その後も個人紙として『稲妻』を発行[6]。2005年隔月刊誌『もうひとつの世界へ』を創刊(~2008年)。2009年季刊誌『プランB』を創刊(~2014年)。2010年11月NPO法人日本針路研究所を設立[7]。2016年季刊誌『フラタニティ』を創刊。
著書[編集]
- 『スターリン主義批判の現段階』(稲妻社、1980年)
- 『日本共産党との対話』(編、稲妻社、1982年)
- 『岐路に立つ日本共産党』(稲妻社、1984年)
- 『変化の中の日本共産党』(稲妻社、1986年)
- 『「スターリン批判」の前進』(編著、稲妻社[ブックレット稲妻no.2]、1987年)
- 『トロツキーとコミンテルン』(栗木安延共著、稲妻社[ブックレット稲妻no.2]、1987年)
- 『前衛党組織論の模索』(橋本剛共著、稲妻社[ブックレット稲妻no.3]、1988年)
- 『社会主義への国際的経験』(稲妻社[ブックレット稲妻no.5]、1989年)
- 『社会主義とは何か』(稲妻社[ブックレット稲妻no.6]、1990年)
- 『甦るトロツキー』(稲妻社[ブックレット稲妻no.7]、1990年)
- 『社会主義像の展相』(大藪龍介・加藤哲郎・松富弘志共編、世界書院、1993年)
- 『原典 社会主義経済計算論争』(編、ロゴス社[カオスとロゴス別冊No.1]、1996年/ロゴス、2008年)
- 『ソ連崩壊と新しい社会主義像』(石井伸男共編、時潮社、1996年)
- 『社会主義へのオルタナティブ』(ロゴス社[カオスとロゴス別冊No.2]、1997年)
- 『協議型社会主義の模索――新左翼体験とソ連邦の崩壊を経て』(社会評論社、1999年)
- 『連帯社会主義への政治理論――マルクス主義を超えて』(五月書房、2001年)
- 『生存権・平等・エコロジー――連帯社会主義へのプロローグ』(白順社、2003年)
- 『不破哲三との対話――日本共産党はどこへ行く?』(社会評論社、2003年)
- 『レーニン 革命ロシアの光と影』(上島武共編、社会評論社、2005年)
- 『<帝国>をどうする――世界社会フォーラム5 日本参加者レポート』(白順社、2005年)
- 『社会主義はなぜ大切か――マルクスを超える展望』(社会評論社、2005年)
- 『悔いなき生き方は可能だ――社会主義がめざすもの』(ロゴス社、発売:本の泉社、2007年)
- 『閉塞を破る希望――村岡社会主義論への批評』(編、ロゴス社[ブックレットロゴスno.1]、発売:本の泉社、2008年)
- 『閉塞時代に挑む――生存権・憲法・社会主義』(ロゴス[ブックレットロゴスno.4]、2008年)
- 『生存権所得――憲法168条を活かす』(社会評論社、2009年)
- 『ベーシックインカムで大転換』(ロゴス、2010年)
- 『ベーシックインカムの可能性――今こそ被災生存権所得を!』(編、ロゴス、2011年)
- 『脱原発の思想と活動――原発文化を打破する』(編、ロゴス[ブックレットロゴスno.6]、2011年)
- 『歴史の教訓と社会主義――ソ連邦崩壊20年シンポジウムから』(編著、ロゴス、2012年)
- 『親鸞・ウェーバー・社会主義』(ロゴス、2012年)
- 『ユートピアの模索――ヤマギシ会の到達点』(編、ロゴス、2013年)
- 『友愛社会をめざす――「活憲左派」の展望』(ロゴス、2013年)
- 『活憲左派――市民運動・労働組合活動・選挙』(編、ロゴス[ブックレットロゴスno.8]、2013年)
- 『農業が創る未来――ヤマギシズム農法から』(編、ロゴス、2013年)
- 『2014年都知事選挙の教訓』(編、河合弘之・高見圭司・三上治・西川伸一著、ロゴス[ブックレットロゴスno.9]、2014年)
- 『貧者の一答――どうしたら政治は良くなるか』(ロゴス、2014年)
- 『日本共産党をどう理解したら良いか』(ロゴス、2015年)
- 『文化象徴天皇への変革』(ロゴス、2015年)
- 『不破哲三と日本共産党──共産党の限界を突破するために』(ロゴス、2015年)
- 『壊憲か、活憲か』(編、澤藤統一郎・西川伸一・鈴木富雄著、ロゴス[ブックレットロゴスno.12]、2016年)
- 『ソ連邦の崩壊と社会主義――ロシア革命100年を前に』(ロゴス、2016年)
- 『ロシア革命の再審と社会主義――ロシア革命100年記念』(編、下斗米伸夫・岡田進・森岡真史・佐藤和之共著、ロゴス、2017年)
- 『社会主義へのそれぞれの想い――上島武追悼論文集』(山本恒人共編、ロゴス、2017年)
- 『「創共協定」とは何だったのか――社会主義と宗教との共振』(社会評論社[SQ選書]、2017年)
- 『マルクスの業績と限界――マルクス生誕200年』(編、大内秀明・久保隆・千石好郎・武田信照共著、ロゴス[ブックレットロゴスno.13]、2018年)
- 『共産党、政党助成金を活かし飛躍を』(ロゴス、2018年)
- 『池田大作の「人間性社会主義」』(ロゴス、2019年)
- 『社会主義像の新探究』(編、ロゴス[ブックレットロゴスno.15]、2019年)
- 『政権構想の探究①』(編、ロゴス[ブックレットロゴスno.16]、2020年)
- 『左翼の反省と展望――社会主義を志向して60年』(ロゴス、2020年)
- 『宗教と社会主義との共振』(編、ロゴス、2020年)
- 『宗教と社会主義との共振Ⅱ――「宗教はアヘンだ」(マルクス)で良いのか?』(編、ロゴス、2021年)
- 『マルクスの光と影――友愛社会主義の探究』(編、ロゴス、2021年)
- 『日本共産党はどうなるか』(ロゴス、2022年)
- 『「自衛隊=違憲合法」論・再論』(編、ロゴス、2022年)
出典[編集]
- ↑ a b c 村岡到『日本共産党をどう理解したら良いか』ロゴス、2015年
- ↑ NPO日本針路研究所のご案内 NPO日本針路研究所
- ↑ 深津真澄『近代日本の分岐点――日露戦争から満州事変前夜まで』ロゴス、2008年
- ↑ 社会評論社の著者 Who's Who? 社会評論社
- ↑ ロゴス社HP - ウェイバックマシン(2008年9月28日アーカイブ分)
- ↑ 『カオスとロゴス』発刊の趣旨 ロゴスの会
- ↑ 拙著への書評4誌に掲載、など:村岡到 村岡到の探理夢到(2010年11月5日)
外部リンク[編集]
- ロゴス 未来を展望する出版社
- NPO日本針路研究所
- 村岡到の探理夢到 - ウェイバックマシン(2014年7月15日アーカイブ分)
- ロゴスの会 - ウェイバックマシン(2013年7月20日アーカイブ分)
- ロゴス 未来を構想する - ウェイバックマシン(2015年1月3日アーカイブ分)