平田喜彦

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平田 喜彦(ひらた よしひこ、1932年4月26日[1] - )は、マルクス経済学者。宇野学派[2]。専門はアメリカの金融問題[3]

鈴木鴻一郎の門下生[4][5]。1968年から1971年に立正大学で開催された宇野弘蔵資本論研究会の常連の1人[6]。妻は杉本俊朗の娘[3]

経歴[編集]

東京生まれ[7]。1951年東京都立日比谷高等学校卒業。1957年学習院大学政経学部経済学科卒業。1962年東京大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得。1962年立正大学経済学部専任講師、1964年助教授[1]。1970年「アメリカにおける金融政策と商業銀行 : 銀行恐慌に関する一考察 : 1922~33年」で経済学博士(東京大学)[8]。1971年法政大学経済学部助教授、1972年教授[1]。1988-91年度、法政大学比較経済研究所所長[9]。2003年退職[1]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『アメリカの銀行恐慌 1929~33年――その過程と原因分析』(立正大学経済研究所、発売:御茶の水書房[立正大学経済研究所研究報告]、1969年)

共著[編集]

  • 『経済学』(日高普粕谷信次共著、法政大学通信教育部[法政大学通信教育部教材]、1976年)

編著[編集]

  • 『繁栄期・大恐慌およびニュー・ディール――両大戦間アメリカ経済文献目録』(編、雄松堂書店、1972年)
  • 『世界大恐慌の分析』(侘美光彦共編、有斐閣、1988年)
  • 『世界経済の成長センター アジア太平洋地域――法政大学第14回国際シンポジウム』(編、多賀出版、1993年)
  • 『現代国際金融の構図』(編、法政大学出版局[比較経済研究所研究シリーズ]、1993年)

訳書[編集]

  • 西村閑也監修『国際決済銀行年次報告書 第3巻』(安保哲夫共訳、日本経済評論社、1980年)

出典[編集]

  1. a b c d 平田喜彦教授経歴PDF」『経済志林』第70号第4巻、2003年3月5日
  2. 馬渡尚憲平田喜彦・侘美光彦編, 『世界大恐慌の分析』, 有斐閣、一九八八年四月、三四七頁、六五〇〇円PDF」『社会経済史学』第49巻第5号、1989年
  3. a b 鈴木圭介「<書評> 平田喜彦編 繁栄期・大恐慌およびニュー・ディール - 両大戦間アメリカ経済文献目録 -PDF」『経済資料研究』第9巻、1972年4月15日
  4. 鈴木鴻一郎編『信用論研究』法政大学出版局、1961年
  5. 武田隆夫、遠藤湘吉、大内力編『資本論と帝国主義論――鈴木鴻一郎教授還暦記念 上 資本論の形成と展開』東京大学出版会、1970年
  6. 永谷清「資本論五十四年」、宇野マリア編『思い草――宇野弘蔵追悼文集』宇野マリア、1979年
  7. 西村閑也監修、平田喜彦、安保哲夫訳『国際決済銀行年次報告書 第3巻』日本経済評論社、1980年
  8. CiNii 博士論文
  9. 研究所概要 法政大学