岡本駅 (兵庫県)

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岡本駅
おかもと
Okamoto
HK-10 芦屋川 (2.4km)
(2.2km) 御影 HK-12
所在地兵庫県神戸市東灘区岡本五丁目1番1号[1][2]
駅番号HK-11
所属事業者阪急電鉄
所属路線神戸本線
キロ程23.4km(大阪梅田起点)
駅構造地上駅 [2]
ホーム2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
19,222人/日(降車客含まず)
-2017年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)28,009人/日
-2017年-
開業年月日1920年大正9年)7月16日

岡本駅(おかもとえき)は、兵庫県神戸市東灘区にある阪急神戸本線の駅。駅番号はHK-11

概要[編集]

かつては普通列車(および西宮北口駅以西で各駅に停車する)急行のみが停車する駅であったが、1995年6月12日のダイヤ改正以降、特急を含む全列車が当駅に停車するようになった。大阪へ、優等列車が頻繁に出ているので便利。

阪神間の浜手方面へのローカル電車が主に発車する、JR神戸線摂津本山駅と隣接している。優等種別が全く止まらない同駅と差別化を図るために、阪急がここに特急を停めているらしい。

駅構造[編集]

2面2線の地上駅。1号線は三宮高速神戸・新開地方面、2号線は西宮北口梅田方面へ向かう電車が発着する。

1号線に隣接する南改札口は駅舎を構える、岡本駅の主要な出口であるのに対し、2号線に隣接する北改札口は無人のこじんまりとした改札になっている。1号線と2号線とは、地下通路を使って相互に往来できる。 2号線の階段付近には、駅ナカ小規模コンビニローソンHAがある。

近年までソラリー式発車標が使われており、コマ回しで「須磨浦公園」などの山陽電車への直通行先(1998年に廃止)を見ることができたが、2022年3月1日をもって新型のLCD発車標に取り換えられた。

発車する列車[編集]

路線・方向順に記す。方向欄の数字は停車駅間距離[km]を表す[3]

種別 方向 本数
備考 乗場
阪急神戸本線下り 神戸三宮・新開地方面
特急
通勤特急
準特急
岡本  8.9  神戸三宮  1.3  花隈  0.9  高速神戸 6本/時
新開地行など。
ほとんどが特急として運行する。通勤特急は朝に、準特急は深夜に発車し、快速急行に限り六甲にも停車する。
 1番線
急行
通勤急行
普通
岡本  2.2  御影  1.8  六甲  1.8  王子公園 6本/時
神戸三宮行など。
全て各駅停車。ほとんどが普通として運行する。急行は深夜に、通勤急行は夕方にのみ発車する。
 1番線
阪急神戸本線上り 西宮北口・大阪梅田方面
特急 岡本  5.1  夙川  2.7  西宮北口  13.2  十三 6本/時
大阪梅田行。
看板列車であり、大阪への最速種別。
 2番線
通勤特急
準特急
岡本  5.1  夙川  2.7  西宮北口  5.4  塚口  7.8  十三 朝・深夜
大阪梅田行など。
時間帯限定。朝に通勤特急が、深夜に準特急が発車する。
 2番線
急行
通勤急行
普通
岡本  2.4  芦屋川  2.7  夙川  2.7  西宮北口 6本/時
大阪梅田行など。
ほとんどが普通だが、早朝には急行・通勤急行も発車する。西宮北口までは全列車各駅に停車する。
 2番線


各方面への本数[編集]

大阪方面
当駅から、特急が毎時6本発車する。
神戸方面
当駅から、特急が毎時6本発車する。時間帯により、通勤特急・準特急も使える。
六甲方面
神戸大学など山手へは、当駅の利用が便利。普通が毎時6本発車する。
灘区役所など浜手へは、JR摂津本山駅から乗る方が便利。
西宮方面
西宮神社や酒蔵など旧市街へは、JR摂津本山駅から乗る方が便利。
西宮ガーデンズなど北側へは、当駅の利用が便利。特急が毎時6本、普通が毎時6本発車する。

時刻毎の本数[編集]

平日の時刻毎の運行本数
種別 行先 各時刻帯の時間あたりの本数
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2
特急,通勤特急 新開地 1 2 3 3 5 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5
通勤特急 高速神戸 1 3 2
神戸三宮 3 2
準特急
 
新開地
高速神戸
1 5 3
急行,通勤急行
普通
新開地
三宮,etc
1 5 8 8 7 8 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 5 5 1
特急 大阪梅田 4 1 4 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 3
通勤特急
準特急
大阪梅田
 
4 4 7 2 2 5 3
通勤急行
普通
大阪梅田
西宮北口
2 5 8 8 9 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 5 2
休日の時刻毎の運行本数
種別 行先 各時刻帯の時間あたりの本数
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 0 1 2
特急 新開地 1 2 5 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 4 2
高速神戸 1
準特急
 
新開地
高速神戸
2 2
急行
普通
新開地
三宮,etc
1 5 7 7 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 5 4 4 1
特急 大阪梅田 3 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 5 5 5 1
準特急
 
大阪梅田
 
1 3 2
急行
普通
大阪梅田
西宮北口
2 5 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 6 7 5 5 5 4 2

歴史[編集]

  • 1920年大正9年)7月16日 - 阪急神戸線開通により開業。
  • 1935年昭和10年)12月25日 - 南に摂津本山駅が開業。神戸方面・西宮方面とも、阪急・国鉄双方が利用可能になる。
  • 1995年平成7年)6月12日 - 以前通過していた特急・通勤特急・快速急行(後の準特急)が停車を開始。神戸・大阪へはJRより便利になった。

利用状況[編集]

駅周辺[編集]

駅周辺は、入り組んだ路地や坂道に古くからの高級邸宅が並ぶ神戸市でも特に地価が高いエリアで、おしゃれなカフェも多い。[4]

南改札口を出ると、石畳が特徴的な岡本商店街があり、摂津本山駅方面へと歩いていくことができる。駅周辺の道は狭く、再整備もされておらず、車・歩行者の往来に支障をきたしているほか、バスが駅前まで乗り入れることができなくなっている。このような土地制約上の制限があるため、再開発は摂津本山駅周辺の方が進んでおり、駅周辺に大型の商業施設は存在しない。

北改札口周辺は、閑散とした住宅街であり、岡本梅林方面へ歩いていくことができる。

バス路線[編集]

駅南方、国道2号線沿いに乗場があり、サンシャインワーフ方面や魚崎方面への路線がある。神戸市バスなど各社が運行している。 以下、方向順に記載する。[]内は乗場の位置を、()内は運行事業者を示し、詳細は後述。

行先 系統番号 乗場 備考
魚崎方面
魚崎車庫前 34(a) [乙] 毎時1本運行
御影方面(阪急・JR西行と並行)
阪神御影 33(a) [乙]
JR六甲道駅 126(b) [庚]
渦森台 31(a) [乙]
甲南山手方面(阪急・JR東行と並行)
JR甲南山手 126(b) [辛]
JR甲南山手 31,34など(a) [甲]
深江浜町 30(a) [甲]
サンシャインワーフ方面
サンシャインワーフ 43(a) [乙] 毎時1-2本運行

※乗場位置詳細

[甲]:南出口南方、国道北サイド東方、白洋舎前(JR本山駅前)
[乙]:南出口南方、国道南サイド東方、Garden Life前(JR本山駅前)
[庚]:南出口南方、国道南サイド西方、三井住友銀行前(阪急岡本駅南側)
[辛]:南出口南方、国道北サイド西方、觀光堂前(阪急岡本駅南側)

※運行会社詳細

(a):神戸市バス
(b):みなと観光バス

隣の駅[編集]

脚注[編集]

  1. 『阪急ステーション』 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、61頁。ISBN 4-89485-051-6
  2. a b c 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』 神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、79頁。ISBN 9784343006745
  3. 平均的な停車駅間隔を、欄冒頭の色で表している。大まかな目安は、 :200km以上、  :60-200km、  :25-60km、  :8-25km、  :3-8km、  :1-3km、  :1km未満。
  4. かわいいお店がいっぱい♪神戸のセレブタウン岡本をぶらり散歩

参考文献[編集]

  • 『阪急ステーション』 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年。ISBN 4-89485-051-6
  • 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』 神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日。ISBN 9784343006745

外部リンク[編集]

大阪梅田 - *北野 - 中津 - *新淀川 - 十三 - 神崎川 - 園田 - 塚口 - 武庫之荘(>>宝塚方面) - 西宮北口 - 夙川 - 芦屋川 - 岡本 - 御影 - 六甲 - 王子公園 - 春日野道 - 神戸三宮 - 花隈 - 高速神戸 - 新開地
上筒井線(廃止): 西灘 - 上筒井
*打消線は廃駅