山下惣一
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山下 惣一(やました そういち、昭和11年(1936年)5月25日 - 令和4年(2022年)7月10日)は佐賀県唐津市出身の農民、小説家。唐津市立湊中学校卒。農業をテーマにした作品の小説・ルポを執筆した。
略歴[編集]
中学校卒業後、農業に従事しながら小説やルポを発表し、昭和45年(1970年)に「海鳴り」で日本農民文学賞を受賞している。著書に「減反神社」をはじめ多数。
令和4年(2022年)7月10日午後6時50分、肺炎のため、佐賀県唐津市の病院で死去した。86歳没。
著書[編集]
小説[編集]
- 『海鳴り』(1969年、第13回農民文学賞)
- 『減反神社』(1979年、第27回地上文学賞、第85回直木賞候補)
- 『ひこばえの歌』(1981年)
- 『にぎやかな大地』(講談社、1992年)
- 『身土不二の探究』(1998年)
農業関連[編集]
- 『野に誌す』(六芸書房、1973年)
- 『日本の“村”再考―くたばれ近代化農政』(ダイヤモンド社、1975年)
- 『二十三日間の中国』(六芸書房、1976年)
- 『いま、村は大ゆれ。』(ダイヤモンド社、1978年)
- 『まだ、村は大ゆれ』(ダイヤモンド社、1980年)
- 『種かかしの詩』(家の光協会、1982年)
- 『父と子の伝説』(家の光協会、1984年)
- 『村に吹く風』(新潮社、1984年)
- 『土と日本人――農のゆくえを問う』(日本放送出版協会、1986年)
- 『いま、米について。―農の現場から怒りの反論』(ダイヤモンド社、1987年)
- 『農家の父より息子へ』(家の光協会、1988年)
- 『農家の主(あるじ)より消費者へ』(家の光協会、1990年)
- 『タマネギ畑で涙して―タイ農村ふれあい紀行』(農山漁村文化協会、1990年)
- 『村からのホンネ―きょうからあしたの農を考える』(ダイヤモンド社、1991年)
- 『一寸の村にも、五分の意地。』(社会思想社、1992年)
- 『だから農家は論より証拠』(家の光協会、1992年)
- 『脱サラ農民はなぜ元気』(家の光協会、1993年)
- 『それでも農は命綱』(家の光協会、1994年)
- 『農業わけ知り事典』(創森社、1995年)
- 『タイの田舎から日本が見える』(農山漁村文化協会、1996年)
- 『身土不二の探究』(創森社、1998年)
- 『農の時代がやってきた』(家の光協会、1999年)
- 『産地直想』(創森社、2002年)
- 『農のモノサシ』(創森社、2003年)
- 『ザマミロ!農は永遠なりだ』(家の光協会、2004年、ISBN 978-4259546502)
- 『食べものはみんな生きていた』(講談社、2004年、ISBN 978-4062123938、エッセイ)
- 『農業に勝ち負けはいらない!―国民皆農のすすめ』(家の光協会、2007年、ISBN 978-4259547066)
- 『百姓が時代を創る』(七つ森書館、2008年、ISBN 978-4822808594)
- 『直売所だより』(創森社、2008年、ISBN 978-4883402199、コラム集)
- 『惣一じいちゃんの知っているかい?農業のこと』(家の光協会、2009年、ISBN 978-4259518271)
編著書、共著書[編集]
- 『農業に志あり―21世紀を拓く人々』小堺昭三 、南里征典の共著(家の光協会、1987年)
- 『30人の「大」百姓宣言―農の時代をつくる主役たち』佐藤藤三郎、星寛治との共著(ダイヤモンド社、1997年)
- 『安ければ、それでいいのか!?』編著(コモンズ、2001年、ISBN 978-4-9066-4044-7)
- 『百姓が時代を創る』大野和興との共著(七つ森書館、2004年、ISBN 978-4-8228-0492-3)
- 『儲かれば、それでいいのか』本山美彦、三浦展、古田睦美、佐久間智子との共著(「環境・持続社会」研究センター、2006年、ISBN 978-4-8618-7015-6)
- 『見えてますか?農業と農村の将来―縁故米運動宣言』星寛治、槌田劭との共著(アットワークス、2007年、ISBN 978-4939042249)
- 『食べ方で地球が変わる―フードマイレージと食・農・環境』山下惣一、鈴木宣弘、中田哲也 の編著(創森社、2007年、ISBN 978-4883402106)
ドラマ・映画・舞台化作品[編集]
役職[編集]
- 生活者大学校(こまつ座主宰、山形県川西町)教頭
- 農民連合九州・共同代表
- アジア農民交流センター代表