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名鉄873列車

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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名鉄873列車(873レ)は、名古屋鉄道内でも特にカオスな列車の一つである。なお、ここでは西尾線内の3873列車についても述べる。

概要[編集]

この列車は、伊奈駅を普通犬山行きとして6時59分に4両で出発する。東岡崎駅から急行に変わり、矢作橋駅に特別停車する。

一方、西尾始発の3873レは、西尾駅を7時30分に出発。西尾線内は何事も無く走行し、新安城駅に7時49分に到着するが、待避線である3番線に入線し、併結待ちを兼ねて10分間も停車。その間の7時52分、875レ普通犬山行きが4番線を発着し、なんと急行が普通に抜かれる事態が発生する。

7時53分、西尾から来た列車と伊奈から来た列車が併結し、7時59分に新安城を発車する。前後駅で先程抜かれた普通を抜き返し、有松駅下小田井駅中小田井駅に特別停車して8両で犬山駅へ向かう。

運用[編集]

ちなみに、この列車は土休日運休の列車であるため、乗りたい人は注意が必要。

基本的には3R4と呼ばれる以下の車両が運用に入る。

2019年3月までは西尾線内が準急で、新安城でも種別変更をしていたほか、以下の形式が運用に入っていた。

カオスポイント[編集]

この列車のカオスな所といえば、なんと言っても急行が普通に抜かれる、しかもその後抜き返す所であろう。あの774レですら抜かれるのは急行なので、いかにこの列車がカオスと言う事がお分かりいただけるだろう。

また、この列車の特別停車の駅数は特急系統を除けば最多で、矢作橋、有松、下小田井、中小田井の4駅で行われる。これだったら、知立まで準急、神宮前まで通勤急行、上小田井まで通勤準急種別変更で対処して良いのでは

余談[編集]

この急行は先述の通り、新安城で抜かれた普通を前後駅で抜き返すが、この普通に知立駅まで乗っていると、併結中に抜かされる快速特急に乗り継げる。そのため、西尾線から新安城で普通に乗り継がず、そのまま急行に乗っていると大きなタイムロスが生まれる。ちなみに、この普通の列車番号は875レで、平日ダイヤで唯一の美合始発である。875レは神宮前から急行に変わり、犬山線内では特別停車・待避もないため、名古屋の時点では10分差だったのが岩倉の時点で6分差に縮まる(なお、終点犬山の時点では8分差になる)。

また、この列車はかつて吉良吉田駅始発であったが、2023年3月改正で285レ特急が全車一般車かつ吉良吉田始発となったのを引き換えに、西尾始発に変更されている。

また、名鉄のダイヤ・迷列車の解説をしている名鉄ダイヤ調査室も、主さんの思う迷運用ランキングの第1位にランクインさせている。

関連項目[編集]