名鉄3300系電車 (3代)
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名鉄3300系電車(めいてつ3300けいでんしゃ)は、名古屋鉄道の所有する鉄道車両の1形式。本項ではその派生形式である3150系についても解説する。
概要[編集]
従来車の置き換えを図るために2004年に登場。以降2019年までに3300系4連15本、3150系2連22本が落成している。
構造[編集]
名鉄では2例目、本線系統に限れば初となるステンレス車で、前面のみ普通鋼、かつ規格は19m3ドアとされた。
車内は初期車のみ転換クロスシート採用のセミクロスシートで、セミクロス仕様となったのは6500系6522F、および6800系6833F以来である。2006年以降の増備分はオールロングシートに変更された。
走行機器は2000系に準じた170kWモーターにIGBT-VVVF&電気指令式ブレーキとされたが、ソフト調整により起動加速度は6000系レベルの2.0km/h/sに落とされている。なお、後期車は音がやや異なる。
台車は2009年までの製造分がSUミンデン式ボルスタレス台車、2015年以降の増備車は4000系で実績のあるモノリンク式のダイレクトマウント空気バネ台車を採用している。
運用[編集]
2022年現在、3300系4連14本、3150系2連22本が本線系統に、3300系4連1本が瀬戸線に在籍し、本線系統のうち前者は3500系や3700系、9500系と、後者は3100系や9100系と共通運用が組まれ、2〜8連を組んで使用される。塗色についても一新された。瀬戸線系統の1本は4000系と共通運用が組まれ、旧塗装のままであるが、喜多山駅高架化が済むと本線系統に転属する予定となっている。