卒業
ナビゲーションに移動
検索に移動
卒業(そつぎょう)とは、学校の規定の全課程を修了すること。卒業する児童・生徒を卒業生と呼び、学習課程を修了したことを認める卒業証書を授与する卒業式が行われる。また、これが転じて様々な物事を終了させることをもいう。(ヲタクの卒業、鉄道マニアを卒業、力士を卒業。軍隊を除隊することもいう。)
概要[編集]
児童・生徒の卒業は当該学校における規定の全課程を修了しているのは勿論のことだが、職員会議での議決を経て校長が認定する必要がある[注 1]。
尤も、義務教育である小中学校では、保護者が卒業保留を要望することは可能だが、職員会議で卒業不認定となるような事はまず無く、卒業保留を希望しても形式卒業のかたちで学校から事実上放校される。
全日制高等学校でも学年末考査で何教科も単位不認定となった場合や重篤な非違行為に走った場合を除けば会議で不認定になるケースは少ない[注 2]。
繰り上げ卒業[編集]
太平洋戦争では下級士官の戦死が相次ぎ、これを補充するため、文科系の高校生、専門学校生、大学生の徴兵猶予を停止した。学徒出陣である。この際、各学校では対応が分かれ、休学扱いする学校がある一方、卒業時期を繰り上げて卒業させる学校もあった。既に修学期間を短縮させていたが、それをさらに短縮させた形となった。
終戦後、こうした繰上卒業措置は元に復した。
期日[編集]
日本の学校は原則として4月1日に始まり、3月31日に終わる。そのため、卒業式が終わっても、日本の当該児童生徒学生は学籍を失わず、3月31日[注 3]まで学籍が存在する[注 4]。
日本国外は、6月30日を年度末とする国が多数である[注 5]。