校長

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校長 (こうちょう、principal) は、学校などの教育機関における最上位の職員で、その機関における責任者。

概要[編集]

原則として高校以下の各学校に1名置かれるが、分校には置かれない。
副校長教頭と共に教育管理職のポジションにあり、授業は原則担当しないが、得意分野に限って週1時間程度授業を担当するケースもある。
校長に就任するにあたって教員免許のような特別な資格は必要ないが、公立学校では基本的には経験を積んだベテラン教師が教頭への昇任や教育委員会事務局の部署長勤務を経て就任することが多い。私立・国立でも多くは同様だが、私立学校でその学校の法人の理事を務めている場合や国立大附属学校で大学教授が兼任する場合も多い。

校長は学校の代表者として遠足修学旅行等の引率にあたることがある。
生徒等の不祥事に対し処分を下す際は校長の名において行われ、児童生徒の卒業や進級は職員会議での議決を経て、校長が認定を行う。

なお大学の長は、学長あるいは総長[注 1]と呼ぶ。

校長と子供の関わり[編集]

校長と子供が関わる場は前述の校外に出る行事の引率に限らない。

などが挙げられる。挨拶・講話・祝辞が長いのはだいたいどの世代にも共通する話題である。

旧制下[編集]

旧制下の中学校以上の校長は、現在でいうキャリア国家公務員相当の職でマネジメントのプロのポジションだった。官立学校では奏任官、道府県立学校では奏任官待遇とされた。
親任官である陸軍大将に処せられた秋山好古が、軍役引退後に官吏待遇では下位の県立中学校校長に就いた際、「わざわざ下の地位…」的な見方をされたそうである。

脚注[編集]

  1. これは当初の帝国大学が分科大学制を取っていて、学長が複数いた名残である。
出典