北海道札幌白石高等学校

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北海道札幌白石高等学校(ほっかいどう さっぽろしろいしこうとうがっこう)は北海道札幌市白石区にある道立高等学校。

概要[編集]

1977年4月1日に開校する。

まだ出来立てほやほやの公立新設校だった1980年当時、卒業生を数名、北海道大学の水産学部に送り込んだことで地元のマスコミなどで記事になり、注目されていた。校風は文武両道の進学校を目指していたとされる。いろいろ独自のカラーが多い高校だった(後述)。近年ではサッカー部と吹奏楽部が強い事でつとに有名である。校則はやや厳しめ。

特色[編集]

1980年代当初の制服は男子は詰襟の学生服にチャコールグレーのスラックス、女子はチャコールグレーのブレザーに赤い棒タイだった。

自転車通学生は中が発泡スチロールで出来た白いヘルメットをかぶっていた。事実、このヘルメットでけがを免れた通学生徒がいた。

勉強の妨げにならないように、修学旅行は春休み中に行われていた。

白石高体操というオリジナルの体操があった。新入生はこれを覚えるのに一苦労した。

勉強をするだけのための合宿があり、当時は珍しかった。

西陵高校と定期戦(白西戦)を行っている。手稲の山猿と白石の泥炭地とお互いにそう呼んで応援合戦をしていた。

白西戦スコア[編集]

  • 第一回戦1979年 男子杯5-2 女子杯2-1 白石高勝利
  • 第二回戦1980年7月17日土曜日 引き分け 男子杯7-0 女子杯2-4 場所 西陵高校
  • 第三回戦1981年6月25日 男子杯5-6 女子杯4-4 西陵勝利 場所 両校 一般生徒も参加できるようになった
  • 第四回戦1982年6月16日 スコアは男子杯4-7 女子杯6-3 場所

学校祭では行燈行列を行っている。

冬の2月ごろになると雪で壁を作って二組に分かれ白戦会という雪中運動会が行われる。

1982年の10月6日、道教委から体力づくりの優良行に選ばれる。

校歌[編集]

作詞 細川征一 作曲 米谷久男

校訓[編集]

創造 自立 友愛

行事[編集]

  • 4月入学式・対面式・見学旅行
  • 5月or6月遠足
  • 6月高体連
  • 7月白西定期戦・夏季球技大会
  • 8月学園祭
  • 9月宿泊研修
  • 10月マラソン大会・秋季球技大会
  • 11月生徒総会
  • 1月壮行会(合格祈願餅つき大会)
  • 2月予餞会・白戦会
  • 3月卒業式

その他12月には三年生創作ダンス発表会があった。

部活動[編集]

バトミントン部、ハンドボール部、硬式庭球部、軟式庭球部、卓球部、野球部、柔道部、剣道部、サッカー部、陸上部、バレー部、バスケットボール部、体操吹奏楽部、合唱部、美術部、書道部、写真部、郷土研究部、生物部(理科部)

吹奏楽部成績[編集]

  • 1979年全道大会銀賞
  • 1980年全道大会金賞
  • 1981年全国高等学校文化祭 B編成金賞
  • 1982年全道大会 A編成金賞

余談[編集]

出来立ての新設校だったが場所が地方だったので、自転車置き場にモグラが出たり、校舎の前を馬が闊歩してたりと、いろいろ田舎風味溢れる高校だった。

周囲に店などはなく、地下鉄白石駅マクドナルドが憧れの的だったという。

部活で覚えているのは、学園祭で郷土史研究会がNゲージのジオラマを展示していたので鉄道模型マニアの私としてはとても羨ましく思った

1981年1月7日フィールズ賞を受賞した広中平祐が『素心深考』という言葉を白高生のために残した。これは広中平祐の座右の銘でもある。

関連項目[編集]