合唱
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合唱(がっしょう)とは、声楽の形態の一つで、複数の人間が複数の声部に分かれて各々の声部を複数で歌うものである。
概要[編集]
パートの数によって二部合唱、三部合唱、四部合唱、独唱の有無、伴奏の有無、声の性質などによって分類される。
日本では主に学校の合唱コンクール、入学式の入学を祝う歌、卒業式の卒業を祝う歌という形で多くの人が合唱を経験する。合唱は全員に楽器を行き渡らせる必要がなく、演奏は音楽教員1人が担当またはCDラジカセによる録音音源で出来るという気軽さからほとんどの学校が何らかの形で合唱を行っている。しかし音楽の授業は小学校と中学校のみ全員必修であり、高等学校では選択科目扱いとなるため、高校以降では合唱を経験する機会は減る。
なお多くの学校で合唱コンクールを行っているのは校内暴力などで学校が大きく荒れて問題視された時代に学級をまとめ、団結を深める手段として流行った名残りと言われ、荒れた学校を合唱で立て直すというストーリーは道徳教育の教材にもなっている。しかし校内のコンクールで1位を取らせる事ばかりを重視する事例があまりに目立って音楽教科で何を学ぶのかという目的を軽視する傾向が強くなりすぎたためか、2008年に改訂された中学校学習指導要領から合唱が削除されている。