吹奏楽部

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吹奏楽部(すいそうがくぶ)とは、部活動の一種で、吹奏楽による演奏を活動内容とする部活動である。「ブラスバンド」(略称は「ブラス」)など金管楽器を主体とするため、ホルンとか打楽器系は軽視されがちである。弦楽器は含まれない。

概要[編集]

中学校高等学校の学校公認部活動としてはかなりメジャーな部類で、運動部・文化部双方の性質を持つ。普段は演奏の練習に励み、体育祭・文化祭等校内での演奏披露、地域住民向けの演奏会やコンクールへの出場を目標とする。顧問には音楽教科担当の教員が就任することが多いが、音楽科担当の教員が非常勤講師のみなどの理由で音楽科以外の教員が顧問に就くこともある。

全国コンクール常連の強豪校クラスになると先輩後輩の上下関係の厳しさや部内の雰囲気が運動部と遜色なく、入部テストで門前払い、入部できたとしてもコンクールに向けての選抜テストで不合格となることも珍しくないという。強豪校では運動部の病とも言える

  • 顧問教員の過労・部員に対する暴言
  • 部員間でのしごき・いじめ
  • 過度の長時間練習・休日返上の練習
  • 楽器購入費や遠征に伴う交通費など保護者への負担

といった問題を抱えていることもあり、実際に過度の長時間練習が間接的要因となって部員が自殺する事件が起きている。

詳細は「柏高校吹奏楽部自殺事件」を参照

一方、コンクール出場を目標とせず、校内での演奏や地域住民向けの演奏会を活動の主軸に置く学校も多い。
当然のことだが、楽器演奏が苦手な者が入ることは推奨されない。いわゆるクラシック音楽系の方々には、「ドンチャカ」「ドガチャカ」「チンドン屋」と蔑視されることも多い。

あるある[編集]

「デブはピッコロ」「背が高いからチューバ」「ガタイがよくて器用そうだからトランペットかトロンボーンかコルネット」「陽キャでノリが良さそうなのでスネアドラム」「陰キャで持久力がありそうだから大太鼓」といった話は吹奏楽部あるあるである。

野球部との関係[編集]

春と夏の甲子園大会に野球部が出場することになると大概吹奏楽部が応援演奏のために駆り出される。特に夏は炎天下で演奏をしなければならない、コンクールに向けての練習時間が削られるなどの不満を抱く者も多い。[1][2]

更に運悪く修学旅行の時期と野球部の甲子園出場がかかった大会の時期が重なってしまい、この応援に駆り出されることになると吹奏楽部員も修学旅行を欠席せざるを得なくなる場合も。

脚注[編集]