中等教育
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中等教育（ちゅうとうきょういく）とは、初等教育より高度だが高等教育よりは専門性が低い汎用的な教育を指す。
概要[編集]
日本では一般的に中学校と高等学校および特別支援学校中学・高等部の合計6年間の教育、もしくは高等専修学校の後期3年間の教育を指す。
小学校、特支小学部、幼稚園が該当する初等教育、および大学、短期大学、高等専門学校、高校専攻科、専門学校（専修学校専門課程）、各種学校（一部）などが該当する高等教育の間に位置する。
中等教育は多くの国で前期と後期に分かれており、前期中等教育では普通教育、後期中等教育ではより高度な普通教育と専門教育をそれぞれ提供する。日本では前期中等教育は中学校、後期中等教育は高校および高等専修学校が当てはまる。
学制改革後の日本では少なくとも前期中等教育は義務教育の範囲に含まれるため全ての子供が受ける権利を有している。後期中等教育は義務教育の範囲を外れ、その後の進路は当人の自由に任せられているが、ほとんどの中学生が後期中等教育の受講を希望して高校受験を経て高校進学をすることを選んでいる。というのも、第一次オイルショック以後、高校に進学せずに中学校卒業で就職できる場がほぼなく、加えて中卒世代の若者の起業が冷淡に見られているのが、その大きな要因となっている。
その他[編集]
旧学制での日本では、4〜5年間の旧制中学校などの旧制中等学校や師範学校の2年制予科、青年学校の本科が該当した。
関連項目[編集]
- 定員内不合格 - 後期中等教育が個人の希望通りに受けることができない問題。