スバル車の特徴

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本項ではSUBARUが製造する自動車における特徴を記す。

外観[編集]

現在のスバルのデザインは直線を基調としているものも多く、2023年現在のデザインとしては「コの字」型のライトを主に採用している。また、ターボ車にはフードスクープが設けられているのも特徴である(5代目フォレスターなど一部を除く)。かつては流線形のデザインも多くみられていたり、時代ごとに方向性がばらばらであるとも指摘されている。

WRブルーに代表される青系と金ホイールの組合せの人気が非常に高く、WRCのイメージも相まって往年のスバルを代表するカラーとまで言われていた。しかし、乗っているドライバーの印象からキモオタブルーと呼称されることも多く、あえて青を避けるユーザも少なくない。

内装[編集]

よく言えば質素、悪く言えば古臭いものである。特に90年代の内装は他メーカーの一世代前と言われるほどであり、操作性は良いものの質感やデザインはそれなりであった。インプレッサの登場以降に製造されたスバル車(自社開発に限る)はほぼレガシィの派生であり、差別化が図られているとはいえクラス間で全く同じ内装ということも珍しくない。例えばインプレッサとフォレスターの内装は初代からほぼ同様であり、WRXレヴォーグも基本的に似たデザインのものを採用している。極めつけはステアリングハンドルであり、現行モデルのハンドルはほぼ同じデザインである。もう少し差別化できないものか。かつて採用していた車種専用マークを使用するなど、同一のデザインでも違いを見せてほしいものであるが難しいだろう。

シートはターボモデルや一部のスポーツモデルはヘッドレスト一体型のセミバケ風シートであることが多く、それ以外は普通のヘッドレスト分割式シートである。そのため、うっかりターボモデルを購入してしまうとヘッドレスト固定タイプのカーアクセサリは使用できない。

ターボモデルなどのホットモデルはデッドニング加工が最低限かそもそもされていないことも珍しくない。そのため走行音などの外部からの音が入ってきやすく、静寂とは無縁である。もっとも、近年の静かな車になると内部からの異音が気になってくるものである。

メカニズム[編集]

何かとピストンを横に向けたがるポルシェとは違い、ステアリング機構のある前方に搭載するためエンジンを搭載するスペースに制約があり、燃費の面で相当に不利なエンジンであるが、スバルのアイデンティティとして手放せない一つになってしまっている。そのためプラグ交換の手間やオイル漏れに悩まされる結果となる。また、四輪駆動が大好きなメーカーの一つでもあり、2023年現在の自社開発モデルはもれなく四輪駆動が設定されている。なお、スバルにおいては4WDをAWDと表記しているのも特徴であり、水平対向エンジンとの組み合わせで「シンメトリカルAWD」を標榜している。同じ型のエンジンを30年以上改良し続けて搭載していたことも話題になるが、トランスミッションも基本的に平成初期のものを改良し続けて、中にはそのまま採用していたこともある。現在はリニアトロニックというCVTに統一され(BRZや海外仕様を除く)、比較的まともなペースで改良が進んでいる。

何かと安全を重視しており、アイサイトや歩行者用エアバッグなどを標準装備している。ボディ自体も強化されており、特に2代目インプレッサのピラーが一般的な救出道具で切断できないほど硬かったのは有名な話である。

こういったメカニズムの他、CVTや市販四輪駆動乗用車、日本における前輪駆動の元祖という実績や航空機メーカーを前身とする技術を売りにしたメーカーであることからスバルの魅力にとらわれてしまったユーザが年々増加している。一方、燃費の悪さからトヨタホンダのような環境にやさしい車に目覚めて流出するユーザも多いとか。

軽自動車[編集]

かつてスバルは軽自動車を自社で製造しており、なかなかに尖った特徴を持つ車が多かった。ヴィヴィオの直列4気筒スーパーチャージャー+AWDはもとより、軽トラックであるスバル・サンバーエンジンレイアウトや耐久性などが愛されていた。

現在はトヨタの完全子会社となったダイハツ製の軽自動車を販売しているにとどまっている。

関連項目[編集]