スバル・ヴィヴィオ

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ヴィヴィオ(VIVIO)とは、かつて富士重工業が生産していた軽自動車である。

概要[編集]

1992年にスバル・レックスの後継車種として登場した軽自動車である。現在は珍しくなった4気筒エンジン(EN07)を搭載する軽自動車であり、軽自動車でありながらスーパーチャージャーを装備するモデルもあるのが特徴。 衝突安全性も優れており、軽自動車でありながら当時の普通車規格で設計が行われており、優れた剛性にもつながっているとされる。駆動方式は前輪駆動四輪駆動が設定され、四輪駆動はパートタイム式とフルタイム式が用意されていた。

ボディタイプはハッチバックがメインであるが、タルガトップの2ドアオープン仕様も限定販売されていた。外見上も通常のタイプとクラシカルなビストロシリーズが設定されており、スズキ・ワゴンRダイハツ・ムーブのような軽トールワゴンへ需要が移り行く中でも順調に売れていたという。この売上成績を見てスバル・インプレッサのカサブランカが販売決定されたのではないかと勘繰るユーザもいる

モータースポーツにも参戦しており、軽自動車ながら上位クラスに匹敵するような走りを見せることもあった。実際、1993年のサファリラリー参戦時にはコリン・マクレートヨタのワークスチームが駆るセリカを上回るタイムで走行していたが故障によりリタイア。グループA5で出走したパトリック・ジルは総合12位で完走し、クラス優勝を飾っている。

車名の由来[編集]

英語のビビッド(VIVID)と排気量の660をローマ数字にした「VI VI 0」に由来する造語である。

関連項目[編集]