ちちんぷいぷい (テレビ番組)のコラボレーション企画
テレビ番組『ちちんぷいぷい』のコラボレーション企画について記述する。
他局とのコラボレーション企画[編集]
2005年9月9日、司会の角淳一が関西テレビ『痛快!エブリデイ』に生出演。この週は『エブリデイ』が放送3000回を迎えた記念すべき1週間であり、金曜の企画「こんとい亭」のゲストとして角が関西テレビの番組に初めて出演した。角がゲストということで、CM前のジングルも本番組で使われている物と同じ音楽を使用、さらに、『ぷいぷい』のCM前カットに『痛快!エブリデイ』と書かれたのがCM前カットとして使われた。そして、同日の本番組に『エブリデイ』の司会を務める落語家の桂南光が生出演。角が『エブリデイ』に出演した時の模様が『ぷいぷい』で紹介された。この日は本番組と『エブリデイ』の"コラボレーション"が実現した日でもあった。
南光は2006年4月から、本番組へのレギュラー出演を開始(2009年3月まで水曜日)。角は、『エブリディ』への出演後、『ムハハnoたかじん』(関西テレビ、2009年3月放送終了)や『なるトモ!』(読売テレビ、2009年3月放送終了)や各種イベントにも登場した。その際には、出演者・参加者の言動や演出が、『ぷいぷい』をかなり意識したものになっていた。
コラボレーション商品[編集]
「ちちんぷいぷい 角の☆印弁当」[編集]
本番組とセブン-イレブンの共同開発により、2009年5月27日から関西地区のセブン-イレブンで2週間限定で発売されたすき焼き弁当。「地産地消」をテーマに、近畿2府4県で生産された食材のみでおかずを構成したため、「関西を元気にするコンビニ弁当」というキャッチフレーズが付けられた。2週間の売り上げは約50万食(発売終了後に当番組で発表)。発売期間中には、角が登場する弁当のスポットCMが、毎日放送のテレビ限定で放送されていた。
「ちちんぷいぷい コラボパン」[編集]
当番組では、山崎製パンとのコラボレーションで、2010年・2012年・2015年にオリジナルの菓子パンや総菜パンを開発。期間限定のプロデュース商品として、主に近畿地方のスーパー・コンビニエンスストアで発売した。
2010年(角パン・西パン)[編集]
2010年6月15日から8月30日まで発売。淡路島・神戸で収穫されたいちじくから作られたオリジナルのいちじくジャムを使用した角プロデュースの「レーズンコロネ いちじくジャム&れん乳ホイップ」「ランチパック いちじくジャム&れん乳ホイップ」(以下「角パン」と略記)、出身地である岡山県のご当地グルメ・デミカツ丼をパンにした西プロデュースの「デミカツパン」(以下「西パン」と略記)の3種。宣伝隊長としてU.K.が「パンだパンいちろう」として宣伝活動を、近畿地方や徳島県などのスーパー・コンビニなど各地で行い、その模様は発売後、毎日番組内で静止画で紹介された。また当時参院選が行われる時期だった事にかけて、「パン院選」という、3種のパンのうち、売上がトップになるのはどのパンかを視聴者が予想する企画も行われ、「デミカツパン」が1位となった。8月には460万個を超える大ヒット商品となり、山崎製パンの社員が2010年7月31日に毎日放送に訪れ、角にヒット御礼の特製ケーキを贈呈した。この模様は2010年8月2日の番組内で放送された。最終的な売上個数は、「角パン」の総計で約500万個、「西パン」で約173万個であった。
2012年(ウルトラパン大作戦)[編集]
レギュラーアナウンサーの西・河田・山中・大吉が2011年9月中旬からプロデュースに携わった以下のパンを、2012年1月23日(月曜日)から3月31日(土曜日)まで関西地方限定で発売。「ウルトラパン大作戦」と称するキャンペーンを通じて、4種類のパン合計で「角パン」の累計売上個数を更新することを目指していた。
- 西:「愛の新婚朝ごはん 目玉焼き風&ソーセージパン」(以下「西パン」と略記)
- 山中:「つぶあん&ヨーグルト風味ホイップパン」(以下「山中パン」と略記)
- 河田:「ランチパック トマトジャム&トマト風味ホイップ」(以下「河田パン」と略記)
- 大吉:「味噌だれ風味の豆腐ハンバーグパン」(以下「大吉パン」と略記)
「ウルトラパン大作戦」は、ウルトラシリーズを制作した円谷プロダクション公認のキャンペーンで、名前には「ウルトラ級(500万個)の売上を記録した角パンを超えたい」という上記4人の願望を込めていた。
折しも、2012年にウルトラシリーズが開始45周年を迎えることから、当番組では同シリーズにちなんだポスターをキャンペーン用に製作した。ウルトラマン風の西・河田・山中・大吉がそれぞれ清水の舞台から飛び降りる構図のポスターで、ウルトラ隊員風の衣装に身を包みながら販売店でのキャンペーンや取材を担当する「ウルトラパン宣伝隊員」のくっすん・市川義一・酒井藍(吉本新喜劇)に加えて、既に当番組のレギュラーを退いていた角も「ウルトラパンの父」として描かれている。
また当番組では、前述の「パン院選」に続いて、ハガキ限定の視聴者参加企画「ハガキで4連パン」を発売1週目(1月23日~27日)に実施。競馬の三連単予想にちなんで、発売1週間(23日~30日)のパンの売上個数の多い順に1位から4位まで予想させる企画で、31日(火曜日)の放送中に以下の結果を発表した。この結果は5番人気の予想と一致していたため、的中者から抽選で5名にルンバ (掃除機)のハイエンド・モデルを進呈している。
- 1位:西パン(83万990個)
- 2位:山中パン(67万1,375個)
- 3位:大吉パン(63万1,628個)
- 4位:河田パン(54万2,210個)※発表後に始まった「2012年ヤマザキ春のパンまつり」対象商品
なお、「ハガキで4連パン」に想定を上回る数の応募(約6万通)があったことから、当番組では同企画の続編として「今週の○○パン」(番組で毎週指定する1つのパンについて、上記4つのパンの中での売上の順位を1週間単位で予想させる企画)を実施。2月10日(金曜日)には、上記のパンを販売していない東京都内の円谷プロ本社において、「ウルトラパン宣伝隊員」の酒井が同社のスタッフ(特殊技術の彫刻家として知られる品田冬樹など)にパンを差し入れた模様のVTRも放送した。
4種のパン合計での累計売上個数は、発売1週間時点で約267万個で、前回の「角パン・西パン」(約199万個)から大幅に増加[注 1]。発売3週間目には、「西パン」単独での累計売上個数が100万個を超えたのをはじめ、売上総数が約350万個に達した[注 2]。さらに、2012年2月第3週の時点で、売上総数が500万個を突破。発売開始から1ヶ月足らずで、「角パン」の売上記録を更新するに至った[注 3]。
2月6日の放送には、角が「ウルトラパンの父」としてVTRで登場。「西パン」に200万個、「山中パン」「河田パン」「大吉パン」に各100万個の売上目標を課したうえで、目標を達成できたアナウンサーには「ウルトラパン」(ウルトラマン風の着ぐるみをまとったキャラクター)として販売店への「達成御礼行脚」に出向くことを求めた。その結果、4種のパンの最終売上総数は578万5,682個に達した。以下では、4月3日放送分で発表された種類別の内訳を記す。
- 西パン:186万8,234個(目標未達で「ウルトラパン」への変身ならず)
- 山中パン:150万9,204個(最初に目標を達成→「ウルトラパンエース」へ変身)
- 大吉パン:123万2,646個(2番目に目標を達成→「ウルトラパンタロウ」へ変身)
- 河田パン:117万5,598個(3番目に目標を達成→「ウルトラパンセブン」へ変身)
ちなみに、「ウルトラパン」に変身した山中・大吉・河田は、円谷プロ制作の特撮映画『ウルトラマンサーガ』の大阪舞台挨拶(3月24日)にも登場。パンの販売期間末期には、同作品の公開直前と重なったこともあって、同作品の出演者(DAIGOなど)がVTRを通じて当番組にエールを送っていた。
2015年(ラッキーパン大作戦)[編集]
「ウルトラパン大作戦」にも関わっていた大吉に福島・豊崎を加えた3名のプロデュースによるパンを、2015年11月24日(火曜日)から2016年1月31日(日曜日)まで発売した。
基本として関西地方のスーパーマーケット・コンビニエンスストアで販売していた[注 4] ため、当番組では同年10月27日放送分から、火曜日を中心に第2部(関西ローカルパート)でプロデュースやキャンペーンの模様を紹介。第1部で北海道放送との相互ネットを実施することから、番組内のメニュー映像には、北海道内の視聴者に対する配慮から「関西のスーパー・コンビニで発売」「関西にお越しの際のお土産に」というメッセージを必ず表示していた。
3名が個別にプロデュースを担当した製品は以下の通り。山崎製パンが関西地区で運営するパン工場単位でのプロデュースで、作戦名の由来は、3名とも苗字に「ラッキー」を連想させる縁起の良い漢字(「大吉」「福島」「豊崎」)が入っていることによる。
- 大吉:ランチパック「明石焼き風味とそばめし風味」(主に大阪第一工場で生産:通称「大吉ランチパック」)
- 福島:コッペパン「苺のゼリー入りクリーム&つぶあん」(主に京都工場で生産:通称「福島コッペパン」)
- 豊崎:メロンパン「ブラン入りメロンパン・メロンパンゼリー入り豆乳クリーム」(主に大阪第二工場で生産:通称「豊崎メロンパン」)
当番組では、上記の製品の発売を機に、製品のPRと人気調査を担当する「宣伝隊員」に市川と藤林を起用。また、過去の企画に続いて、売上1位の製品を視聴者にハガキで予想させる企画を12月4日(金曜日)まで実施した。同月8日(火曜日)には、発売初日から放送前日(7日)までの2週間にわたる累計販売個数を、以下のように発表[1]。予想が的中した参加者から、抽選で3名にトースターを進呈した。
- 福島コッペパン:677,139個
- 豊崎メロンパン:673,355個
- 大吉ランチパック:595,569個
「ぷいぷい飴」[編集]
当番組とUHA味覚糖のコラボレーションによる袋入りの飴で、2013年4月22日から近畿地方および徳島県内で期間・個数限定発売。「ぷいぷい飴」は1袋210円で、西・河田・山中のプロデュースによる以下の飴を詰めている。さらに、「ぷいぷい飴」にオリジナルの巾着袋を付けた数量限定の「巾着袋入りセット」を、1袋368円(いずれも希望小売価格)で発売している。
- 西(西あめ):「日頃の感謝を込めてありが糖 岡山マスカット黒糖あめ」
- 河田(河田あめ):「うれしい春におめで糖 満開桜ミルクあめ」
- 山中(山中あめ):「もうちょっ糖頑張りたいあなたへ 元気わくわくサイダーあめ」
当番組では、「ぷいぷい飴」の発売を機に、今別府と市川によるキャンペーンユニットとして「あめちゃんご縁つなぎ隊」を結成。外出中に飴を持ち歩く女性(主に中高年)1,000人を対象に、手持ちの飴1個を「ぷいぷい飴」から好きな1種類の飴と交換したうえで、選んだ飴の名前にちなんだテーマ(ありがとう・おめでとう・もうちょっと)でエピソードを披露させる街頭ロケを発売開始から2週間にわたって実施していた。また、当番組で放送のスポットCMでは、「アメマ」というギャグで知られる間が通天閣の屋上で「発売宣言」を絶叫している。
さらに、交換の際に女性が選んだ飴の多さを基準に、「ぷいぷい飴」の人気順を予想させるハガキ限定の視聴者参加企画「飴ですけどグアム旅行プレゼント」も実施。「1位:河田あめ、2位:山中あめ、3位:西あめ」という予想を的中させた視聴者から、抽選で1名に3泊4日のグアム旅行の権利を進呈した。
2014年には、西・河田に加えて、山本浩之もプロデュースに参加。当初は西・河田・山本のみで進める予定だったが、5月からは、山中も自身の希望でプロデュースに加わった。そして、8月5日から1袋各389円(希望小売価格)で発売された。本年は全ての飴を一商品に詰めていた前年と異なり、以下の商品ごとに販売するとともに、商品ごとに違った以下のオリジナルのおまけを付ける形式とした。
- 西「西 つるつるe-ma」(e-maのど飴をベースに開発した卵型の「ミルクセーキ味杏仁あめ」) おまけ・e-maケース
- 河田「河田 のびのびあめ」(ぷっちょをベースに開発した「高野豆腐バナナぷっちょ」・「ピーナッツバナナぷっちょ」) おまけ・巾着袋
- 山中「山中 らんらんグミ」(ザクロ味・ソーダ味・ヨーグルト味・ジンジャーエール味でぷいぷいさん一家の形をしたグミ) おまけ・ミニトートバック
- 山本「ヤマヒロ ぴかぴかあめ」(はちみつカモミール味がベースの「マンゴーあめ」・「金箔入りブランデーあめ」) おまけ・あめちゃん缶
当番組では、前年に引き続き、発売期間中に、すっちー・「いっちー」(市川)・「だいきっちー」(大吉)によるキャンペーンユニット「ぷいぷい飴宣伝隊」を結成。近畿各地の販売店を訪れた模様を番組内で紹介していた。
さらに、「ぷいぷいアメデミー賞」を設け、以下の部門賞と「アメデミー賞」を8月20日(水曜日)に番組内で発表した。
- 出演者&スタッフ部門(1位:「らんらんグミ」(2位:「ぴかぴかあめ」、3位:「のびのびぷっちょ」、4位:「つるつるe-ma」))
- 販売部門(1位:「ぴかぴかあめ」(2位:「つるつるe-ma」、3位:「らんらんグミ」、4位:「のびのびぷっちょ」))
- ハガキ部門(1位:「ぴかぴかあめ」(2位:「のびのびぷっちょ」、3位:「つるつるe-ma」、4位:「らんらんグミ」))
- ぷいぷいアメデミー賞(「ぴかぴかあめ」が受賞(2位:「らんらんグミ」、3位:「のびのびぷっちょ」、4位:「つるつるe-ma」)。)
なお、ハガキ部門で「ぴかぴかあめ」に投票した視聴者から、抽選で2名に「あんめん(安眠)」できる東京西川製の高機能マットレスを進呈した。