食品産業
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食品産業(しょくひんさんぎょう、英: Food industry)は、食料品の供給に関係する産業の総称であり[1]、食料品の流通業や加工業、外食産業などを含む。農畜産物や水産物、林産物を加工して、パンや菓子、乳酸品、ビール、ジュース、調味料や冷凍食品などの食料品を生産する。醸造業、乳製品工業、缶詰工業など。
食品工業[編集]
たとえば小麦粉からパンをつくったり、果物からジュースをつくったりするように、農産物や畜産物、水産物を加工して加工食品をつくる産業である。
肉からハムを作ったり、魚からカマボコやちくわを作るのも食品工業である。スーパーで売られているようなカレーライスのルーを作ったり、インスタントラーメンなどをつくるのも食品工業である。牛乳からバターやチーズなどの加工した乳製品をつくるのも食品工業である。小麦からビールを作るのも、コーヒー豆からインスタントコーヒーを作るのも食品工業である。大豆から味噌を作ったり、醤油をつくるのも食品工業である。
調味料を作ったり、コメの精米や、小麦の製粉、漬物、缶詰食品などの保存食づくり、お菓子工場のお菓子づくりなど、食品工業にはたくさんの種類がある。
特に農業が盛んな北海道、鹿児島県、沖縄県では、製造品出荷額の3~4割、雇用の面では全製造業の従業者の4~5割を占めるなど、地域経済の安定に重要な役割を果たしている[2]。
脚注[編集]
- ↑ “食品産業とは” (日本語). コトバンク. 2022年5月13日確認。
- ↑ “食品産業の役割と動向”. 農林水産省. 2020年12月16日確認。