都農神社
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都農神社(つのじんじゃ)は、宮崎県児湯郡都農町にある神社。式内社、日向国一宮。旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。明治以前は「宮崎社」「宮崎宮」とも称されていた。地元では「一の宮神社」とも呼ばれる。
祭神[編集]
- 大己貴命 (おおなむちのみこと)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)に同じ。古くからの都農町一帯の守り神であることから、土地の神として大己貴命を充てたものであるとされている。
概要[編集]
都農駅からおよそ2キロの地点にある神社。社伝によると、この神社は神武天皇が宮崎宮を発して東征の途についた際、国土の平定と戦勝を祈願したことに始まるといわれる。仁明天皇や清和天皇からそれぞれ位階を与えられ、延喜式では小社に列した。
天文18年(1549年)、日向国の戦国大名・伊東義祐から社殿を改築された。その義祐が島津義久に敗れて豊後国の大友宗麟を頼ったことにより発生した天正6年(1578年)11月の耳川の戦いにより、兵火にかかって古文書ともども神社は焼失した。
江戸時代になり、高鍋藩の秋月氏がこの地を支配するようになると、藩主の秋月種孝により元和3年(1617年)11月に社殿が再興され、さらに元禄5年(1692年)に秋月種政によって修築が行われた。このように高鍋藩の歴代藩主から厚い尊崇を受けたが、その理由は疱瘡や田畑の害虫除けに霊験があるとされていたためという。現在の社殿は幕末の安政6年(1859年)に改修されたものである。
境内には庭園があり、一の宮公園として開放されている。夏や冬に2度、例祭が行われ、夏は8月1日から8月2日、冬は12月4日から12月5日に行なわれる。
アクセス[編集]
外部リンク[編集]
- 日向国一之宮 都農神社(公式サイト)
- 都農神社(國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」)