神社
神社とは、神道において神を祀る施設である。とはいえご神体はないことが多く、円形の鏡(八咫鏡を模しているらしい)が置いてあることが多い。
概要[編集]
神様を祀る施設が神社である。毎年正月や(初詣)、願い事がある時にお参りする習慣がある。
構造[編集]
入口に門があり、鳥居と呼ばれる。鳥居から神社に入るのが本筋だが、大規模な神社だと本殿から鳥居まで長い距離があり、その間に入口があることもよくある。
拝殿の近くには、手や口を清めるための水が湧いている「手水舎(ちょうずや)」がある。おおむね参道の向かって左側にある。
拝殿には、参拝客が寄付を行うための賽銭箱がある。また、拝殿には鈴がつけられている。また、「百度石」は手水舎よりも手前にあることが多い。「お百度参り」の都合があるからである。
礼拝の作法[編集]
基本的に(拝殿に向かって)左側通行というのは憶えておくといい。初詣とかでごったがえしているときに、鳥居の真ん中をくぐるとイヤな顔をされることもある。
べつに気にしなくてもいいのだが、手水舎で柄杓で水を汲んで左手を洗ってから柄杓の水を左手に注ぎ、それで口を漱(くちすす)いでから右手を清め、柄杓の柄を清めるという一連の動作がある。つーても、ここまで気にするのは自閉の疑いが強いので、適当でよろしい。参詣者が多いときにいちいちこれをやっていると迷惑ではあるので、「気分の問題」であると割切ろう。
鈴を鳴らした後、礼拝(多くの神社では、「二礼二拍手一拝」を行うのが参拝の一般的な手順であるが、「一拝」のときに、神佛混淆のころの癖が出てしまい、つい手を合わせてしまうことが多い。これをやると、たまに「神様が心配してついていらっしゃる」ことがあるという霊能者の意見があるので、鳥居を出てから「ありがとうございました」という気持を込めて一礼して「心配しないでください」と挨拶するという作法もある。
鎮守の森[編集]
境内には鎮守の森多くの巨木が存在していることも多く、ときに在来野生生物(および在来植物)の宝庫ともなっている。明治神宮はまるごと鎮守の森であるし、鶴見の総持寺も神佛混淆の頃からの寺社であるため、在来樹種を中心とした森林形成を明治神宮に倣って植樹を行なっている。
分布[編集]
大規模なものから、小規模なものまで様々な神社がある。大規模なものの多くは観光地となっていて、全国から参拝者が訪れる他、参拝目的で建設された鉄道路線も多い。また、昔からの集落では、集落を代表する神社があり、産土神と呼ばれる。なお、複数の集落の産土神となっている神社もある。