解放社
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解放社(かいほうしゃ)は、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(通称:革マル派)の出版社、拠点事務所。
概要[編集]
東京都新宿区早稲田鶴巻町に本社が存在し、全国に6支社を置く。かつては中野区東中野にあったが、1975年12月に渋谷区初台、その後に現在地の早稲田に移転した[1]。
元国鉄管理局労働課長の宗形明によれば、革マル派は、創造社を除く解放社などの施設を1982年から1989年までに新築したり購入したりしている[2]。
公安調査庁の『内外情勢の回顧と展望』(2012年1月)によれば、約20人が居住している[3]。他に革マル派系の出版社として「こぶし書房」、「KK書房」(旧名:あかね図書販売)が存在する。
出版物[編集]
定期刊行物[編集]
- 機関紙『解放』(週刊)
- 機関誌『新世紀』(隔月刊、発売:KK書房)
書籍[編集]
- 日本革命的共産主義者同盟・全国委員会革命的マルクス主義派編『逆流に抗して――革命的共産主義者の闘い』(1967年、第3刷)[4]
- 藤原隆義『わが革命をめざして 藤原隆義=杜学論集』全3巻(1978-1979年、発売:こぶし書房)
- 現代社会問題研究会編『神戸事件の謎――「酒鬼薔薇聖斗」とは?』(1998年、発売:あかね図書販売)
- 日本革命的共産主義者同盟政治組織局編 『革命的共産主義運動――その理論と歴史』(2001年、発売:あかね図書販売)
- 唐木照江、岩倉勝興、岡本夏子編著 『黒田寛一のレーベンと為事』(2001年、発売:あかね図書販売)
- 風森洸編著『暗黒の21世紀に挑む――イラク戦争の意味』(2005年、発売:あかね図書販売)[5]
黒田寛一の著作[編集]
- 編著『日本の反スターリン主義運動2』(1968年)
- 編著『政治判断と認識』(1999年、発売:あかね図書販売)
- 編著『マルクスルネッサンス』(2002年、発売:あかね図書販売)
所在地[編集]
- 本社:東京都新宿区早稲田鶴巻町525-3
- 北海道支社:北海道札幌市北区北37条西7丁目4番10号 創文ビル
- 東海支社:愛知県名古屋市中区千代田3丁目18番30号
- 北陸支社:石川県金沢市高尾台2丁目243番地
- 関西支社:大阪府大阪市東淀川区豊新5丁目6番5号
- 九州支社:福岡県福岡市南区野間2丁目9の12
- 沖縄支社:沖縄県浦添市城間3丁目26番13号[6]
脚注[編集]
- ↑ 立花隆『中核VS革マル(下)』講談社(講談社文庫)、1983年
- ↑ “検証 JR革マル浸透と組織私物化の実態!(No.6)(PDF)”. 日本鉄道労働組合連合会(JR連合) (2009年4月22日).
- ↑ 公安調査庁「コラム 中核派,革マル派,革労協解放派の拠点事務所」『内外情勢の回顧と展望(平成24年1月)』2011年、60頁
- ↑ CiNii 図書 - 逆流に抗して : 革命的共産主義者の闘い。「CiNii」「国立国会図書館サーチ」で検索した結果では最古に出版した書籍。
- ↑ 「CiNii」「国立国会図書館サーチ」で検索した結果では、2019年現在最新に出版した書籍。
- ↑ “解放社本社・支社一覧”. 解放社. 2019年3月7日確認。
- ↑ “解放社本社・支社一覧”. 解放社. 2008年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月14日確認。
- ↑ “内外情勢の回顧と展望(平成24年1月)”. 第3 平成23年の国内情勢, 3 過激派. 公安調査庁. pp. 59-60 (2011年12月16日). 2019年3月7日確認。
- ↑ “沖縄支社を新社屋に移転 - 「解放」第2161号(2011年3月28日)の内容”. 解放社 (2011年3月28日). 2019年3月7日確認。