西日本鉄道百道浜自動車営業所

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

百道浜営業所(ももちはまえいぎょうしょ)は西日本鉄道のバス営業所の一つで、主に藤崎西新シーサイドももち地区の路線を担当する。営業所表記は○も[1]。2002年5月に西新営業所から現在地に移転と同時に百道浜営業所に改称された。整備場を持たないため、今川整備(西鉄観光バス福岡支社併設)にて整備を行っていたが2010年12月の西鉄観光バス再編に伴い、同整備が廃止され、愛宕浜整備に変更された。

所在地[編集]

福岡県福岡市早良区百道浜二丁目3番33号

  • 最寄バス停:福岡タワー南口・福岡タワー(TNC放送会館
    • 市内各所から福岡タワー(TNC放送会館)(6番のみ福岡タワー南口)発着路線が多く設定されている関係で、天神地区などと同様に市内各営業所の車両を見ることができる。

管轄路線[編集]

  • 2020年3月21日現在の路線(太字は終点・始発停留所)

渡辺通幹線[編集]

那珂川営業所と共同運行(62番・62-1へ直通する系統は那珂川営業所のみ担当)。

主にシーサイドももち地区・天神と西鉄大橋駅都市高速経由で結ぶ路線。沿線には福岡タワー福岡PayPayドームといったレジャー施設、福岡ソフトリサーチパークやRKB毎日放送テレビ西日本などのオフィス、さらには福岡市博物館福岡市総合図書館もあり、鉄道からある程度離れたエリアを通ることもあって利用者数は非常に多く、ラッシュ時は双方向とも混雑する。また、イベント開催時の道路混雑などにより遅れが発生しやすい一面もある。基本的には専用カラーのノンステップ車が使用されるが、検査時のピンチヒッターや臨時便はワンステップ車が使用されることもある。

他路線(番号変更含む)のPayPayドーム経由天神・博多駅方面行きはヒルトン福岡シーホークに乗り入れないが、当路線のW1・金武線の305番・306番・福岡タワー方面からの医療センター場内行きはヒルトン福岡シーホークに乗り入れる。

多数の便・系統が運行され、番号変更による当路線への合流も多数あるため、担当営業所の数が非常に多い(詳しくは#担当営業所を参照)。また、他の営業所のみが運行しているが、実質的に当路線の一部として運行されている系統もある。ここでは便宜上それらの系統についても記述する。

  • W1 (那の津口→大橋駅:W)
    • 福岡タワー(TNC放送会館 - ヒルトン福岡シーホーク - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 日赤前 - 清水町 - 南区役所 - 西鉄大橋駅
    • 藤崎 - 福岡タワー南口 - ヒルトン福岡シーホーク - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 日赤前 - 清水町 - 南区役所 - 西鉄大橋駅
西公園ランプ経由でシーサイドももち地区に至る。渡辺通りの渋滞緩和のため、305番の大半を置き換える形で2013年11月2日に新設された。大半は福岡タワー - 大橋駅間の運行で、朝時間帯と夜間にのみ藤崎発着が運行される。藤崎・タワー発の便は305・306番同様にヒルトン福岡シーホーク構内に乗り入れる。
  • W2 (那の津口→大橋駅:W)
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - (百道RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 日赤前 - 清水町 - 南区役所 - 西鉄大橋駅
    • 藤崎 ← 福岡タワー南口 ← (百道RP ← 都市高速 ← 天神北RP) ← 天神 ← 渡辺通一丁目 ← 日赤前 ← 清水町 ← 南区役所 ← 西鉄大橋駅
百道ランプ経由。渡辺通りの渋滞緩和のため、307番の大半を置き換える形で2013年11月2日に新設された。運行時間は平日の朝と夕方のみである。藤崎発はない。
  • W3 (那の津口→大橋駅:W)
    • 那の津四丁目 - 天神 - 渡辺通一丁目 - 日赤前 - 清水町 - 南区役所 - 西鉄大橋駅
  • 快速W3 (快速区間:西鉄大橋駅→天神)
    • 西鉄大橋駅 → 南区役所 → 清水町 → 日赤前 → 那の川 → 渡辺通一丁目FM福岡前 → 渡辺通一丁目電気ビル共創館前 → 天神高速バスターミナル前那の津四丁目
天神経由で那の津四丁目に至る。渡辺通りの渋滞緩和のため、那珂川営業所の49・62番から分離する形で2013年11月2日に新設された。快速は平日朝の設定のみ。2016年3月26日のダイヤ改正で運行種別が急行から快速へ変更される。

運行形態[編集]

  • W1番は、福岡タワー行きを中心に毎時4-5本運行される。各方面との直通系統を含めると、福岡タワー - 天神間では毎時12本程度運行される。
  • 百道ランプ経由系統(W2/302)は朝夕ラッシュ時のみの運行で、土日祝日は運行されないが、能古渡船場発着の302番で代替可能。

担当営業所[編集]

厳密に「渡辺通幹線」の運用を持つのは、百道浜、那珂川の二営業所だが、実際には番号変更により一部区間のみ当路線の一部となっている路線もある。各系統の担当営業所(2020年3月21日現在)は以下のとおりとなっている。営業所名は五十音順で列挙した。

渡辺通幹線へと合流する各系統とその担当営業所一覧
西行 東行 運行区間 担当営業所・備考
W1 W1 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 清水町 - 大橋駅 - 那珂川営業所/那珂川ハイツ
藤崎 - 福岡タワー南口 - 天神 - 渡辺通一丁目 - 清水町 - 大橋駅 - 那珂川営業所/那珂川ハイツ
那珂川・百道浜(大橋駅発着便のみ)
大橋駅から那珂川方面は■62・■62-1で運行
那の津口から大橋方面はW。大橋方面から清水町までは■で運行。
305 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅 壱岐・百道浜
藤崎←福岡タワー南口←天神←渡辺通一丁目←博多駅 吉塚
44 福岡タワー(TNC放送会館)→天神→渡辺通一丁目→博多駅→雑餉隈車庫 竹下
快速200 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 早良営業所 早良
204 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 野方←壱岐丘中学校
藤崎←福岡タワー南口←天神←野方←壱岐丘中学校
壱岐
201 藤崎←福岡タワー南口←天神←四箇田団地←金武営業所 金武
快速151 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 清水町 - 皿山 - 桧原営業所 桧原柏原
快速152 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 清水町 - 長住六丁目 - 柏原営業所・桧原営業所
W2 W2 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 大橋駅←那珂川営業所
藤崎←福岡タワー南口←天神←渡辺通一丁目←大橋駅←那珂川営業所/那珂川ハイツ/コットンヒルズ那珂川ハイツ南
那珂川・百道浜(大橋駅発着便のみ)
大橋駅から那珂川方面は62・62-1で運行
那の津口から大橋方面はW。大橋方面から清水町までは■で運行。
302 福岡タワー(TNC放送会館) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅←(■44)←雑餉隈車庫 早良・竹下(雑餉隈車庫発)・百道浜・吉塚

福岡タワー行きは住吉まで307で運行。

藤崎←福岡タワー南口←天神←渡辺通一丁目←博多駅 壱岐・金武・吉塚

住吉まで307で運行。

302 福岡タワー(TNC放送会館)→天神→(快速)→早良営業所 早良(那の津口から快速200)
福岡タワー(TNC放送会館)→天神→野方 壱岐(那の津口から204)
201 藤崎←福岡タワー南口←天神←四箇田団地←金武営業所 金武
快速2-1 藤崎←福岡タワー南口←天神←法務局前←四箇田団地←金武営業所

賀茂〜藤崎線[編集]

  • □■ 2-9
    • 賀茂駅 - 賀茂一丁目 - - 藤崎 - 福岡タワー南口 - 九州医療センター(場内)
    • 賀茂駅 - 賀茂一丁目 - 原 - 藤崎 - 福岡タワー南口 - 福岡タワー(TNC放送会館)(土休日のみ)
賀茂地区と藤崎・シーサイドももち地区を結ぶ路線である。原往還 - 賀茂駅の道路が狭いため、全便中型スロープ付車両で運行。早良営業所と共同運行(平日のみ)。賀茂地区は賀茂二丁目第二→賀茂二丁目→野芥二丁目→賀茂駅南→賀茂駅北の順に停車し、賀茂駅北からそのまま藤崎行き(一部は福岡タワー行き)となる。
2011年7月16日のダイヤ改正までは金武営業所の担当路線であり、賀茂駅より先四箇田団地まで運行していた。その後2013年7月13日に賀茂駅発着が駅付近をループして藤崎方面へと向かうようになり、それと同時にこれまで医療センター発着は平日のみになり、土日・祝日は福岡タワー発着へとなった。ヒルトン福岡シーホーク構内は九州医療センター行きのみ、降車があった場合にのみ乗り入れる。2018年3月17日のダイヤ改正で2-9の九州医療センター発着は2往復にまで縮小した。
  • 2 (藤崎→九州医療センター:□ 1)
    • 歯科大病院 - 田隈新町 - 原 - 藤崎 - 福岡タワー南口 - 九州医療センター(場内)
2番は平日のみ担当。百道浜運行分はすべて歯科大病院発着である。2016年6月18日の新設当時は土曜ダイヤも担当していたが、2018年3月17日のダイヤ改正で2-9へと振り替え土曜の運行は無くなった。折返し2番に入る場合、2-9は賀茂駅北始発、賀茂駅南終着となり歯科大病院まで回送される。

存廃問題[編集]

当路線は住民の要望により、1987年賀茂線として四箇田団地 - 賀茂四ッ角 - 原 - 六本松 - 国体道路 - 天神の209番として運行を開始し、その後路線の改編を何度か経て、2009年3月23日のダイヤ改正で現在のようなルートとなったが、賀茂地区では福岡市地下鉄七隈線福岡外環状道路福岡高速5号線などが次々と開通していて、当路線の利用者は年々減少していた。バス事業の経営合理化を進めていた西鉄は当路線を廃止することを2010年3月4日に発表[2]2011年3月31日を以って廃止されようとしていた。それに対して住民は路線の存続を強く要望した。福岡市、住民、西鉄の三者で協議した結果、土曜1本の運行となっていた四箇田団地→賀茂駅間のみを3月31日を以って廃止し、賀茂駅 - 国立医療センター間は6月30日まで運行を継続することとなった。
利用促進活動により乗客数も若干回復していたため、その後も運行は継続された。7月16日のダイヤ改正では本数を大幅にカットした上で、金武営業所から百道浜営業所と早良営業所に移管され、2012年3月31日までの運行とした。
ダイヤ改正後の乗客数は再び減少傾向にあり、西鉄が運賃値上げの可能性を地域に掲示し、地域は検討を承諾した。運行は9月30日まで延ばされた[3]。三者で構成される「福岡市地域公共交通会議」での協議により、当路線のみが通る原八丁目~賀茂駅間の運賃を2012年9月1日より値上げし、10月以降も運行を継続することになった[4]

博多駅〜西新線[編集]

6番と6-1番はいずれも博多駅 - 福岡タワーをキャナルシティ・天神経由で結ぶ系統である。博多営業所との共同運行。博多駅付近の運行経路が都心向けと郊外向けで異なるのが特徴。

運行経路[編集]

  • 6
    • 福岡タワー南口 - 博物館南口 - 西新 - 鳥飼五丁目 - 六本松 - 警固町 - 天神 (←テレQ前/駅前三丁目→) 博多駅
博多駅 - 福岡タワー間を国体道路、六本松、西新経由で結ぶ路線。六本松→博多駅は8番と類似しているが、春吉→博多駅間のルートが異なる。(6番駅前三丁目経由、8番祇園町経由)
元々は市内循環線だった(西新 - 博多駅間は今の3番と同じルート)がその後現在の区間のみとなった。2007年3月26日改正からルート変更を行い、西新行きは博多駅交通センター出発から博多駅前A出発になったため、博多駅付近では都心方面、郊外方面で経路が異なる。福岡タワー南口行きは駅前四丁目には停車しない。2010年3月27日のダイヤ改正で千代営業所と共同運行となる。2010年6月26日のダイヤ改正で千代営業所が博多営業所に統合され、千代営業所の運用が博多営業所に移管されている。
2011年2月26日のダイヤ改正で今川転回場廃止に伴って西新パレス前発着から、福岡タワー南口発着に変更された。なお福岡タワーについてはTNC放送会館前ではなく、藤崎方面からのPayPayドーム方面が発着するRKB放送会館前側に停車する。
2016年6月18日より博多営業所車両の行先表示が変更され、従来「西新四丁目」と表示されていたが「西新」へ改められた。また、福岡タワー行きは博多駅の時点では終点が表示されず、行先表示には西新までの経路が表示される。2017年3月25日からは百道浜営業所車両においても同様の表示体系へと改められている。
  • 6-1
    • 福岡タワー南口 - 地行 - 鳥飼三丁目 - 福大大濠中高前 - 警固町 - 天神 (←テレQ前/駅前三丁目→) 博多駅
博多駅 - 福岡タワー間を国体道路、大濠公園南経由で結ぶ路線。2008年3月15日に新設された路線で、主に福岡市内の観光地を多く経由する。6番と同様、上りと下りの博多駅 - キャナルシティ博多前間ではルートが異なる。福岡タワー行きは駅前四丁目、赤坂三丁目には停車しない。2010年3月27日のダイヤ改正で千代営業所と共同運行(それ以前にも平日朝1本のみ担当していた便があった)となったが、それ以前は金武営業所との共管だった。2010年6月26日のダイヤ改正で千代営業所が博多営業所に統合され、千代営業所の運用が博多営業所に移管されている。
2011年2月26日のダイヤ改正より一部が中央埠頭まで延伸されたが、2012年3月17日のダイヤ改正で博多駅終点に戻されている。
6番同様、博多営業所車両は2016年6月18日より行先表示が変更された。福岡タワー行きは博多駅の時点では終点が表示されず、行先表示には大濠公園南までの経路が表示される。2017年3月25日からは百道浜営業所車両においても同様の表示体系へと改められている。
  • 8
    • 室住団地 - 原北中学校前 - 室見団地 - 室見四丁目 - 藤崎 - 西新
西新 - 室住団地間を南庄、藤崎経由で結ぶ路線。百道浜営業所担当分は大型スロープ付車両、もしくは中型車両で運行するが中型ロングのノンステップ車両も入る事がある。
最近は都市高速経由路線の503番(壱岐営業所担当)の影響か本数は減便傾向。
10番の室見団地系統(九大病院 - 博多駅 - 六本松 - 西新 - 原北中学校前)を分割する形で2000年3月21日改正で新設。西新方面から室見団地へは、かつては7番(西新 - 藤崎 - 室見団地)、93番(早良営業所 - 荒江四角 - 西新 - 藤崎 - 室見団地)などが乗り入れていた。経路も当初は西新 - 藤崎 - 室見団地 - 原北中学校前だったが、原北中学校の折返場廃止に伴い室住団地まで延伸。西新営業所の百道浜への移転に伴い、福岡タワーまで延長されていた時期もあった。
元々の路線名は「むろみ団地〜藤崎線」だが、2010年3月27日の改正以降は博多駅〜西新線の運用となった。平日の上り始発は西新(城南)九大線が受け持っている。また、金武営業所との共同運行になり、金武営業所側では姪浜フィーダー線/金武線に組み込まれている。西新側は折り返し場がないため、当営業所まで回送される(大半が今川転回場で折り返していた当時は出入便のみ実施)。

西新(城南)九大線[編集]

主に西新地区と博多駅地区を六本松、城南線経由で結ぶ路線。愛宕浜・吉塚の各営業所と共同運行である。

  • 9
愛宕浜、藤崎 - 博多駅、箱崎三丁目を六本松、城南線経由で結ぶ路線。マリノアシティ福岡発着便は2007年3月26日改正から登場(2010年3月27日改正までは土曜・日祝日のみ運行)。本数は1時間3,4本程度(能古渡船場、マリノアシティ行きを合わせた本数(博多駅 - マリナタウン入口間)なので、マリナタウン入口より西側へはそれぞれ1時間2本ずつ)運行である。九大前発着便は箱崎キャンパス移転のためかダイヤ改正の度に減便され、2020年3月21日のダイヤ改正で九大前は箱崎三丁目に改称される。
2000年3月21日改正前は行先番号が10番であり、ルートの多くがかつての西鉄福岡市内線の10系統と一致している。西新パレス前発着は出入便として設定されているが、現在は箱崎三丁目行きのみ運転[5]
2018年10月1日のダイヤ改正で9番全便を愛宕公民館前は通過となるが、2019年3月16日のダイヤ改正から平日ダイヤの朝時間帯上り[6]のみ通過する。
  • 10
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 西新 - 六本松 - 桜坂 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅
1997年に九大病院構内へのバス乗り入れを開始した際に運行開始。福岡タワー - 博多駅間は15番と同じ経路を辿る。中型車が使用される便もある。愛宕浜、吉塚営業所と共同運行。平日の始発1便のみ西新パレス前始発。2010年3月27日のダイヤ改正で15番の博多埠頭発着便を設定したため土曜・休日の運転を中止した。西新 - 博多駅のみの区間便は10番として運行されていたが、2010年3月27日改正で姿を消した。ほとんどが百道浜営業所運行だが、吉塚営業所運行便もわずかに設定がある。
  • 15
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 西新 - 六本松 - 桜坂 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅
以前は千鳥橋・ゆめタウン博多まで直通していたが、城南線や西新・PayPayドームフオクドームなどでの渋滞で定時運行ができないため博多駅で分離された。本数は曜日や時間帯によって大きなばらつきがある。中型車が使用される便もある。愛宕浜、吉塚営業所と共同運行。2010年3月27日のダイヤ改正で10番を振り替えて土曜・休日に限り博多ふ頭発着を設定したが、2012年9月23日に廃止された。
  • 直行
    • 博多駅(博多バスターミナル)(呉服町RP → 都市高速 → 百道RP) → 医師会館・ソフトリサーチパーク前 → 福岡タワー南口 → 藤崎
博多駅→医師会館・ソフトリサーチパーク前間はノンストップ。ソフトリサーチパークへの通勤路線であり、並行する312番と合わせ軒並み混雑する。直行系統は金武・壱岐・吉塚・早良・百道浜の各営業所が運行しており、現在百道浜は、西新(城南)九大線に組み込まれている。医師会館・ソフトリサーチパーク前以降は各停留所に停車し、無番として運行される。藤崎到着後は福岡タワーへ回送される。

昭代(城南)博多駅線[編集]

愛宕浜営業所、吉塚営業所と共同運行。百道浜営業所担当便は基本的にスロープ付の大型車での運行。

  • 11 (薬院駅前→中央ふ頭:■88)
    • 藤崎 - 昭代 - 六本松 - 桜坂 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭)
藤崎から昭代・城南線経由で博多駅・博多港国際ターミナルに至る路線。平日朝の2本は能古渡船場から運行される。平日は毎時4本程度、土曜日・日祝日は3本程度が運行される。2013年3月16日より百道浜営業所も運行に加わった(7番が全便愛宕浜営業所の担当となり、その代替分として愛宕浜営業所の運用分を移管)。
筑肥線の代行バスとして1983年に登場した系統で、当初は昭代三丁目 - 博多駅の運行だった。元の筑肥線西新駅の跡地に転回場が存在していた。
博多祇園山笠開催時は藤崎 - 中央ふ頭の早朝臨時便が設定される。2014年までは愛宕浜営業所の担当で祇園町発着(中央ふ頭行き同様、祇園町行きは薬院駅前から88番として運行)であったが、2015年から百道浜営業所が運行している。例年往路のみであるが、2017,18年度は祇園町発で復路が設定された。

タワー(天神)貝塚線[編集]

(吉塚営業所と共同運行)

  • 20
    • 福岡タワー(TNC放送会館前) - 地行 - 鳥飼三丁目 - 六本松 - 桜坂 - 薬院駅前 - 天神 - 築港口 - 貝塚駅
貝塚地区から、国道3号線・築港口・天神・薬院駅・城南線を経由し福岡タワーまで至る。元々は西新を経由する、西鉄市内線の代替路線・25番として運行されていたが、2015年3月21日のダイヤ改正で今川西町公園前経由へと変更し、行き先番号を20番に変更した。本数は最も多い天神~貝塚駅間で毎時3~4本程度。天神発着便は天神での待機場所がないため、西鉄天神高速バスターミナルで転回を行う。貝塚駅から出発し天神ソラリアステージ前に到着するとそこから西鉄天神高速バスターミナルへと転回し、そのまま天神ソラリアステージ前に回送されここから貝塚駅行きとして運行される(2018年3月17日改正以降は天神発貝塚駅行きは天神ソラリアステージ前→市民会館南口となるが、貝塚駅発天神止は天神北→天神ソラリアステージ前となる)。2016年6月18日改正で、天神向けのみ千鳥橋バス停を通過するようになった。2018年3月17日改正で、貝塚駅行きのみ天神ソラリアステージ前を出発後は天神北を通過し、天神向けのみ天神北に停車するようになった。
  • 302(那の津口→博多駅:■5)
    • 福岡タワー(TNC放送会館前)(百道RP → 都市高速 → 天神北RP) → 天神 → 住吉 → 博多駅
  • 305(福岡タワー←渡辺通一丁目: W1)
    • 福岡タワー(TNC放送会館前) ← ヒルトン福岡シーホーク ← 九州医療センター ← PayPayドーム ← (西公園RP ← 都市高速 ← 天神北RP) ← 天神 ← 渡辺通一丁目 ← 住吉 ← 博多駅
  • 312
    • 福岡タワー(TNC放送会館前)(百道RP → 都市高速 → 呉服町RP) → 呉服町 → 博多駅
2013年11月2日ダイヤ改正で302番・305番・312番の担当は無くなったが、2020年3月21日ダイヤ改正[7]から当路線の運用に組み込まれ、再度担当が入った。いずれも平日ダイヤの夕方時間帯のみ運行(305番は土曜・日祝日ダイヤでも運行される)。302番・305番に関しては壱岐営業所側も野方(都市高速)博多駅線の運用に組み込まれている。

長浜線[編集]

  • 68
    • 福浜 - 給油センター - 港銀座通り - 長浜二丁目 - 天神 - キャナルシティ博多前 - 祇園町 - 博多駅
博多駅 - 福浜間を国体道路、長浜通、給油センター経由で結ぶ路線。同じく福浜発着で那珂川方面に至る61・68-1もあるがそれらは福大若葉高校前を経由する。全便スロープ付中型車両で運行であったが、2015年以降は大型車両も入るようになった。さらに2017年からは雑餉隈営業所から転入した中型ロング車両も使用する。
かつては西新発着便も唐人町経由で運転されていた。国立医療センター構内発着(福浜は経由せず)もあったが、ヤフオクドームでの慢性的な渋滞が原因で2009年3月23日のダイヤ改正で廃止された。2008年3月15日のダイヤ改正までは千代・愛宕浜営業所の両方も共同で担当していた。なお、元来は5番を名乗っていたが、西鉄福岡市内線の代替バスに番号を譲り、空番だった68に改番された。同じ60番台でも桧原・野間地区と連番でないのはそのためである。また、板付七丁目まで運行されていた時期がある。博多駅から板付七丁目へ向かう系統は何度か変遷し、現在は40番板付団地線(竹下営業所が運行)として独立している。
2015年3月21日からは当路線以外にも那の津口から天神一丁目に停車せずに博多駅へ向かう国体道路経由の各系統を68番に統一したため、那の津口→博多駅間では大幅に本数が増えた。

桧原(小笹)博多駅線[編集]

  • 69
    • 桧原営業所 - 下長尾 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 那の川 - 百年橋通 - 駅東三丁目 - 博多駅
  • 69-1
    • 藤崎 - 昭代 - 笹丘一丁目 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 那の川 - 百年橋通 - 駅東三丁目 - 博多駅
藤崎、桧原、長尾、小笹地区と平尾、百年橋、博多駅を結ぶ路線である。博多駅行きの終点は博多駅筑紫口となっている。桧原、博多営業所と共同で運行しており、百道浜営業所は2007年3月のダイヤ改正から担当が入った。百道浜営業所担当便はスロープ付大型車を主に使用している。

過去の路線[編集]

シーサイドタワー線[編集]

シーサイドももち地区と天神博多駅都市高速経由で結ぶ路線。沿線には福岡タワー福岡 ヤフオク!ドームといったレジャー施設、福岡ソフトリサーチパークやRKB毎日放送テレビ西日本などのオフィス、さらには福岡市博物館福岡市総合図書館もあり、鉄道からある程度離れたエリアを通ることもあって利用者数は非常に多く、ラッシュ時は双方向とも混雑する。また、イベント開催時の道路混雑などにより遅れが発生しやすい一面もある。
シーサイドももち線(愛宕浜営業所が主に運行)とは路線名や運行区間が類似しており、さらに行先番号も一部が重複しているが、運用は福岡タワー・藤崎より西に発着するとして区別されている。なお、番号が重複している302番・312番の藤崎・福岡タワー南口発着便を愛宕浜営業所が運行したことはない。
他路線(番号変更含む)のヤフードーム経由天神・博多駅方面行きはシーホークホテルに乗り入れないが、当路線の305番・306番と渡辺通幹線線のW1は構内に乗り入れて乗降扱いを行う。他にシーホークホテルに乗り入れる路線は福岡タワー方面からの国立医療センター行きのみである。
多数の便・系統が運行され、番号変更による当路線への合流も多数あるため、担当営業所の数が非常に多い(詳しくは#担当営業所を参照)。また、他の営業所のみが運行しているが、実質的に当路線の一部として運行されている系統もある。ここでは便宜上それらの系統についても記述する。
多くが大型ワンステップ車での運行だが、送り込みや間合い運用、番号変更などが多数設定されているため、AT車やハイブリッドバス、中型車、中型ロングなど多くの車種を目にすることができる。
百道浜営業所が担当していた305番・306番は平成25年11月2日のダイヤ改正をもって運用が博多・吉塚営業所へ移管されたと思われる。
百道浜営業所所属車両の車内に掲示しているダイヤ改正後の新しい百道浜営業所所管路線図には305番・306番の記載がされていない。
平日の博多駅発藤崎方面の直行系統は渡辺通幹線線の間合い運用へ変更になったものと思われる。
  • ■ 305(タワー方面は渡辺通一丁目からW1として、博多駅行きは那の津口からは5番として運行)
天神地区とヤフオクドーム、福岡タワーを結ぶ系統で44番とは福岡タワー南口 - 博多駅間で重複するが、そちらは前述のとおりシーホークホテルへの乗り入れを行わない。以前は天神→福岡タワー・藤崎間の行先番号は305番に統一されていたが、2013年11月2日に「W1」に変更。
  • 306
博多駅とヤフオクドーム・福岡タワーを呉服町経由で結ぶ系統。博多駅からの所要時間は天神を経由しない分305番より短い。39番とは福岡タワー南口 - 博多駅間で重複するが、そちらは前述のとおりヒルトン福岡シーホークへの乗り入れを行わない。306番への番号統一開始前には、39番に306番と同区間を運行しシーホークに乗り入れない系統が存在した時期もあった。
  • 藤崎 - 福岡タワー南口 - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - (→ヒルトン福岡シーホーク→/←ヒルトン福岡シーホーク前←) - 国立医療センター - ヤフオクドーム前 - 中央市民プール前 -(西公園)都市高速(呉服町)- 呉服町 - 祇園町 - 博多駅
  • 福岡タワー南口(TNC放送会館前) - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - (→ヒルトン福岡シーホーク→/←ヒルトン福岡シーホーク前←) - 国立医療センター - ヤフオクドーム前 - 中央市民プール前 -(西公園)都市高速(呉服町)- 呉服町 - 祇園町 - 博多駅(←39番から番号変更)
39番からの番号変更便は宇美営業所が担当し、当営業所が担当するのは博多駅発着系統のみであった。
  • 312
博多駅と福岡タワーを呉服町・百道ランプ経由で結ぶ系統。天神やヤフオクドームを経由しない。この行先番号のメインはシーサイドももち線の能古渡船場発着系統で、当路線の範疇では藤崎←博多駅系統(当営業所の担当はない)、福岡タワー→博多駅系統のみである。藤崎始発は博多駅まで同経路の40番となる。
  • 福岡タワー南口(TNC放送会館前)→医師会館・ソフトリサーチパーク前→(百道)都市高速(呉服町)→呉服町→祇園町→博多駅
平日夕方以降のみ運行。
  • 藤崎←福岡タワー南口←医師会館・ソフトリサーチパーク前←(百道)都市高速(呉服町)←呉服町←祇園町←博多駅(←40番から番号変更)
上記系統は当営業所の担当はなく、平日朝に博多営業所が博多駅始発を1本、そのほかは雑餉隈営業所(40番からの番号変更)が運行。ももち浜クリニックゾーン前 - 博多駅間の利用であれば能古渡船場系統が代替となる。

西新(築港)貝塚線[編集]

吉塚営業所と共同運行。

  • 25
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - (←ヒルトン福岡シーホーク前←) - 九州医療センター - 地行 - 西新パレス前 - 西新四丁目 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 桜坂 - 雙葉学園入口 - 薬院大通り - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 天神地区(天神南 - (→天神ソラリアステージ前→/←天神コア前←) - 天神北) - 市民会館前 - 石城町 - 千鳥橋 - 馬出三丁目 - 箱崎浜 - 箱崎松原 - 貝塚駅
  • 25-1(動物園前行き) 25(貝塚駅行き)
    • 動物園 - 教会前 - 九電体育館前 - 薬院大通り - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 天神地区(天神南 - (→天神ソラリアステージ前→/←天神コア前←) - 天神北) - 市民会館前 - 石城町 - 千鳥橋 - 馬出三丁目 - 箱崎浜 - 箱崎松原 - 貝塚駅
福岡タワーと貝塚駅は直線距離にしておよそ9km近くも離れているが、全て福岡都心1日フリー乗車券が利用できる範囲内である。中型車が使用される便もある。国道3号線(ゆめタウン博多付近)や天神や渡辺通、西新などの渋滞しやすい場所を多く通るので、定時運行はほとんど出来ない。そのせいか、2008年3月15日のダイヤ改正で西新発着便の割合が高くなった。2011年2月26日のダイヤ改正で動物園発着となる25-1番が設定され、西新方面は減便された。同時に西新パレス発着便が廃止されている。2015年3月21日のダイヤ改正で20番の新設に伴い両方廃止となった。

福岡シティループバス[編集]

詳細は「福岡シティループバス「ぐりーん」」を参照

百道浜営業所は専用車両を4台保有・乗務を担当していた。2011年2月26日ダイヤ改正までは博多営業所と共同運行であったが現在は単独運行。2014年9月28日に運行を終了した。

備考[編集]

  • 福岡地区での若い運転士を育てる営業所の一つとして指定されている。

車両[編集]

  • 路線車
開設から長らく日産ディーゼルが導入され、三菱ふそうは他営業所からの転入で構成されていたが、近年はいすゞ車、日野も配備されている。全車両にバックアイカメラが搭載されている[8]
  • 大型車はワンステップ車が日産ディーゼル、三菱ふそう。ツーステップ車が日野、三菱ふそうの配置。2010年までは全車西工B型で導入された。2013年12月には渡辺通幹線専用塗装を施したいすゞ・エルガのノンステップバスが納車され、以降は日野もしくはいすゞを導入している。
  • 中型車は日産ディーゼルの西工B型1台、残りは全てJ-BUS製エルガミオ、レインボーⅡである。かつては全車西工B型であったが、2013年末よりエルガミオ、レインボーⅡを導入し急速に置き換えていった。主に長浜線や賀茂~藤崎線で使用されるが、渡辺通幹線以外の路線で幅広く使用されている。
  • 2017年には雑餉隈営業所から西工B型の中型ロング車両が2台(9801・9802号車)転入した。長浜線で使用されるが、稀に博多駅~西新線や西新(城南)九大線など大型車を使用する路線を代走することがある。
  • 上記のほかに、福岡シティループバス「ぐりーん」の専用車両(日産ディーゼル・西工B型)が4台配置されていたが、「ぐりーん」の廃止に伴い1台が西鉄バス宗像新宮支社→新宮営業所(志賀島島内線用)、他の3台は能古島島内線用として愛宕浜営業所に転属した。
  • 貸切車
    • 営業所近隣の送迎用として大型の三菱ふそう(西工C型)が1台配置されている。

使用機器[編集]

  • 運賃表示機はレシップ製の液晶運賃表示機を使用。
  • 運賃箱はレシップ製を使用。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. 西新時代は「○枠内に西」表記であった。
  2. 一般路線バスの路線廃止・一部路線廃止の概要についてPDF”. 西日本鉄道 (2010年3月4日). 2013年1月5日確認。
  3. 西鉄バス賀茂藤崎線の運行運賃の見直しについてPDF”. 福岡市. 2013年1月5日確認。
  4. 路線バス「賀茂~藤崎」線 一部区間の運賃見直しについてPDF”. 西日本鉄道 (2012年8月20日). 2013年1月5日確認。
  5. 当営業所から回送。朝1本のみ愛宕浜営業所担当で、他は全て百道浜営業所の運行。
  6. 2020年3月21日現在のダイヤでは能古渡船場6:55~8:42発の8本。
  7. [ダイヤ改正03/21 福岡地区・筑豊地区 (西鉄バス)]”. 西日本鉄道. 2020年4月12日確認。
  8. 2020年3月に金武営業所から転入した2724・2725号車には当初なかったが、後に搭載された。

出典[編集]