西日本鉄道柏原自動車営業所

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柏原自動車営業所(かしわらじどうしゃえいぎょうしょ)は、西日本鉄道のバス営業所の一つで、主に福岡市都心部と南区西部を結ぶ路線を担当する。営業所表記は○柏

手狭となった長住営業所から移転し、桧原営業所柏原営業区として営業を開始したが、乗番数の増加に伴い営業所へ格上げされた。

所在地[編集]

福岡県福岡市南区柏原6丁目478番地

  • 最寄バス停:柏原営業所

管轄路線[編集]

  • 2020年3月21日現在の路線(太字は終点・始発停留所)

野間(皿山)線[編集]

桧原・長住地区と天神方面・大橋駅野間経由で結ぶ路線。野間(長住)線(おもに桧原営業所が運行)、野間快速線(桧原営業所との共同運行)と関連が深い。

  • □■ 51/■1(明治通→吉塚営業所・九大病院間)
自動車免許試験場前・皿山経由、野間より先は高宮通り明治通り経由で天神・吉塚営業所・九大病院まで運行される。特快は後述する。
過去には巴町経由で月見町まで運行されていた時代がある。
  • 柏原営業所 - 自動車免許試験場前 - 皿山一丁目 - 野間四角 - 西鉄平尾駅 - 警固町 - (明治通) - 天神 - 県庁前 - 吉塚営業所
  • 柏原営業所 - 自動車免許試験場前 - 皿山一丁目 - 野間四角 - 西鉄平尾駅 - 警固町 - (明治通) - 天神 - 県庁前 - 九大病院
  • 柏原営業所 ← 自動車免許試験場前 ← 皿山一丁目 ← 野間四角 ← 西鉄平尾駅 ← 警固町 ← (明治通) ← 天神 ← 県庁前 ← 吉塚駅(平日ダイヤ下りのみ)
  • 柏原営業所 - 自動車免許試験場前 - 皿山一丁目 - 野間四角 - 西鉄高宮駅東口
※天神での停車地は行先により異なる。
  • 天神行き (西鉄グランドホテル前 →) 天神証券ビル前 → 天神北
  • 県庁方面 (西鉄グランドホテル前 →) 天神大和証券前 (→ アクロス福岡・水鏡天満宮前)
  • 皿山方面 (アクロス福岡・水鏡天満宮前 →) 天神大和証券前(旧天神福ビル前) → 天神協和ビル前 (→ 西鉄グランドホテル前)
天神から九大病院構内に乗り入れるのはこの系統のみである。吉塚駅構内発の便は後述の無番九大病院発吉塚駅行きからの連続運行である。以前は九大病院構内に乗り入れていたが、2019年10月1日改正で九大病院構内は経由しなくなった。天神発着は2019年10月1日改正で新設された。
吉塚営業所・吉塚駅発の系統は、九大病院構内には乗り入れない[1]
柏原営業所 - 高宮駅の系統は2018年3月17日のダイヤ改正からは東口に新設されたロータリーで発着する。このダイヤ改正以前は降車は駅側道の降車専用停留所に停車し、降車扱い後そのまま高宮通り上の停留所へと折り返し運行していた。
  • 特別快速51快速1(明治通→九大病院)(特別快速区間 野間大池→千代町)
平日ダイヤにのみ、朝時間帯に運行される。2010年6月28日から平日のみ2往復の臨時扱いで運行開始し、2011年2月26日からは定期運行となっている。
  • 柏原営業所→(この間全停留所)→野間大池→野間三丁目→野間四角→西鉄高宮駅→西鉄平尾駅→薬院大通り→警固町→赤坂門→西鉄グランドホテル前→天神大和証券前→川端町・博多座前→呉服町→千代町→(この間全停留所)→九大病院
運転経路は普通便と同一。
2015年3月21日から特別快速とは別に、赤坂門 - 千代町間で快速運転を行う「快速51番」の運行を開始したが、2019年10月1日改正で廃止となった。
  • 52
    • 柏原営業所 - 長住六丁目 - 野間四角 - 西鉄高宮駅東口
松本池・長住経由。柏原営業所 - 西鉄高宮駅東口間の系統は51番高宮駅東口発着系統と同様の運行形態となっている。桧原営業所 - 天神・吉塚営業所の系統は桧原営業所の担当である。
  • 無番
    • 九大病院吉塚駅
平日ダイヤのみ、片道2本運行。停留所の配置上、吉塚駅前には停車しない。終点からは、上記の51番吉塚駅始発の柏原営業所行きとなる。
  • 区1
    • 柏原営業所 - 皿山一丁目 - 野間四角 - 南区役所 - 西鉄大橋駅
野間四角 - 柏原営業所間は51番と同一経路で、野間四角より先は日赤通り経由で西鉄大橋駅まで運行される。おもに皿山地区から南区役所へ、西鉄大橋駅から自動車免許試験場への交通手段として運行されている。桧原営業所が担当する区2は毎日運行されるが、こちらは平日のみの運行。区2と同様に大橋駅では折り返しまでの時間が2分しかないため、終点到着後、そのまま2番のりばに移動してすぐに折り返し便を運行する。かつては区51番を名乗っていた。西鉄バスにおいて漢字のつく行先番号は珍しく、現存する番号はこれ以外には区2番のみである。車内放送などでの呼び方は「くのいちばん」。インターネット時刻表においては「区」が省略されて1番として扱われている。停留所時刻表においては、「区」をスタンプで印字したものもみられた。
運行形態
51番の日中は九大病院系統・吉塚営業所系統をあわせて、平日・土曜日は毎時4本程度、日祝日は3本程度運行される。天神発着の便は平日ダイヤ6往復、土曜・日祝ダイヤでは7往復運行される。吉塚駅(構内)始発便は上記無番からの着発だが、減便の結果平日2本ずつのみとなっている。高宮駅東口発着便は平日早朝のみ運行。運行本数は51番が1往復、52番が3往復。
特快51番は平日のみ運行で、朝に九大病院行きを運行する。現在は片道のみ4本の運行となっている。
区1番は南区役所連絡という特性上、開庁時間にあわせて平日のみ60分間隔で運行される。

小笹・小笹団地線[編集]

長尾、小笹、動物園 - 天神、博多駅を結ぶ路線。56番・57番は博多駅にも行くが、58番の方が天神を通らない分、前述の系統より博多駅との所要時間は短い。本数は、柏原営業所運行の路線の中でも多い方になる。桧原営業所と共同運行だが、圧倒的に柏原営業所担当の運行が多い。2007年のダイヤ改正からは56番→58番の連続運行が開始された。この場合博多駅到着は博多駅前Aのりばとなり、客扱い後に58番桧原営業所行きとなる。また、2012年7月23日のダイヤ改正で快速56番が廃止され、はなみずき通り経由の快速57-1番が新設された。
  • 56/■3(明治通→博多駅間)
    • 柏原営業所 - 下長尾 - 小笹 - 動物園前 - 赤坂門 - (明治通) - 天神 - (明治通) - 博多駅
    • 桧原営業所 - 下長尾 - 小笹 - 動物園前 - 赤坂門 - (明治通) - 天神 - (明治通) - 博多駅
  • 57/■3(明治通→博多駅間)
    • 柏原営業所 - 下長尾 - 小笹 - 桜坂 - 赤坂門 - (明治通) - 天神 - (明治通) - 博多駅
    • 桧原営業所 - 下長尾 - 小笹 - 桜坂 - 赤坂門 - (明治通) - 天神 - (明治通) - 博多駅
  • 快速57-1/■3(明治通→博多駅間)(快速区間 小笹→筑紫女学園前)
    • 柏原営業所→下長尾→小笹→筑紫女学園前→警固町→赤坂門→(明治通)→天神→(明治通)→博多駅
    • 桧原営業所→下長尾→小笹→筑紫女学園前→警固町→赤坂門→(明治通)→天神→(明治通)→博多駅
平日昼間は1時間あたり6本前後(うち56番4本程度、57番2本程度)を運行。快速57-1は平日ダイヤの朝時間帯にのみ天神・博多駅方面へ運行される。博多駅は上りが博多駅新三井ビル前到着、下りは博多バスターミナルから出発する。ただし56番桧原営業所発2本と快速57-1の柏原営業所発1本は「博多駅前博多口行き」であり、この3本に関しては博多駅前Bのりばに到着する。天神止まりは51番同様、天神証券ビル前と天神北に停車する。
  • 58
    • 博多駅→住吉→薬院駅前→動物園前→小笹→下長尾→桧原営業所
系統の詳細については桧原営業所を参照されたい。2007年のダイヤ改正から博多駅前到着便の56番の連続運行として柏原担当の58番が設定された。柏原担当便では唯一住吉を経由する。桧原営業所到着後は柏原営業所まで回送されて入庫する。
  • 無番
    • 柏原営業所 - 柏原三丁目 - 桧原営業所
両営業所を結ぶ出入便として運転されるが、この路線は56・57番と違って古野経由となる。2014年4月1日より「福岡市地域主体の生活交通確保支援事業」の一環として柏原三丁目地区への乗り入れを開始し、柏原と柏原三丁目を経由するようになる。日祝日ダイヤでは運休。

小笹〜天神線[編集]

(54-1は片江営業所と共同運行)

  • 快速 59/■1(天神→箱崎三丁目・吉塚営業所間)(快速区間 渡辺通一丁目 - 千代町)
    • 柏原営業所 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 薬院駅前 - 天神 - 県庁前 - 箱崎三丁目
    • 柏原営業所 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 薬院駅前 - 天神 - 県庁前 - 吉塚営業所
  • 快速 54-1/■54(笹丘一丁目→天神間)/■1(天神→箱崎三丁目・吉塚営業所間)(快速区間 渡辺通一丁目 - 千代町)
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 西新 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 薬院駅前 - 天神 - 県庁前 - 箱崎三丁目
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 西新 - 小笹 - 西鉄平尾駅 - 薬院駅前 - 天神 - 県庁前 - 吉塚営業所
2015年3月21日のダイヤ改正で停車バス停はそのままに快速が外されたが、2016年3月26日のダイヤ改正で停車停留所を変更[2]の上で快速の呼称が復活した。天神→柏原営業所・福岡タワーの便は2018年3月17日から天神ソラリアステージ前が始発となっている。
59番は2010年3月27日のダイヤ改正で福岡タワーを発着する54-1番に代替され、桧原営業所発着の廃止、柏原営業所発着も大幅に減便され本数は僅少である。
54-1番は2011年4月1日のダイヤ改正で桧原営業所から移管されると共に、箱崎三丁目系統の一部が吉塚営業所系統に変更された。現在箱崎三丁目発着は朝晩時間帯にごく僅か運行されるのみである。福岡タワー発は梅光園口まで普通種別で運行する。

野間快速線[編集]

柏原・桧原地区から日赤通り経由で天神方面へ運行する路線。51番・52番の速達便にあたる。2016年3月25日までは「野間急行線」であり、全便が急行であった。都心部は中央ふ頭または福岡タワーまで運行される便もある。桧原営業所との共同運行路線。
西鉄バスとして初めてハイブリッドバスの運行を始めた路線である(2013年4月以降は野間快速線で使用することは少ない)。ほぼ全便でスロープ付大型車を使用している。
  • 快速 151/■80(渡辺通一丁目→中央ふ頭間)
快速区間は清水町 - 天神間。
  • 柏原営業所 - 皿山 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭) - 中央ふ頭クルーズセンター
  • 桧原営業所 - 皿山 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神
  • 快速 151W1(清水町→福岡タワー間)
快速区間は清水町 - PayPayドーム間。
  • 桧原営業所 - 皿山 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神 - (都市高速) - 福岡タワー(TNC放送会館) 皿山・自動車免許試験場前経由。野間四角以南は51番と同一経路。
  • 快速 152/■80(渡辺通一丁目→中央ふ頭間)
快速区間は清水町 - 天神間。
  • 桧原営業所 - 長住六丁目 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭) - 中央ふ頭クルーズセンター
  • 柏原営業所 - 長住六丁目 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神
  • 快速 152W1(清水町→福岡タワー間)
快速区間は清水町 - PayPayドーム間。
  • 桧原営業所 - 長住六丁目 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神 - (都市高速) - 福岡タワー(TNC放送会館)
  • 柏原営業所 - 長住六丁目 - 野間四角 - 那の川 - 渡辺通一丁目 - 天神 - (都市高速) - 福岡タワー(TNC放送会館)
長住・松本池経由。野間四角以南は52番と同一経路。
運行形態
日中は151番・152番をあわせて毎時6本程度、おおむね10分間隔で運行。基本的に151番と152番を交互に運行するが、それぞれの番号内でも天神行き・中央ふ頭行き・福岡タワー行きを交互に運行している。中央ふ頭系統は151番は柏原営業所発着のみ、152番は桧原営業所発着のみ運行される。福岡タワー系統は151番は桧原営業所発着のみだが、152番は桧原営業所に加え長住六丁目発着、柏原営業所発着の便もある。2012年7月23日のダイヤ改正により天神発着便が日中にも設定された。
2016年3月26日のダイヤ改正で天神・中央ふ頭発着は快速、福岡タワー発着は特別快速に改められ、例外的に平日に限り福岡タワー発着の快速が設定されるという運行形態に変更となったが、2017年8月26日のダイヤ改正で福岡タワー発着の特別快速便を廃止し、全便が快速に変更された(停車バス停は従来の特別快速に野間四丁目と伊崎を加えたもの)。
2018年3月17日のダイヤ改正で天神発は天神大丸前が始発となり、天神北からは乗車できない。

過去の路線[編集]

小笹・小笹団地線[編集]

  • 快速56(快速区間 小笹→薬院大通、博多駅行きは大名二丁目から3番として運行されていた)2012年7月23日に廃止
    • 柏原営業所→柏陵高校前→桧原運動公園前→桧原三角→桜町→上長尾→長丘五丁目→下長尾→小笹→教会前→薬院大通→薬院二丁目→警固町→赤坂門→西鉄グランドホテル前→天神→東中洲→土居町→呉服町→祇園町→博多駅(→博多駅前)
平日・土曜の朝に博多駅方面に運行されていたが、2012年7月23日のダイヤ改正で廃止された。


  • 56(→3)特別快速 ※季節運行
    • もーもーらんど油山牧場 - 桧原三ツ角 - 下長尾 - 小笹 - 動物園前 - 赤坂門 - 天神 - 川端町・博多座前 - 呉服町 - 博多駅
特別快速(もーもーらんど油山牧場系統)は2017年3月25日に季節運行として開設され、3月上旬~11月下旬の土日祝日に5往復運行された。

2017年11月に一度運行を終了。冬期運休の後、2018年3月から再開したが、同年11月25日の運行を最後に運行終了となった。

野間(長住)線[編集]

  • 52(深夜バス)
自動車免許試験場前経由。他の深夜系統と同様に運賃は倍額となり、定期券については特殊な取り扱いとなる。深夜系統は方面にかかわらず黄色幕を表示する。天神始発の普通52番と異なり、天神高速バスターミナル前出発。2016年3月25日に運行終了。
  • 柏原営業所←柏陵高校前←古野←柏原←自動車免許試験場前←長住六丁目←長住三丁目←長住二丁目←長住一丁目←野間大池←野間四角←西鉄高宮駅←平尾←薬院大通り←警固町←赤坂門←天神地区(天神協和ビル前←天神高速バスターミナル・三越前

車両[編集]

6月16日現在の車両配置、この数は路線車、貸切車を合わせた数となっている。参考はこちら ()は車両番号。同じ年式は下二桁の数字となっている。

いすゞ車1997年式(1209)が1台、2016年式(1098)が1台、2017年式(1174)が1台、2018年式(1293、1294)が2台合計5台

三菱ふそう車は1999年式2014年式(4834、4835、4836、4870、4871、4872)が6台、2015年式(4909、4910、4911、4924、4925、4926、)が6台、2016年式(3033、3034、3035、3059、3060、)が5台2018年式(3222、3223、3290、3291、3292、)が5台、2020年式(3427、3428、3429)が3台合計24台

日産ディーゼル(UDトラックス)車は2004年式(9141、9142)2台、2005年式(9201、9205)2台、2006年式(9460、9461、9462、9463、9516、9518)6台、2007年式(9655、9656、9657)3台、2008年式(9855、9857、9858、9884、9885)5台2009年式(5996、5997、5998)3台、2010年式6131、6162、6163、6250、6251)5台合計26台

日野車が2013年式(7723、7724、7725)3台、2017年式(8113、8114、8115)3台、2018年式(8206、8207、8208)3台、合計9台          柏原営業所には64台配置されている。

  • 路線車
    • 大型車は日産ディーゼルといすゞ、日野の配置。全車西工B型。いすゞは新車導入による転出により減少傾向である。なお、当営業所は開設以来中型車の配置はない唯一の営業所となっている。2011年12月には日野ブルーリボンⅡが配属された。2014年3月には三菱エアロスターによるノンステップバスが初めて配置された。
  • 貸切車
    • スクールバス及び営業所近隣の送迎用としていすゞガーラHD(QTG-RU)が配置されている。また、スクールバス用としていすゞの(西工C型)が配置されている。

使用機器[編集]

nimoca導入以前は運賃箱のみ小田原機器製を使用しており、レシップ製の運賃表示器・カードリーダーに小田原機器製の運賃箱という組合せだった。なお、運賃表示器は液晶ディスプレイ(LCD)式となっている。

脚注[編集]

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  1. 九大病院へは警察本部前・九大病院入口が最寄りとなる
  2. 2016年3月25日までは一本木、新川町を通過していたが、これらの停留所に停車する代わり、明治通り内において快速運転が行われる。

出典[編集]

関連項目[編集]

  • ブラタモリ - 2015年10月3日放送分で、当営業所所属の車両1台 (7146。既に運用離脱している)を貸し切り、路線バス専用道手前への移動が行なわれた。