いすゞ・エルガミオ
いすゞ・エルガミオ(ERGAmio)とは、いすゞ自動車が1999年6月23日から販売している、中型路線バスである。
概要[編集]
初代[編集]
いすゞ・ジャーニーKのフルモデルチェンジという形で1999年6月23日に発売された。平成10年排出ガス規制適合。当初はワンステップ・ツーステップバスのみ設定されていたが、8月頃よりノンステップバスも発売された。7m車も設定されている。エンジンは直列6気筒エンジンの6HH1-S。また、中型路線バスとしては初めてアイドリングストップを標準設定しており、ツーステップを除きフィンガーシフトであるACTを標準設定している[1]。型式は9m車がKK-LR233J1(エアサス)、KK-LR233J1改(エアサスノンステップ)、KK-LR333J1(リーフサス)で、8m車がKK-LR233F1(エアサス)、KK-LR333F1(リーフサス)で、7m車がKK-LR233E1(エアサス)、KK-LR333E1(リーフサス)。なお、8m車と7m車はこのモデル限りで廃止されている。
2004年8月24日に平成15年排出ガス規制に適合し新発売した。エンジンは直列6気筒エンジンの6HK1-TCNに変更されている[2]。型式はPA-LR234J1(ノンステップ)、PA-LR234J1改(ワンステップ)。サーモキングクーラーの場合、KK-車とほぼ判別がつかないが、給油口付近で見分けることが可能。
2007年8月7日より平成17年排出ガス規制に適合した[3]。型式はPDG-LR234J2。
2011年11月21日、モデルチェンジ。平成22年排出ガス規制に適合。エンジンはこれまでの直列6気筒エンジンから2ステージターボ付き直列4気筒エンジンの4HK1-TCHに変更された[4]。型式はSDG-LR290J1。
2012年6月15日に改良された。MT車についてはアイドリングストップ機構を改良することによって、平成27年度重量車燃費基準を達成した。AT車は従来と同様[5]。型式はSKG-LR290J1(MT車)、SDG-LR290J1(AT車)。
2016年にフルモデルチェンジしたため販売を終了した。
2代目[編集]
2016年4月5日にフルモデルチェンジし発売。従来よりもノンステップエリアが拡大されている。エンジンが4HK1-TCNに変更された。また、トランスミッションにはAMTを採用した[6]。型式はSKG-LR290J2。
2017年7月28日に改良が発表され、8月29日より発売された。平成28年排出ガス規制に適合し、ヘッドライトがLED式に変更された。また、エンジンも4HK1-TCSに変更された[7]。型式は2KG-LR290J3。
2019年6月11日よりドライバー異常時対応システム(EDSS)を標準設定したモデルが発売された[8]。型式は2KG-LR290J4。
2022年12月23日に改良。オートライト機能が追加され、ドライバーの異常を自動で検知しEDSSが作動するようになった[9]。また、トランスミッションがATに変更された。型式は2KG-LR290J5。
CNG車[編集]
準備中
その他[編集]
人員輸送車のベースとなっているが、人員輸送車仕様はコーナリングランプが存在せず、コーナリングランプの部分が埋められている。
脚注[編集]
- ↑ いすゞ 中型バスをフルモデルチェンジ-路線バスを「エルガ ミオ」、自家用/観光バスを「ガーラ ミオ」として発売- 1999年6月23日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ 新短期排出ガス規制に適合したバスシリーズを発売 2004年8月24日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ 『エルガ』/『エルガミオ』を新長期排出ガス規制に適合させ発売 2007年8月7日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ 中型路線バス『エルガミオ』をポスト新長期排出ガス規制に適合させ発売 2011年11月21日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ、バスシリーズを改良し発売 2012年6月15日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ、中型路線バス「エルガミオ」をフルモデルチェンジ 2016年4月5日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ、中型路線バス「エルガミオ」を改良し発売 2017年7月28日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ、大型路線バス「エルガ」および中型路線バス「エルガミオ」を改良し発売 -ドライバー異常時対応システム(EDSS)を全車標準装備- 2019年6月11日、2023年3月23日閲覧。
- ↑ いすゞ、大型路線バス「エルガ」および中型路線バス「エルガミオ」を改良し発売 -ドライバーの異常を自動検知して車両を停止する機能を追加- 2022年12月23日、2023年3月23日閲覧。