西日本鉄道吉塚自動車営業所

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吉塚自動車営業所(よしづかじどうしゃえいぎょうしょ)は、福岡県福岡市東区馬出1丁目30番1号にある西日本鉄道のバス営業所である。主に福岡市都心部を走る路線を担当する。JR九州鹿児島本線福北ゆたか線吉塚駅福岡市交通局箱崎線馬出九大病院前駅近くにある。営業所表記は○吉塚[1]

所在地[編集]

福岡県福岡市東区馬出一丁目30番1号

  • 最寄りバス停:吉塚営業所

概説[編集]

整備場を持たないため、博多整備(博多営業所併設)にて整備は行われている。

かつては旧西鉄福岡市内線の東車庫跡地を利用した東営業所であったが、道路拡幅にともない1987年(昭和62年)3月20日に現在地に移転した。残った東営業所跡地には西鉄が手がける分譲マンション「サンリヤン県庁前」が建設されている。

管轄路線[編集]

  • 2020年3月21日現在の路線(太字は終点・始発停留所)

金武線[編集]

現在は2番・305番・306番・307番・直行と302番の福岡タワー始発、312番の藤崎始発が含まれる。2番・306番について詳しくは金武営業所の項を参照。

2011年2月26日のダイヤ改正から吉塚営業所も担当するようになった(それまでは臨時で運行する程度だった)。吉塚担当便は全便において都市高速運用が組み込まれているため、基本的にスペースランナーRAのみ使用し、代走でいすゞエルガ・三菱ふそうエアロスターのノンステップ車が入る程度である。

  • 2
    • 金武営業所 - 南金武 - 四箇田団地 - 次郎丸 - 原 - 弥生二丁目 - 藤崎 - 西新 - 法務局前 - 天神
    • 金武営業所 - 南金武 - 四箇田団地 - 田隈新町 - 原 - 弥生二丁目 - 藤崎 - 西新 - 法務局前 - 天神
    • 歯科大病院 - 田隈新町 - 原 - 藤崎 - 西新 - 法務局前 - 天神
金武・壱岐営業所との共同運行。天神では天神三丁目発着。2014年11月1日のダイヤ改正で四箇田団地 - 天神(一部便は天神三丁目止まり)を当営業所も担当するようになった。2016年6月18日のダイヤ改正より一部便において歯科大病院への乗り入れが開始されたほか、当営業所も金武営業所発着を担当するようになった。2019年7月20日のダイヤ改正で天神北での降車扱いは廃止となり、全便天神三丁目止まりとなった。
  • 306/ 2(九州医療センター→歯科大病院・四箇田団地・金武営業所間)
    • 金武営業所 - 南金武 - 四箇田団地 - 次郎丸 - 原 - 藤崎 - 福岡タワー南口 - ヒルトン福岡シーホーク - 九州医療センター - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 呉服町 - 祇園町 - 博多駅
    • 金武営業所 - 南金武 - 四箇田団地 - 田隈新町 - 原 - 藤崎 - 福岡タワー南口 - ヒルトン福岡シーホーク - 九州医療センター - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 呉服町 - 祇園町 - 博多駅
    • 歯科大病院 - 田隈新町 - 原 - 藤崎 - 福岡タワー南口 - ヒルトン福岡シーホーク - 九州医療センター - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 呉服町 - 祇園町 - 博多駅
都市高速呉服町ランプ経由で、天神は経由しない。
金武・壱岐と藤崎発着のみ愛宕浜営業所と共同運行。加え、宇美営業所運行の福岡タワー(TNC放送会館)発着もある。
  • 直行 /2(博物館北口→四箇田団地間)
    • 博多駅(呉服町RP → 都市高速 → 百道RP)→福岡タワー南口→藤崎→原→田隈新町→四箇田団地
博多駅~医師会館・ソフトリサーチパーク前間はノンストップ。平日朝に藤崎方面行きを運行。2014年11月1日改正で一部が四箇田団地行きとなった(医師会館・ソフトリサーチパーク前 - 四箇田団地は既存の2番と同経路)。金武・百道浜・壱岐・早良営業所との共同運行で、吉塚は2013年11月2日改正で新たに担当するようになった。
  • 312
    • 藤崎→福岡タワー南口→(百道RP → 都市高速 → 呉服町RP)→呉服町→祇園町→博多駅
藤崎を始発とし、百道ランプ・呉服町ランプ経由で博多駅に至る路線。博多駅 - 福岡タワー間の最速系統である。この系統は平日夕方以降に運行される。2014年11月1日改正で博多駅行きが新設された。福岡タワー発は百道浜営業所が、藤崎発は壱岐営業所・吉塚営業所・金武営業所が担当。なお、平日朝運行の藤崎行きは壱岐営業所が担当する。
能古渡船場発着の312番もあるが、そちらは愛宕浜営業所(シーサイドももち線)が運行する。
  • 305/W1(渡辺通り→藤崎間)
    • 博多駅→住吉→渡辺通一丁目→天神→(天神北RP → 都市高速 → 西公園RP)→PayPayドーム→福岡タワー南口→藤崎
博多駅を始発とし、天神・ヤフオクドーム経由でシーサイドももちエリアに至る路線。本数は多かったが2013年11月2日に大幅に減便された。朝のみの運行で、出庫便として設定されている。
福岡タワー発着は百道浜・壱岐営業所が担当している。
  • 307(博多駅→住吉間)→W2(渡辺通り→福岡タワー・藤崎間)
    • 博多駅→住吉→渡辺通一丁目→天神→(天神北RP → 都市高速 → 百道RP)福岡タワー(TNC放送会館)
    • 博多駅→住吉→渡辺通一丁目→天神→(天神北RP → 都市高速 → 百道RP)→福岡タワー南口→藤崎
博多駅を発着とし、天神・百道ランプ経由で福岡タワー・藤崎に至る路線。ヤフオクドームは経由しない。天神 - 福岡タワー間の最速系統である。この系統は平日朝に福岡タワー・藤崎行き、平日夕方以降に博多駅行きが運行される(運行は百道浜・壱岐)。2011年4月1日改正で天神経由の直行も302番に変更され、このときから吉塚営業所も担当するようになった。福岡タワー・藤崎行きは能古渡船場行きとの混同を避けるため、同年7月16日改正で307番に変更されている。
307番は金武・壱岐・早良・竹下営業所との共同で運行する。早良は福岡タワー行きのみ、金武・壱岐は藤崎行きのみで、竹下は全て44番からの番号変更である。
能古渡船場発着の302番もあるが、そちらは愛宕浜営業所(シーサイドももち線)が運行する。
  • 急行 K
    • 九大伊都キャンパス(九大総合グラウンド) - 西警察署前 - 宮の前団地 - (福重/石丸RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅
  • エコルライナー K
    • 九大伊都キャンパス(九大総合グラウンド) - 西警察署前 - (今宿IC - 西九州道 - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅
博多駅・天神から九大伊都キャンパスに至る系統。西九州道経由のエコルライナーは平日のみ運行で、西警察署前から先は急行として運行する。2016年3月26日のダイヤ改正から天神→博多駅間を除き行先番号Kが付与される。吉塚は金武線の間合い運用に組み込まれており、平日のみ担当する。壱岐・博多営業所との共同運行。

西新(城南)九大線[編集]

全系統が、西新から博多駅までを結ぶ城南線住吉通りを全線走破する。

  • 9
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 愛宕下 - 室見駅 - 藤崎 - 西新 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅 - 呉服町 - 県庁前 - 箱崎三丁目
    • マリノアシティ福岡 - 名柄団地 - 愛宕下 - 室見駅 - 藤崎 - 西新 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅
愛宕浜、藤崎 - 博多駅、箱崎三丁目を六本松、城南線経由で結ぶ路線。2000年に10番より分離して出来た路線。またかつては早良病院前の道路を経由していた。マリノアシティ発着便は開設当初は土曜・日祝日のみ運行であったが、後に平日便も開設される。2008年3月のダイヤ改正で登場した。百道浜営業所からの出庫で西新パレス発もあるが、箱崎三丁目行きという点で9番を名乗っている。本数は平日1時間3~5本、土曜・日祝1時間4本(能古渡船場、マリノアシティ行きを合わせた本数なので、それぞれ1時間2本)運行である。愛宕浜、百道浜営業所と共同運行。
  • 10
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 九州医療センター - 西新 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅 - 呉服町 - 県庁前 - 九大病院
元の西鉄福岡市内線代替路線だが、当時とは起点(姪浜/室見橋/藤崎)・終点(九大前)ともに変更になっている。九大病院構内と博多駅を結ぶ唯一の路線でもある。福岡タワー南口 - 博多駅間は15番と同じである。平日のみ、西新パレス始発が1本だけ存在する。最近減便されつつある路線で、2010年3月27日改正で土曜日・日祝日の運行が取り止められ、西新 - 博多駅間の区間便も廃止された。殆どが百道浜営業所運行だが、吉塚営業所も数本担当する。
元々は福岡タワー - ゆめタウン博多直通系統(運行開始時はゆめタウン博多がまだ無かったため千鳥橋発着)だったが、福岡タワー、ヤフオクドーム近辺の渋滞が慢性化したために、系統が博多駅で完全に分断された。千鳥橋発着は千代営業所への入庫を兼ね、閉所後もその名残として晩に1本のみ存続していたが2017年3月25日改正で廃止となった。本数は、平日1時間2本、土曜・日祝40分間隔での運行である。2011年7月16日のダイヤ改正までは博多営業所(2010年6月26日までは千代営業所)と共同運行だった(平日朝と千鳥橋発着便のみ、現在は全便吉塚に移管)。
  • 15
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 九州医療センター - 西新 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅
全区間、10番と同じルートを走る。2010年3月27日改正で土曜・休日の10番の運行が中止された代替に博多埠頭発着が土曜・休日に登場したが、これも2012年9月23日改正で廃止されている。本数は毎時3~5本程度であるが、曜日によって大きなばらつきがある。愛宕浜・百道浜と共同運行である。中型車を使用することもある。
15番は元々西鉄福岡市内線の代替系統で、西新パレス - 城西営業所 - 六本松 - 薬院駅 - 博多駅 - 福高前 - 貝塚駅を結んでいたが、1990年頃廃止された。その後福岡タワー - 六本松 - 薬院駅 - 博多駅 - 福高前 - 千鳥橋(のちゆめタウン博多)を結ぶ系統として復活するが、上述の理由で現在の運行状況に至る。
  • ■ 58-1
    • 博多駅→住吉→渡辺通一丁目→薬院駅前→桜坂→上智福岡中高前→動物園前→教会前→薬院駅前→渡辺通一丁目→住吉→博多駅
金武・博多桧原営業所と共同運行。吉塚担当便は2011年4月1日のダイヤ改正で設定され、そのダイヤ改正で増発された分を担当している。

沿線には、雙葉学園入口バス停付近に福岡雙葉中学・高等学校桜坂バス停付近に、筑紫女学園中学・高等学校上智福岡中高前バス停付近には、上智福岡中学・高等学校があるため、朝の通学需要がとても多い。

タワー(天神)貝塚線[編集]

百道浜営業所と共同運行)

  • 20
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 九州医療センター - 今川西町公園前 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 天神 - 市民会館南口 - 築港口 - 箱崎浜 - 貝塚駅
路面電車の代替路線。そのためか、混雑しやすい場所を多く通る(天神、渡辺通、城南線近辺)ので、遅れやすい路線。本数は天神~貝塚駅間で毎時3~4本、福岡タワー発着は毎時2本前後が運行される。日中は、15分遅れることもある。中型車を使用する便もある。2008年3月15日のダイヤ改正で福岡タワーまで行く便が大きく減らされた。2011年2月26日のダイヤ改正で動物園前発着となる25-1番が設定され、西新方面は減便されたと同時に西新パレス発着便が廃止されている。2015年3月21日のダイヤ改正で25番の西新経由を20番の今川西町公園前経由へと変更した。それと同時に25-1を福岡市動物園のロータリー整備に伴い廃止し、天神発着に変更した。2018年3月17日のダイヤ改正から貝塚駅行きは天神北通過となっている(2018年3月17日のダイヤ改正以降は天神向けのみ天神北に停車する)。また、天神コア前行き始発便は、貝塚駅駐車場の鍵開け担当(最初に入る便のため)、貝塚駅行き最終便は吉塚営業所到着後、営業所の鍵閉め担当となっている(最後に入庫する便のため)。
天神発着系統は、天神での待機場所を持たない為ループダイヤとなっている。天神コア前→天神ソラリアステージ前で降車取扱後、西鉄天神高速バスターミナルで転回、そのまま天神ソラリアステージ前へ回送、築港口経由貝塚駅行として運行される(2018年3月17日のダイヤ改正以降は貝塚駅行きは天神ソラリアステージ前→市民会館南口となり、天神止まりは天神北→天神ソラリアステージ前となる)。

昭代(城南)博多駅線[編集]

  • 11/→ 88(薬院駅前→中央ふ頭間)
    • 藤崎 - 昭代一丁目 - 城南区役所北口 - 六本松 - 薬院駅前 - 住吉 - 博多駅 - 呉服町 - 蔵本 - マリンメッセ前 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭)
本数は平日が1時間当たり3~4本程度、土曜休日が1時間当たり2~3本程度。このほか、平日朝のラッシュ時に能古渡船場からの便が存在する。百道浜、愛宕浜営業所と共同運行している。藤崎到着後は基本的に折り返しまで待機するが、一部は乗務員休憩のため、福岡タワーへ回送される便もある。
博多駅止まり・中央ふ頭行きはいずれも駅前四丁目の次は博多駅西日本シティ銀行前に到着する。博多駅止まりの場合、博多駅到着後は博多バスターミナル横のおたふく駐車場まで回送されて待機または入庫で吉塚営業所へ回送するが、中央ふ頭行きの場合は博多駅到着後は駅前一丁目~マリンメッセ前まで続き、博多港国際ターミナル(中央ふ頭)に到着すると専用の駐車場に回送されて待機する(入庫の場合は吉塚営業所へ回送)。博多駅発・中央ふ頭発はいずれも博多バスターミナルには入らず、博多駅前Bのりばに停車する。博多駅発の場合、おたふく駐車場・吉塚営業所から回送で送り込まれ、博多駅前Bのりばから発車するが、中央ふ頭始発の場合は専用の駐車場・吉塚営業所から回送で博多港国際ターミナル(中央ふ頭)まで送り込まれ、博多港国際ターミナル(中央ふ頭)から出発する。中央ふ頭発は駅前一丁目を通過するとバスターミナルには入らずに、交差点を右折して博多駅前Bのりばに停車する。

福岡空港国際線~博多駅・天神線[編集]

  • AIRPORT BUS
直行
福岡空港国際線 - (ノンストップ) - 博多駅(博多バスターミナル)
快速
福岡空港国際線 - 山王一丁目 - 瑞穂 - 博多駅 - 駅前四丁目 - 渡辺通一丁目 - 西鉄天神高速バスターミナル
各停
福岡空港国際線 - 半道橋二丁目 - 山王一丁目 - 山王公園前 - 瑞穂 - 駅東三丁目 - 駅東二丁目 - 博多駅 - 駅前四丁目 - 渡辺通一丁目 - 西鉄天神高速バスターミナル
2013年3月16日のダイヤ改正により従来運行していた福岡空港国際線ターミナル - 博多駅間の路線の代替として新設された。天神方面は博多駅前Aのりばで停車するが、博多駅行きや空港国際線方面は博多駅バスターミナル1階に停車する。以前は福岡空港~博多駅間はノンストップであったが、この路線は各バス停に停車し、途中区間のみの利用も可能で、半道橋・山王地区を経由する。空港線専用のノンステップバスで運行するが、点検などの場合は通常のバスで運行している。当初は桧原営業所との共同運行であったが、2017年6月10日からは片江営業所・早良営業所も運行に加わっている。なお2013年8月1日より博多駅~天神間が急行へと変更された。(福岡空港国際線~博多駅間は変更なし)。2015年3月21日の改正で急行が外される(停車バス停の変更はなし)。新設当初は行先番号Aとして運行されていたが、2016年3月26日のダイヤ改正で無番へと変更、同時に「AIRPORT BUS」と名称設定された。さらに、西鉄天神高速バスターミナルへの起点変更や、昼間帯に博多駅地区〜福岡空港間で快速運行を行う系統を新設するなどの改正が実施された。快速系統の博多駅地区〜福岡空港間の停車停留所は、瑞穂・山王一丁目のみである。2017年4月25日からはこれに加え博多駅~福岡空港間で途中停留所に停まらない直行便も開設された。直行便は太宰府ライナーバス旅人と同経路で運行されるため、半道橋・山王地区へは行かない。

アイランド海の中道線[編集]

当営業所は2013年夏季運行から運行に参入しており、現在は夏期のサンシャインプール系統を担当する。

  • 直行(臨時)
    • サンシャインプール - マリンワールド海の中道 - (香椎浜RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 蔵本 - 天神※全停留所記載
毎年7月中旬 - 9月下旬頃までサンシャインプールの営業時期に併せて運行される。通常は香椎浜ランプ経由だが、アイランドシティ地区や香椎浜ランプ混雑時は香椎・名島へ迂回する事がある。土曜・休日のみ運行するが、毎年8月中には平日も運行する。海ノ中道海浜公園に乗り入れるのはこの系統のみ。天神では中央郵便局前発着。アイランドシティ・土井営業所と共同運行。

過去の路線[編集]

現存する路線の一部区間が廃止されたものについても記載する。

キャナルシティライン線[編集]

2018年3月17日開設。
当営業所は土日祝のみ運行を行っていた(平日は、博多・那珂川・アイランドシティによる運行、土日祝は宇美・桧原も加わり運行)。
2020年3月21日のダイヤ改正で大幅に減便された影響で、吉塚の担当便が消滅した(路線自体は、上記の吉塚以外の営業所の運行により存続)。

都心循環(内回り)線[編集]

  • 100円循環(内回り)
    • (18)博多バスターミナル3番のりば→(17)駅前一丁目→(16)祇園町→(15)奥の堂→(14)呉服町→(13)土居町→(12)川端町・博多座前→(11)東中洲→(10)市役所北口・アクロス福岡前→(9)天神コア前→(8)天神大丸前→(6)春吉→(5)南新地→(4)キャナルイーストビル前→(3)TVQ前→(2)駅前四丁目→(1)博多駅シティ銀行前
※全停留所記載。番号は停留所番号(2004年11月1日から設定)
博多営業所桧原営業所那珂川営業所宇美営業所香椎浜営業所との共同運行(ただし桧原は土曜日・日祝日のみの運行)。

都心循環(外回り)線[編集]

  • 100円循環(外回り)
    • (1)博多駅前A→(2)駅前四丁目→(3)TVQ前→(4)キャナルシティ博多前→(5)南新地→(6)春吉→(8)西鉄天神高速バスターミナル前→(9)天神大和証券前→(10)市役所北口・アクロス福岡前→(11)東中洲→(12)川端町・博多座前→(13)土居町→(14)呉服町→(15)奥の堂→(16)祇園町→(17)駅前一丁目→(18)博多駅三井ビル
※全停留所記載。番号は停留所番号(2004年11月1日から設定)
博多営業所との共同運行。吉塚は土曜・休日のみ担当していた。間合いで100円ライナーの運用もあった。

100円ライナー線[編集]

2011年3月2日に運行開始。同年1月31日のニュースリリース[2]で、九州新幹線全通やJR博多シティ開業による天神 - 博多間の交通利便性向上を目的に新設すると発表された。
新設当初は桧原・柏原金武香椎浜土井宇美の各営業所による共同運行であったが、2013年3月16日から、内回りは香椎浜・那珂川・宇美・吉塚の各営業所の運行に変更されている。なお外回りは博多と吉塚の都心循環(外回り)線の間合いとして運行された。停車停留所には、100円循環バスと同じで停留所番号が設定されている。外回りは全便都心循環(外回り)線の間合い運用であった。
都心循環バス「100円ライナー」

色幕は黒を使用する。博多駅地区から10分間隔で運行され、内回りの最終便は19:55発、外回りの最終便は18:15である。

  • 内回り (18)博多バスターミナル→(14)呉服町→(12)川端町・博多座前→(9)天神コア前→(8)天神大丸前→(4)キャナルイーストビル前→(1)博多駅シティ銀行前
  • 外回り (1)博多駅前A→(4)キャナルシティ博多前→(8)西鉄天神高速バスターミナル前→(9)天神大和証券前→(12)川端町・博多座前→(14)呉服町→(18)博多駅三井ビル

※全停留所記載、カッコ内は停留所番号。

中央ふ頭シャトル線[編集]

表記のバス停のみ停車。博多駅筑紫口(乗車)のバス停はサンライフホテル前となる。
2011年2月26日ダイヤ改正で運行開始されたが、同年7月16日ダイヤ改正で廃止された。
種別は急行だが、英語表記は日本では専ら快速として使用される"Rapid"表記で示されていた。

タワー(明治通)吉塚線[編集]

かつては行先番号1番として姪浜(折返場)から明治通り経由で月見町・吉塚営業所を結ぶ「姪浜(明治通)九大線」だったが、2010年3月27日改正で福岡タワー発着に変更され、路線名・行先番号が変更、姪浜 - 地行間が廃止された。なお、現在同区間を運行するのは姪浜(明治通)天神線の1番のみである。同日改正までは九大前経由月見町発着便があったが、現存しない。2011年4月1日のダイヤ改正で大濠公園 - 月見町のみの運行となり、71番に改番された上で土井営業所に移管された。
全便スロープ付バス(基本的に中型・中型ロング)で運行。
  • 20(月見町・吉塚営業所行きは地行から1番として運行)
    • 福岡タワー南口(TNC放送会館前) - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - 国立医療センター - 地行 - 唐人町 - 大濠公園 - 赤坂門 - 天神 - 東中洲 - 呉服町 - 千代町 - 県庁前 - 馬出 - 吉塚営業所 - 巴町 - 月見町
    • 福岡タワー南口(TNC放送会館前) - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - 国立医療センター - 地行 - 唐人町 - 大濠公園 - 赤坂門 - 天神 - 東中洲 - 呉服町 - 千代町 - 県庁前 - 吉塚駅前 - 吉塚営業所
  • 1
    • 大濠公園 - 赤坂門 - 天神 - 東中洲 - 呉服町 - 千代町 - 県庁前 - 馬出 - 吉塚営業所 - 巴町 - 月見町
    • 大濠公園 - 赤坂門 - 天神 - 東中洲 - 呉服町 - 千代町 - 県庁前 - 吉塚駅前 - 吉塚営業所
大濠公園発着は平日・土曜の朝と夜の少数のみ運転され、全区間1番として運転される。こちらも吉塚営業所発着は吉塚駅前を経由する。

板付団地線[編集]

雑餉隈営業所と共同運行。ただし特別快速と5番(大橋駅 - 板付七丁目)は担当しない。

  • 40(藤崎行きは博多バスターミナルから312番として運行)
    • 藤崎 - 福岡タワー南口 - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - (西公園RP - 都市高速 - 呉服町RP)- 呉服町 - 博多バスターミナル(博多駅) - 山王一丁目 - 那珂 - 板付団地 - 板付七丁目
  • 40特別快速(快速区間 那珂→筑紫口(博多駅)、博多バスターミナルからは312番として運行)
    • 板付七丁目→板付団地→那珂→(ノンストップ)→筑紫口(博多駅)→博多バスターミナル(博多駅)→呉服町→(呉服町RP → 都市高速 → 西公園RP)→医師会館・ソフトリサーチパーク前→福岡タワー南口→藤崎
藤崎・博多地区と板付地区を結ぶ路線。かつては明治通り・天神経由の西公園(現・大濠公園)発着便があったが2007年3月26日で廃止となり、代わりに藤崎発着便ならびに特別快速系統の運行を開始した。藤崎発着便ならびに特別快速系統は平日朝のみ運行で、それ以外の時間帯は博多バスターミナル - 板付七丁目間のみの運行となる。特別快速は新設当初、博多駅行きと藤崎行きを1本ずつ運行していたが、2010年6月26日改正で博多駅行きが藤崎行きに変更され、現在は藤崎行き2本の運行である。
天神 - 博多駅 - 板付地区の路線は、元来1・56・68番が担当していた。

2011年2月26日のダイヤ改正で29・29N番の博多駅から板付七丁目までの延長に伴い、吉塚営業所担当分が無くなった。

  • 40
    • 西公園(現:大濠公園) - 赤坂門 - 天神 - 東中洲 - (40番:現行路線 呉服町 - 板付七丁目)
毎時1本程度が運行されていたが、2007年3月26日改正で都市高速経由藤崎行きに置き換えられ、廃止された。

昭代(城南)博多駅線[編集]

  • 無番
    • 中央埠頭 - 築港口 - 千鳥橋
吉塚営業所への出入便として少数のみ運転されていたが、2009年6月のダイヤ改正で廃止された。廃止時は千鳥橋行きのみの運転で、千鳥橋到着後は吉塚営業所へ回送されていた。築港口のバス停も那の津通り側と違うところにあった。

博多駅〜福岡空港国際線ターミナル線[編集]

  • 無番
    • 博多駅交通センター(現:博多バスターミナル) - 福岡空港国際線ターミナル
福岡空港国際線ターミナルの移転に伴い、新設された路線。博多駅と福岡空港国際線ターミナル間はノンストップで運行されていたが、利用者が少なく廃止された。なお2012年より博多営業所の運行により復活している。

福岡空港国際線~博多駅・天神線[編集]

  • A
    • 福岡空港国際線 - 半道橋二丁目 - 山王一丁目 - 瑞穂 - 駅東三丁目 - 筑紫口 - 博多駅 - 駅前四丁目 - 住吉 - 柳橋 - 渡辺通一丁目 - 天神
2013年8月1日に天神~博多駅間の急行が新設されたため廃止された。

西新(築港)貝塚線[編集]

百道浜営業所と共同運行)

  • 25
    • 福岡タワー(TNC放送会館) - 医師会館・ソフトリサーチパーク前 - (←ヒルトン福岡シーホーク前←) - 九州医療センター - 地行 - 西新パレス前 - 西新四丁目 - 鳥飼 - 大濠 - 六本松 - 桜坂 - 雙葉学園入口 - 薬院大通り - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 天神地区(天神南 - (→天神ソラリアステージ前→/←天神コア前←) - 天神北) - 市民会館前 - 石城町 - 千鳥橋 - 馬出三丁目 - 箱崎浜 - 箱崎松原 - 貝塚駅
  • 25-1(動物園前行き) 25(貝塚駅行き)
    • 動物園前 - 教会前 - 九電体育館前 - 薬院大通り - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 天神地区(天神南 - (→天神ソラリアステージ前→/←天神コア前←) - 天神北) - 市民会館前 - 石城町 - 千鳥橋 - 馬出三丁目 - 箱崎浜 - 箱崎松原 - 貝塚駅
路面電車の代替路線。そのためか、混雑しやすい場所を多く通る(天神、渡辺通、城南線、西新近辺)ので、遅れやすい路線。日中は、15分遅れることもざらにある。中型車を使用する便もある。2008年3月15日のダイヤ改正で福岡タワーまで行く便が大きく減らされた。2011年2月26日のダイヤ改正で動物園前発着となる25-1番が設定され、西新方面は減便されたと同時に西新パレス発着便が廃止されている。2015年3月21日のダイヤ改正で共に廃止となった。

福岡都心ライナー(臨時)[編集]

2010年4月1日から同年6月30日までの平日に期間限定で運行された[3]。行先表示機には「福岡都心ライナー」と表示されていた。運行情報や時刻はにしてつバスナビおよび公式時刻表に表示されなかった。博多営業所と吉塚営業所による共同運行で、博多営業所担当便は大型車で、吉塚営業所担当便は中型車で運行された。なお、運行終了前に途中まで同一経路を経由する特快3番の停車停留所に川端町・博多座前が追加されたが、当系統の停車停留所は変更されなかった。

  • 特別快速急行(博多駅→明治通→大手門は特別快速、城内美術館東口(現:福岡市美術館東口)→国体道路→博多駅は急行)
    • 博多駅交通センター(現:博多バスターミナル)→呉服町→天神福ビル前→天神新天町入口→赤坂門→城内美術館東口(現:福岡市美術館東口)→警固町→天神警固神社・三越前→天神一丁目→キャナルシティ博多前(現:キャナルイーストビル前)→博多駅交通センター(現:博多バスターミナル
※全停留所記載、上記停留所にのみ停車する。
一方向にのみ運行。15分間隔で運行されていた。天神一丁目→博多駅交通センター(現:博多バスターミナル)間でははかた駅前通りを経由した。

博多駅・中央ふ頭線[編集]

  • ■ 80 天神一丁目へは停車しない
    • 博多駅地区 - 祇園町 - キャナルシティ博多前 - 天神地区(←68) - 市民会館前 - 国際会議場サンパレス前 - マリンメッセ前 - 博多港国際ターミナル
中央ふ頭 - 博多駅を天神、キャナルシティ経由で結ぶ路線。2016年10月1日改正で土曜・休日のみの運行となり、2017年6月10日改正でBRTに代替する形で廃止した。
当系統に関しては中央ふ頭クルーズセンターに乗り入れない。厳密に言えば柏原・桧原営業所が担当する野間快速線の快速151番・快速152番→天神から中央ふ頭方面80番系統のみが乗り入れている。
桧原営業所・片江営業所との共同運行である。2012年9月のダイヤ改正で愛宕浜営業所が受け持っていた分が移管された。

車両[編集]

かつて高速車、貸切車が配置されていた時期があったが現在は路線車のみ。

  • 路線車
    • 大型車は純正車両が導入される前、主に日産ディーゼルと日野が新製投入されていた。2013年には福岡空港国際線ターミナル~博多駅・天神線の運行に合わせていすゞエルガのノンステップバスが投入されたが、現在は転出。2014年には三菱ふそうエアロスター、2016年に日野ブルーリボン、2017年にエルガとAIRPORT BUS専用車としてエアロスター(3121~3123)、2018年にエアロスター(3240・3241)が投入されている。AIRPORT BUS専用車は座席配置が都市型ラッシュ仕様とされている。
    • 中型車は日産ディーゼル、いすゞの西工B型があったが、他営業所に転属した。現在は日野レインボーII、いすゞエルガミオが配置されている。基本的にタワー(天神)貝塚線で使用するが、西新(城南)九大線に入ることもある。
  • 2008年6月9日から運行されているスマートループの塗装のバスを最初に導入した営業所である。

使用機器[編集]

  • 運賃表示器はレシップ製の液晶ディスプレイ(LCD)式を使用。
  • 運賃箱もレシップ製を使用。

脚注[編集]

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  1. 吉塚の2文字が入るのは、西鉄バス久留米・吉井支社(○枠内に吉)と西鉄バス筑豊・飯塚本社(○枠内に塚(現在は表記○枠内に飯))との混同を避けるためである。
  2. [1]
  3. 『福岡都心ライナー』4月1日より運行中!PDF”. 西日本鉄道 (2010年4月2日). 2010年4月13日確認。