西日本鉄道愛宕浜自動車営業所

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愛宕浜自動車営業所(あたごはまじどうしゃえいぎょうしょ)は西日本鉄道(西鉄)のバス営業所のひとつで、主に福岡市都心部と早良区北部の愛宕浜姪浜シーサイドももちの路線を担当する。営業所表記は○愛

福岡市営渡船の乗り場に併設されている。また、営業所内には西鉄ホテルズが所有するソラリアリゾートシップ「マリエラ」専用のケータリングキッチンがある。

所在地[編集]

福岡県福岡市西区愛宕浜3丁目5027番地

  • 最寄りバス停:能古渡船場(バスの行先表示機には「のこ渡船場」と表示される)

管轄路線[編集]

2020年3月21日現在の路線(太字は終点・始発停留所)

シーサイドももち線[編集]

  • ■ 300(那の津口→博多駅:■5)
博多駅・天神地区から都市高速・PayPayドーム・よかトピア通り名柄団地経由で能古渡船場に至る路線。日中は運行されず、代わりに同じ名柄団地経由の303番が運行される。
2009年3月23日改正までは深夜バスが運行されていたが、同日改正による301番に変更されるかたちで消滅した。
  • ■ 300(駅東ランプ経由)
  • 能古渡船場 - 愛宕浜小学校前 - 名柄団地 - PayPayドーム -(西公園RP - 都市高速 - 駅東RP) - 合同庁舎 - 博多駅筑紫口 - 博多駅(博多バスターミナル
駅東ランプ・合同庁舎経由は、天神方面には行かない(博多駅行きの車内放送でも繰り返し案内される)。平日朝に博多駅行き、平日夕方に能古渡船場行きをそれぞれ1本のみ運行。能古渡船場 - 中央市民プール前までの経路は通常の300番と同じである。博多駅の始発はバスターミナル13番のりば。博多駅行きは行先表示に博多駅筑紫口と書かれているが、終点はひとつ先の博多バスターミナルである。
  • ■ 301(那の津口→博多駅:■5)
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 西南中高前 - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
博多駅・天神地区から都市高速・PayPayドーム・よかトピア通り・マリナタウン経由で能古渡船場に至る路線。300番とは能古渡船場周辺の経由地が異なる。
平日日中はおおむね20分間隔、土曜日・日祝日の日中はおおむね30分間隔で運行される。
同一経路で深夜バスも運行していたが、2018年3月16日に運行終了した。
  • ■ 302(那の津口→博多駅:■5)
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 福岡タワー南口 - (百道RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
博多駅・天神地区から都市高速(百道ランプ)・福岡タワー・よかトピア通り・マリナタウン経由で能古渡船場に至る路線。PayPayドームは経由しない。
平日日中はおおむね20分間隔、土曜日・日祝日の日中はおおむね30分間隔で運行される。
上記以外にも福岡タワー→博多駅間の系統のほか、福岡タワー→早良営業所間(那の津口以降快速200番。早良営業所が運行)、野方間(那の津口以降204番。壱岐営業所が運行)の系統もある。
  • ■ 304(那の津口→博多駅:■5)
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 名柄団地 - 姪浜三丁目 - (愛宕RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
博多駅・天神地区から都市高速(愛宕ランプ)・愛宕下・名柄団地・マリナタウン経由で能古渡船場に至る路線。
平日朝に博多駅行き、同日夕方に能古渡船場行きが運行される。
  • ■ 312
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 福岡タワー南口 - (百道RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 呉服町 - 祇園町 - 博多駅
博多駅から天神・ヤフオクドームを経由せず呉服町・都市高速・福岡タワー・よかトピア通り・マリナタウン経由で能古渡船場に至る路線。博多駅 - 福岡タワー地区の日中の最速系統である。
日中の運行本数は、平日・土曜日が2本程度、日祝日は1-2本。
平日朝夕には能古渡船場発博多駅前行きが運行される。この便は博多駅前のAのりばに到着し、客扱い終了後は300番など能古渡船場行きとして運行される。
福岡タワー・藤崎発着の312番もあるが、そちらは壱岐営業所・雑餉隈営業所・吉塚営業所・金武営業所が担当する。
  • ■ 333(那の津口→博多駅:■5)
    • マリノアシティ福岡 - 名柄団地 - 西南中高前 - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
博多駅・天神地区から都市高速・PayPayドーム・よかトピア通り・名柄団地経由でマリノアシティ福岡に至る路線。2020年3月21日ダイヤ改正により行先番号が303番から333番に変更となった(運行経路は変更なし)。平日日中は毎時2-4本、土曜日・日祝日の日中は毎時2本程度が運行される。
定期便は全便愛宕浜営業所担当だが、臨時便は吉塚営業所・百道浜営業所が運行する場合もあった。
  • 特快 333(天神北→博多駅:急行)
    • マリノアシティ福岡 - 名柄団地 - 西南中高前 - PayPayドーム - (西公園RP - 都市高速 - 天神北RP) - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅
    • マリノアシティ福岡 - PayPayドーム間は各停。天神北→博多駅間は、行先番号なしの「急行」として運行する。
2020年3月21日改正で従来運行されていた特快303番(百道ランプ・福岡タワー経由)のルートを置き換える形で新設。普通便と経路を統一する上、快速区間をPayPayドームまでに短縮している。土曜日・日祝日の昼間に運行され、最も多い時間帯で4本程度運行。
  • エコルライナー
    • 博多駅→住吉→渡辺通一丁目→天神→都市高速西南中高前→愛宕浜小学校前→のこ渡船場
2007年10月1日改正で西南中高前行きが新設され、2009年3月23日改正から能古渡船場行きが登場した。
平日朝に西南中高前行き、能古渡船場行きが運行される。西南学院中学校・高等学校福岡女子高等学校への通学生を主客とする系統。那の津口→領事館前間、西南中高前→愛宕浜小学校前間はノンストップ。西南中高前行きは終点到着後、藤崎まで回送されて折り返し306番博多駅行きとなる。
  • ■ 306
    • 藤崎→福岡タワー南口→ヒルトン福岡シーホーク→九州医療センター→PayPayドーム→都市高速→呉服町→祇園町→博多駅
藤崎・福岡タワーからPayPayドーム・都市高速経由で博多駅に至る路線。愛宕浜営業所は上記エコルライナーの折返しとして2本担当する。
  • ■ 1
姪浜駅と藤崎を室見駅経由で結ぶ路線。本数は非常に少なく、朝・晩に数本のみ運行する。以前は博多駅や野方方面まで直通していた(市内貫線)が、野方側は姪浜駅を境に系統分割(姪浜(明治通)博多駅線)、博多駅方面は2010年3月27日改正で廃止された。なお、博多祇園山笠の追い山早朝臨時便は博多駅まで運行されていた。藤崎到着後、能古渡船場まで回送される。2015年3月21日改正から姪浜フィーダー線として運行されていたが、2016年6月18日改正からシーサイドももち線と運用が統合された。そのため、中型車から大型車へと使用車両が変更された。さらに平日朝1本のみ九州医療センター場内まで延伸された(客扱い後は能古渡船場へ回送)。2020年3月21日ダイヤ改正にて藤崎→姪浜駅の便が廃止された。
  • ■ 98
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 名柄団地 - 姪浜三丁目 - 姪浜駅北口
姪浜地区と愛宕浜地区を結ぶ路線。福岡女子高等学校の通学用路線としての側面も持つ。日中は毎時2本程度運行。朝と夜は7番の出入庫便も担当する。朝は一部の便が直行1番に置き換えられる。姪浜駅北口行きは客扱い後に98番能古渡船場行きとして連続運行および姪浜駅南口・能古渡船場まで回送される。
  • 直行1
    • 能古渡船場←愛宕浜小学校前←姪浜駅北口
福岡女子高校通学用直行バス。朝に能古渡船場行きのみ運行される。姪浜三丁目・名柄団地には停車しない。2016年6月18日からは土曜・休日運行の1番も直行1番に変更。2020年3月21日ダイヤ改正により土曜・休日の便を廃止。

西新(城南)九大線[編集]

  • ■ 9
    • マリノアシティ福岡 - 名柄団地 - 愛宕下 - 藤崎 - 西新四丁目 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
    • 能古渡船場 - マリナタウン - 愛宕下 - 藤崎 - 西新四丁目 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅 - 呉服町 - 県庁前 - 箱崎三丁目
    • 西新パレス前→西新四丁目→大濠→六本松→薬院駅前→渡辺通一丁目→住吉→博多駅→呉服町→県庁前→箱崎三丁目
マリノアシティ・能古渡船場から六本松・薬院駅経由で博多駅・箱崎三丁目・中央ふ頭へ至る路線。2000年3月21日改正までは行先番号が10番だった。
マリノアシティ発着便は2007年3月26日改正で登場。当初は土曜日・日祝日のみ運行だったが、現在は平日にも運行される。西新パレス始発便はごくわずか。
2017年8月26日改正で箱崎三丁目発着が削減されたほか、新たに中央ふ頭行き特別快速の運行を開始した(原則連節バスを使用、詳しくは福岡BRT線の項を参照)。
本数はマリナタウン入口 - 博多駅間で1時間当たり3-5本程度運行。百道浜営業所・吉塚営業所と共同運行。ただし、ほとんどが愛宕浜営業所担当便である。
博多祇園山笠の早朝臨時便は能古渡船場 - 祇園町で運行される。
箱崎三丁目発着は本数が少ない。箱崎三丁目到着後は吉塚営業所へ回送されるが、2018年10月1日より一部は箱崎折返場で待機するようになった。
  • ■ 15
    • 福岡タワー(TNC放送会館前) - 九州医療センター - 西新 - 大濠 - 六本松 - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
福岡タワー - 博多駅間を西新・六本松・薬院駅前経由で結ぶ路線。9番と同様で百道浜営業所・吉塚営業所と共同運行。一時期は担当路線から外れていたが、2008年3月15日改正で愛宕浜営業所担当便が再登場した。ただし、愛宕浜営業所担当便はわずかである。
博多駅 - ゆめタウン博多系統は担当しない(そちらは吉塚営業所が担当する)。

昭代(城南)博多駅線[編集]

  • ■ 11(→88)
    • 能古渡船場→名柄団地→藤崎 - 昭代一丁目 - 城南区役所北口 - 六本松 - 薬院駅前 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅 - 呉服町 - 蔵本 - 国際会議場サンパレス前 - マリンメッセ前 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭)
藤崎から昭代・城南線経由で博多駅・博多港国際ターミナルに至る路線。平日朝2本のみ能古渡船場から運行する。平日は毎時4本程度、土曜日・日祝日は3本程度が運行される。百道浜営業所と吉塚営業所との共同運行である。一部は乗務員休憩のため、藤崎到着後に福岡タワーへ回送される便もある(通常藤崎到着後は折り返しまで待機または能古渡船場へ回送)。
博多駅止まり・中央ふ頭行きはいずれも博多駅の到着は西日本シティ銀行前となるが、中央ふ頭行きは駅前一丁目 - マリンメッセ前まで続いて終点は博多港国際ターミナル(中央ふ頭)となり、終点到着後は専用駐車場に回送されて待機するが、博多駅止まりは博多駅到着後は博多バスターミナル横のおたふく駐車場に回送されて待機する。中央ふ頭発は専用駐車場から回送で博多港国際ターミナル(中央ふ頭)に送り込まれ、博多港国際ターミナル(中央ふ頭)から出発するが、博多駅発はおたふく駐車場から回送で博多駅前Bのりばに送り込まれ、博多駅前Bのりばから出発する(博多駅発・中央ふ頭発のいずれも博多バスターミナルへは入らない)。
1983年筑肥線博多駅 - 姪浜駅間が廃止されたのに合わせて代替として運行開始した路線で、旧筑肥線鳥飼駅西新駅に近い場所を通る。当初は昭代三丁目 - 博多駅の運行で、筑肥線西新駅の跡に転回場が設けられていた。

昭代〜天神線[編集]

  • 7(→1(県庁方面)・→W3(那の津方面))
    • 姪浜駅南口 - 室見三丁目 - 昭代一丁目 - 城南区役所北口 - 六本松 - 警固町 - 天神 - 川端町・博多座前 - 呉服町 - 県庁前 - 吉塚営業所
    • 姪浜駅南口 - 室見三丁目 - 昭代一丁目 - 城南区役所北口 - 六本松 - 警固町 - 天神 - 那の津四丁目
    • 姪浜駅南口 - 室見三丁目 - 昭代一丁目 - 城南区役所北口 - 六本松 - 警固町 - 天神天神北
姪浜駅南口、室見三丁目、弥生二丁目、昭代 - 天神、吉塚営業所・那の津四丁目を六本松・国体道路経由で結ぶ路線。弥生二丁目 - 姪浜駅南口は筑肥線廃線跡の道路を通る。日中は概ね30分間隔で運行。以前は壱岐営業所の単独だったが、2011年4月1日のダイヤ改正より愛宕浜営業所と共管となり、2013年3月16日からは愛宕浜営業所単独運行となっている。同年11月2日に那の津四丁目発着便が平日・土曜に新設された。基本的にスロープ付大型車を使用している。なお吉塚営業所発着便は平日のみである。姪浜駅南口到着後は折り返しまでロータリーで待機もしくは能古渡船場まで回送されるが、入庫便の一部は98番にも使用するため姪浜駅北口まで回送される便もある。

Fukuoka BRT[編集]

Fukuoka BRT」も参照

  • 都心循環BRT(快速)
    • 博多港国際ターミナル(中央ふ頭) - マリンメッセ前 - 国際会議場・サンパレス前 - 福岡市民会館 - 天神(←ソラリアステージ前・ソラリアステージ前(福ビル街区街区)→) - 渡辺通一丁目(←電気ビル共創館前・サンセルコ前→) - 博多駅(←A・F→) - 呉服町 - 蔵本 - 国際会議場・サンパレス前 - マリンメッセ前 - 博多港国際ターミナル(中央ふ頭)
西鉄と福岡市が共同で実施する都心循環BRTの試行として2016年8月8日より運行している路線。上記停留所のみに停車し、専用の連節バスを使用するが、車両不足など突発的な代走として一般路線バス車両で運行する場合もある。運賃は他の系統と同一。後中乗り前降りで、ICカード利用でチャージ不要の場合のみ後扉から降車可能。
なお、今後さらに車両の増備や運行ルートの変更が行われる。
10月10日限りで最初の試行運行を終了、10月25日から、第2段階での試行運行を開始した。第2段階移行に伴い、呉服町と渡辺通一丁目(電気ビル共創館前)での乗降取り扱いが開始され、両方向に運行する循環路線となったほか、博多港国際ターミナル~国際会議場・サンパレス前間のクローズド・ドアがなくなり、停車する全停留所での乗降が可能となった。また、第1段階では運行区間とクローズドドアの関係で運賃が事実上の均一となるため整理券が不要で整理券発行機も設けられていなかったが、第2段階では乗車区間により運賃が異なるため、整理券発行機が設置され、現金や各種乗り放題乗車券での乗車は整理券発行機から整理券を取るようになった。
2017年6月10日より第3段階での試行運行が開始され、20~30分間隔での運行となり那珂川営業所との共同運行になったほか、蔵本での乗降扱いが開始された[1]。同年8月26日からは都心への送り込みも営業運行するようになった[2]。愛宕浜営業所は朝に特快301番・特快9番、晩に特快300番で送り込む。なお、「薬院駅前」以外の送り込み区間の停留場では後ドアは締切となり乗降できない。
2019年3月16日に、天神地区でのフリンジパーキング実証実験(ボートレース福岡第1立体駐車場及びグランドパーキング)に合わせ「福岡市民会館」バス停を設置、同バス停に停車するようになった[3]
2019年7月20日にアイランドシティ営業所にも配置されて15分間隔で運行されている
  • 9特別快速(渡辺通一丁目→博多港国際ターミナル間:内回り)
    • 能古渡船場→マリナタウン→室見駅→藤崎→西新四丁目→鳥飼→六本松→薬院駅前→渡辺通一丁目→(以降はBRT内回りと同経路)
西新・城南線経由。朝に2便運行。
  • 301特別快速(天神→博多港国際ターミナル間:内回り)
    • 能古渡船場→マリナタウン→西南中高前→PayPayドーム→都市高速→天神→(以降はBRT内回りと同経路)
都市高速経由。朝に1便運行。
  • 300特別快速(博多港国際ターミナル→博多駅間:外回り)
    • (BRT外回りより直通)→博多駅→渡辺通一丁目→天神→都市高速→PayPayドーム→西南中高前→愛宕浜小学校前→能古渡船場
都市高速経由。301番と違いマリナタウンを経由しない。晩に2便運行。

能古島内線[編集]

  • 無番
    • 龍の宮 - 渡船場前 - 展望台入口 - 思索の森 - アイランドパーク
能古島内を運行する路線。1988年7月25日に運行開始した。島の南端部の龍の宮から海沿いの集落内を走り、渡船場前を経由し、島の南東端部の北浦口から左折し、島の中央部に延びる道路を北上して島の北部のアイランドパークに向かう。
観光路線のため日祝日の運行本数が多いほか、土曜日も平日ダイヤで運行される。また、行楽期の日祝日には渡船場前 - アイランドパーク間に臨時便が増発されることもある。12月から2月は日祝日も平日ダイヤで減便運行されたこともあったが、2010年12月のダイヤ改正以降撤廃されている。龍の宮発着は主に朝夕に運行され、日中は観光利用の多い渡船場前 - アイランドパーク間の区間便が多い。
島の中央部の道路は急勾配・急カーブが連続し狭隘なことから当路線は中型車が限定運用されており、主に福岡シティループバス「ぐりーん」から転用した車両が使用される(ただし検査時や臨時便では通常の中型車を使用することもある)。車両は検査や臨時便の送り込み、営業所での給油などの場合は福岡市営渡船に搭載し営業所と能古島の間を回送することがあるが、通常は龍の宮に常駐している。乗務員は龍の宮で現地出退勤する。

野方(都市高速)博多駅線[編集]

愛宕浜営業所は九大伊都キャンパス臨時便のみ担当。214番や514番は担当しない。

  • 急行K
    • 博多駅 - 渡辺通一丁目 - 天神 - 都市高速 - 宮の前団地 - 西警察署前 - 九大伊都キャンパス(九大総合グラウンド)
  • エコルライナーK
    • 博多駅 - 渡辺通一丁目 - 天神 - 都市高速 - 西九州道 - 西警察署前 - 九大伊都キャンパス(九大総合グラウンド)
定期便は壱岐・博多・吉塚営業所が運行している。

その他[編集]

営業所の敷地が広いことから、夜行高速バスの福岡発着一部路線(共同運行会社のみ)の休憩箇所として使用されている。2010年6月25日までは千代営業所で休憩が行われていたが、千代営業所が博多営業所に統合されたため、当営業所に移管された。以前は阪急観光バス・名鉄バスも休憩のため駐車していたが、片江営業所・博多営業所に変更された。

過去の路線[編集]

長浜線[編集]

  • 68
    • 福浜 - 中央市民プール前 - 給油センター - 長浜一丁目 - 天神 - キャナルシティ博多前 - 祇園町 - 博多駅
    • 西新パレス前 - 今川橋 - 地行 - 唐人町 - 福浜 - 中央市民プール前 - 給油センター - 長浜一丁目 - 天神 - キャナルシティ博多前 - 祇園町 - 博多駅
    • 福浜→中央市民プール前→(西公園)都市高速(天神北)→那の津口→天神→春吉→キャナルシティ博多前→博多駅
博多駅 - 福浜間を国体道路、長浜通、給油センター経由で結ぶ路線。ヤフードーム(現ヤフオクドーム)での慢性的な渋滞が原因で2009年3月23日のダイヤ改正で廃止された。2008年3月15日のダイヤ改正までは千代・愛宕浜営業所の両方も共同で担当していた。なお福浜 - 博多駅間は現在、百道浜営業所が担当している。
都市高速経由は、305に吸収される形で廃止された。

博多駅 - 中央ふ頭線[編集]

  • ■ 80(博多駅行きは天神大丸前から8番として運行)
    • 博多駅 - 祇園町 - キャナルシティ博多前 - 天神 - 市民会館前 - 国際会議場サンパレス前 - マリンメッセ前 - 中央ふ頭
中央ふ頭 - 博多駅を天神、キャナルシティ経由で結ぶ路線で、桧原営業所・片江営業所との共同運行であった。愛宕浜担当便は土曜・休日のみ担当で、当初の送り込み運用は1番・98番(姪浜駅南口行きのみ)だったが、2010年3月のダイヤ改正以降はシーサイドももち線で実施される。2012年9月のダイヤ改正で愛宕浜営業所が受け持っていた分がそのまま吉塚営業所担当となった。基本的には大型ワンステップ車を使用するが、以前は中型ノンステップ車が使用されることもあった。

シーサイドももち線[編集]

  • ■ 300
  • ■ 301
    • 能古渡船場 - 愛宕浜三丁目 - マリナタウン第一 - 豊浜団地 - 愛宕公民館前 - 博物館南口 - 百道浜一丁目(現:西南中高前) - 福岡ドーム前(現:ヤフオクドーム前) - 中央市民プール前 - (西公園)都市高速(天神北) - 那の津口 - 天神 - 春吉 - キャナルシティ博多前 - 祇園町 - 博多駅

以前は国体道路経由で運行されていた。1998年ごろに現在のルートに変更された。

  • 急行303
    • マリノアシティ福岡←名柄団地←博物館南口←ヤフオクドーム前←(西公園)都市高速(天神北)←天神地区(天神北←天神高速バスターミナル前)←渡辺通一丁目←博多駅地区博多駅
土曜日・日祝日の昼間にマリノアシティ行きのみ運行される。2007年3月26日改正で博多駅行きが直行に置き換えられた(後述)。
最も多い時間帯で4本程度運行。定期便は全便愛宕浜営業所担当だが、臨時便は普通便と同様、吉塚営業所・百道浜営業所が運行する場合もあった。
2016年6月18日改正で廃止され、代わりに特別快速303番が運行されている。
  • 直行(天神北から急行として運行)
    • マリノアシティ福岡→(愛宕)都市高速(天神北)→天神地区(天神北→天神コア前)→渡辺通一丁目→博多駅地区博多駅
2007年3月26日改正で、303番急行の博多駅行きを置き換える形で新設された。愛宕ランプを経由する。昼から夕方にかけて、博多駅行きのみ運行。
最も多い時間帯で4本程度運行される。定期便は全便愛宕浜営業所担当だが、臨時便は吉塚営業所・百道浜営業所が運行する場合もあった。
2016年6月18日改正で廃止され、代わりに特別快速303番が運行されている。
  • ■ 303
  • 博多駅行きは那の津口から■5で運行
    • マリノアシティ福岡 - 名柄団地 - 西南中高前 - ヤフオクドーム前 - 都市高速 - 天神 - 渡辺通一丁目 - 住吉 - 博多駅
博多駅・天神地区から都市高速・ヤフオクドーム・よかトピア通り・名柄団地経由でマリノアシティ福岡に至る路線。
平日日中は毎時2-4本、土曜日・日祝日の日中は毎時2本程度が運行される。
定期便は全便愛宕浜営業所担当だが、臨時便は吉塚営業所・百道浜営業所が運行する場合もあった。2020年3月21日ダイヤ改正で廃止。代わりに333番が運行される。
  • 特快303
  • 博多駅行きは天神北から急行で運行
    • マリノアシティ福岡 - 福岡タワー南口 - 都市高速 - 天神 - 渡辺通一丁目 - 博多駅
通常の303番と異なり百道ランプ経由のため、ヤフオクドームは経由しない。2016年6月18日改正で従来運行されていた急行303番・直行を置き換える形で新設。土曜日・日祝日の昼間に運行される。最も多い時間帯で4本程度運行。マリノアシティ行きは福岡タワー(TNC放送会館)に停車していたが、2017年3月25日改正で博多駅行きと同じく福岡タワー(TNC放送会館)を通らず博物館北口に停車するようになった。2020年3月21日ダイヤ改正で廃止。代わりに特快333が運行される。

姪浜(明治通)天神線[編集]

姪浜(明治通)天神線(画像は博多駅発、姪浜駅南口行き時代のもの)
  • ■ 1
    • (1番:現行路線 姪浜駅姪浜駅北口←/姪浜駅南口→) - 藤崎) - 西新パレス前 - 地行 - 大濠公園 - 赤坂門 - 天神地区天神新天町入口/天神証券ビル前→天神北
福岡市地下鉄空港線の上を走る路線。以前は博多駅や野方方面まで直通していた(市内貫線)が、野方側は姪浜駅を境に系統分割(姪浜(明治通)博多駅線)、博多駅方面は2010年3月27日改正で廃止された。なお、博多祇園山笠の追い山早朝臨時便は博多駅まで運行されていた。(2015年より運行取り止め。)中型車での運行が多く、(この路線の廃止直前は、ほとんどの便が中型車だった。)日中は1時間あたり2 - 3本程度を運行。姪浜駅北口行きは客扱い後に98番能古渡船場行きとして連続運行および姪浜駅南口まで回送される。
従来は姪浜駅南口発着だったが、2012年7月23日改正で姪浜駅南口行きは姪浜駅北口終点に変更、能古渡船場行きは姪浜駅北口始発に変更された。(天神行きは姪浜駅南口から発車)
2015年3月21日のダイヤ改正をもって藤崎~天神間の運行を廃止し、藤崎~姪浜駅間の運行となる。

姪浜フィーダー線[編集]

  • ■ 1
    • 能古渡船場←愛宕浜小学校前←名柄団地←姪浜三丁目←姪浜駅北口
能古渡船場行きは土曜日・日祝日の朝に運行されるが、98番とは異なり、マリナタウンは経由しない。2016年6月18日のダイヤ改正で直行1番に変更される形で廃止。

備考[編集]

  • 福岡地区での若い運転士を育てる営業所の一つとして指定されている。
  • 発足した当初は西新自動車営業所愛宕浜車庫であり、現在のマリエラの事務所が車庫の事務所であった。その後、配置車両の増加に伴い、車庫から営業区、営業所へと名称が変更され、整備場も建設された。現営業所は、待合室が併設されており、2階部分が独身乗務員の社宅となっている。

車両[編集]

かつてはアジア太平洋博覧会ガイドウェイバスとして製造されたホークスバスが配置されていたが既に廃車されている。

ツーステップ車は基本的に西新(城南)九大線または昭代(城南)博多駅線、中型車は能古島内線で運行している。

2020年6月24日現在の車両  路線車、貸切車、連接バスを合わせた数

いすゞ車が2014年式が(2883、2884)2台、2016年式が(1028、1102、1103)3台、2018年式(1260、1261、1262)が3台、2020年式(1452、1453)2台合計10台

日産ディーゼル(UDトラックス)車が2001年式が10台、2002年式が3台、2003年式が10台、2004年式が2台、2005年式が1台、2006年式が4台、2007年式が3台

2009年式が4台、2010年式が4台、計41台配置されている。

日野車は2001年式が2台、2010年式が5台、2013年式が6台、2015年式が3台、2016年式が3台、2017年式が3台、2018年式が2台、計23台

スカニア車が2台、ベンツ車が2台    愛宕浜営業所には76台配置されている。


  • 路線車 
    • 大型車はノンステップ車が日野ブルーリボン・いすゞエルガ、ワンステップ車が日野ブルーリボンⅡの純正ボディと西工B型架装の日野ブルーリボンシティ、UDトラックス(日産ディーゼル)UA・スペースランナーRA、ツーステップ車が西工B型架装の日野ブルーリボンの配置。
    • 中型車はワンステップ車のみ在籍。日野レインボーⅡの純正ボディといすゞエルガミオ、日産ディーゼルRMの西工B型架装で、RMは福岡シティループバス「ぐりーん」からの転用である。能古島内線に使用される。
    • 連節バスはスカニア製エンジン+ボルグレンOPTIMUSが2台、メルセデスベンツ・シターロGが2台、計4台の配置[4]。他車と異なる黄色と白のツートンカラー。
  • 貸切車
    • 営業所近隣の送迎用として大型の日産ディーゼル(西工C型)が1台配置されている。

使用機器[編集]

  • 運賃表示機はレシップ製の液晶運賃表示機を使用。磁気カードリーダも小田原機器製を使用していたが、バスカード利用停止により撤去されている。

脚注[編集]

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  1. 連節バス試行運行 STEP3について - 西日本鉄道 2017年5月18日
  2. 連節バス 8月26日(土)ダイヤ改正! - 西日本鉄道 2017年8月15日
  3. フリンジパーキングの実証実験にあわせて、「福岡市民会館」バス停を新設し、連節バスを停車させます - 西日本鉄道 2019年3月14日(2019年3月18日閲覧)
  4. 2019年7月20日のダイヤ改正で、スカニア・ボルグレン製の連接バスが1台那珂川へ転出。代わりにメルセデス・ベンツ・シターロGが1台新製された。

外部リンク[編集]