熊崎勝彦
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熊崎 勝彦(くまざき かつひこ、昭和17年(1942年)1月24日 - 令和4年(2022年)5月13日)は、日本の元検察官、弁護士(第一東京弁護士会)。最高検察庁公安部長、東京地方検察庁特別捜査部長(東京地検特捜部長)、第13代日本野球機構コミッショナーを歴任した。
略歴[編集]
岐阜県出身。既婚者で長男あり。
特捜部に長く在籍し、「汚職捜査のプロ」と称されてリクルート事件やゼネコン汚職などで捜査の中心を担い、金丸信の脱税事件で金丸を取り調べ、自供を引き出したことで知られる。平成8年(1996年)から特捜部長を務め、旧四大証券などの総会屋利益供与事件、大蔵省汚職事件などを指揮した。富山地検検事正、前橋地検検事正、最高検公安部長などを歴任し、平成16年(2004年)に退官後は弁護士に転身。
平成17年(2005年)、プロ野球コミッショナー顧問を務め、暴力団排除や不正なスカウト活動の防止を推進。平成26年(2004年)に第13代コミッショナーに就任し、巨人ジャイアンツの選手による野球賭博問題への対応で活躍した。
令和4年(2022年)5月13日、心不全のため、東京都内の病院で死去した。80歳没。