ゼネコン

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ゼネコンとは、ゼネラルコントラクター(general contractor)の略であり、日本においては総合建設業者を指すものである。

概要[編集]

ゼネコンの多くは設計から施工までを一括して受注しており、竣工までの施工管理に加えて新たな工法や技術の研究も行っているとされている。

日本においては大手ゼネコンを指してスーパーゼネコンと呼ばれることもあり、鹿島建設清水建設などの工事高上位5社を指すことが多い。そのほか、上から順に準大手ゼネコンや中堅ゼネコン、地方に強い基盤を持つ地場ゼネコンが存在している。また、ゼネコンにおいても特に海洋関係に強い業者を指してマリコンと呼ぶこともある。

これらのゼネコンは多くの場合一次請けとなり、自ら工事を施工することもあるがたいていは特定の工事に特化した専門の施工業者に下請けに出すことが多く、これらはサブコン(サブコントラクター)と呼ばれることもある。

その他の用法[編集]

IT産業で働く労働者を指してIT土方やシステム屋[注 1]というように、システム開発だけでなくハードウェアの導入やインフラの構築、その後のメンテナンスまでを一括で受注する大手ITベンダーをゼネコンになぞらえてITゼネコンと呼ぶこともある。もっとも、この呼び方をする場合はIT産業における多数の下請けやベンダー同士のカルテルなど、業界における問題を指摘する場合や自虐的に使われることが多いようなニュアンスがある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 設備業者を指して設備屋というような慣習に倣ったもの