本川根町
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本川根町(ほんかわねちょう)とは、静岡県榛原郡にかつて存在した町である。現在は川根本町となって消滅している。
概要[編集]
榛原郡の北端に位置する街で、東に静岡市、北は長野県と接している。
この町は昭和31年(1956年)に大井川上流右岸の旧上川根村、左岸の東川根村が合併して町制を施行して成立した町である。
この町は標高1500メートルから2000メートル級の赤石山脈南部の光岳、黒法師岳、蕎麦粒山、大無間山などに囲まれており、中央部を大井川、寸又川、大間川などの河川が流れている。なお、この町は静岡市に次いで県内で2番目の広大な面積を持っていた町であり、山林が全体の96パーセントを占め、耕作地はほとんどない。そのため、主要産業は農業と林業であり、川根茶の産地としても知られている。杉や檜などの良材の産地であり、朴の木の葉を加工した木の葉皿や檜や欅を素材とした木製品も多い。また量はわずかだが椎茸や山葵なども特産となっている。
見所としては奥大井県立自然公園内に含まれる寸又峡と接阻峡の景勝地、また寸又峡温泉や接阻峡温泉などもある。
平成17年(2005年)9月20日、中川根町と合併して川根本町となったことで、本川根町は消滅した。
本川根町の年中行事[編集]
本川根町の特産品[編集]
- 川根茶
- 木の葉皿
- 川根銘茶羊羹
本川根町の名所[編集]
教育[編集]
- 川根本町立本川根中学校
- 北小学校(廃校)
- 南小学校(廃校。平成18年、北小学校と南小学校が統合され、新たに川根本町立本川根小学校という名称になった)
交通[編集]
鉄道路線[編集]
道路[編集]
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)の川根町の人口は3674人[1]。合併直前の平成17年(2005年)9月1日の人口は3025人である。
脚注[編集]
- ↑ 平成8年度版『全国市町村要覧』