或る列車

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JRKYUSHU SWEET TRAIN或る列車は、JR九州が運行する観光列車。同社の「D&S列車」第10弾として、2015年8月8日より運行。

概要[編集]

  • 明治時代末期に九州鉄道がアメリカ合衆国のJ.G.ブリル社より輸入した豪華客車のイメージを持たせて設計された車両を使用し、車内で軽食やスイーツのコース料理を提供しながら約2時間半前後をかけて運行する観光列車である。
2015年(平成27年)8月8日に運行を開始。
車両は世界的に著名な鉄道模型愛好家の原信太郎が製作した模型をベースに、原の次男で原鉄道模型博物館副館長である原健人の監修のもと、水戸岡鋭治がデザイン・設計を行った。ちょっと珍しい車両デザインの経緯である。

列車名/車両について[編集]

  • 列車名の「或る列車」は、この車両のコンセプトの基となった豪華客車に対して当時(明治時代末期)の鉄道趣味者が付けた呼び名である。

なお、キーワードの“ARU”には

A - AMAZING(「素晴らしい」九州の魅力を広く紹介)
R - ROYAL(「豪華な」デザイン、「素晴らしい」スイーツコース)
U - UNIVERSAL(「世界中の」「皆さま」に愛される列車を目指して)
の3つの意味が込められている。
  • なお車両に関してだが、

JR四国で2011年4月に廃車となったキハ47形気動車のキハ47 176・1505を譲り受け小倉総合車両センターで改造。新形式のキロシ47形となっている。
デビュー当初は大分車両センター所属であったが、2017年3月3日付で佐世保車両センターに転属。
改造費用は2両計で約6億円で、社長の青柳俊彦は「ななつ星とほぼ同じ」と、水戸岡は「ちょっとお金を使いすぎてしまった」と発言している。

編成は以下の通り
キロシ47-9176+キロシ47-3505

この場合の9000番台は試作車ではない。
なお、改造に合わせて機関設備も更新された。1号車がキロシ47-9176、2号車がキロシ47-3505。

九州新幹線 つばめ - さくら - みずほ
西九州新幹線 かもめ
鹿児島本線三角線 きらめき - 有明 - A列車で行こう / 鹿児島本線優等列車沿革
長崎本線佐世保線
大村線
リレーかもめ - みどり - ハウステンボス - かささぎ - シーサイドライナー - ふたつ星4047 / 長崎本線優等列車沿革
日豊本線宮崎空港線 きりしま - ソニック - にちりんシーガイア - にちりん - ひゅうが / 日豊本線優等列車沿革
日豊本線・日南線 海幸山幸 - 日南マリーン号
筑豊本線篠栗線
福北ゆたか線
かいおう
久大本線 ゆふ - ゆふいんの森
豊肥本線 あそ1962 - 九州横断特急 - あそ - あそぼーい!
肥薩線 SL人吉 - いさぶろう・しんぺい - かわせみ やませみ - はやとの風 / 肥薩線優等列車沿革
指宿枕崎線 指宿のたまて箱 - なのはな
観光列車 ななつ星 in 九州 - 或る列車 - 36ぷらす3
九州内過去の愛称 シーボルト - くまがわ - 急行えびの - 急行由布 - 急行火の山 - 急行かいもん - ドリームつばめ - 急行日南 - ドリームにちりん - 赤い快速
過去の本州直通 富士 - はやぶさ - さくら - みずほ - あさかぜ - 明星 - なは - 彗星 - あかつき - ムーンライト九州
関連項目 D&S列車 - 東海道本線優等列車沿革 - 山陽本線優等列車沿革
関連人物・企業 水戸岡鋭治 - 向谷実