坂東忠信

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坂東 忠信(ばんどう ただのぶ、1967年[1] - )は、元警察官、作家。絵本作家としてのペンネームはときたひろし[2][3]。一般社団法人全国防犯啓蒙推進機構理事、「坂東学校」校長[4]

経歴[編集]

宮城県仙台市出身[5]。地元の高校卒業後[6]、1986年警視庁に入庁[1]、巡査拝命[2]。都心繁華街の駅前交番の交番勤務員、機動隊員を経て[7]、1994年警察庁国際捜査研修所に派遣、北京語(=標準中国語)を習得。1996年警視庁本部通訳センター(通訳捜査官)[8][9]。刑事・北京語通訳捜査官として、池袋新宿など都心繁華街をもつ警察署、警視庁本部に勤務[2]。2003年末[7]、勤続18年で警視庁を退職[2]。翌年8月に旧日本軍戦車を主人公にした絵本『9番目の戦車』(ときたひろし名義、PHP研究所)で絵本作家デビュー[5]。退職後は地方県警部外司法通訳を経て[10]、2008年2月に在日中国人犯罪をテーマとした『通訳捜査官』(経済界)で作家デビュー[11]。保守論壇に加わり、講演活動[2]、地上波テレビ局・ラジオ・ネットテレビ出演[4]、防犯講師、企業防犯コンサルタントなどの活動を展開[12]

人物[編集]

警視庁入庁後に「初めて職質した中国人の簡単なウソに騙されたことを機に、北京語を独学」し[13]、のちに警察庁語学教養機関で北京語研修を受けた。2年半の研修修了後、刑事・通訳捜査官として1400人以上の中国人犯罪者、参考人の取り調べ等に従事したという[13][14]

警視庁退職後は作家業のほか、「防犯セミナー講師」[13]、「防犯講師」[14][2]、「外国人犯罪対策講師、外国人雇用防犯コンサルタント」[11]、「防犯講師、企業防犯コンサルタント」[12]などと名乗って活動しており、「犯罪発生率の高い反日外国人の脅威と日本の課題」[15]、「日本の危機と中国の脅威、中国人犯罪の実態」[1]を訴えている。

保守系雑誌『ジャパニズム』(青林堂 2011年創刊、2020年休刊)や警察官向け雑誌『月刊BAN』(教育システム)の常連執筆者で、青林堂から複数の著書を刊行している。リテラは坂東について、「『在日特権と犯罪』(青林堂)のほか、これまで多くの反中嫌韓本・ヘイト本を上梓してきた」などと批判している[16]。リテラによれば、2018年10月に茨城県茅ヶ崎市で予定されていた映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』の上映会に対し、在特会の関係者や「坂東忠信氏らヘイト界隈」が、ブログやSNSで上映会を後援する茅ヶ崎市へのクレーム電話を呼びかけていたことが確認できたという[17]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『通訳捜査官 ―中国人犯罪者との闘い2920日―』(経済界、2008年)
  • 『いつまでも中国人に騙される日本人』(ベストセラーズ[ベスト新書]、2008年)
  • 『日本が中国の「自治区」になる』(産経新聞出版、2010年)
  • 『中国が世界に知られたくない不都合な真実』(青春出版社、2011年)
  • 『日本は中国人の国になる』(徳間書店、2012年)
  • 『新・通訳捜査官 ―実録北京語刑事vs.中国人犯罪者8年闘争―』(経済界[経済界新書]、2012年)
  • 『静かなる日本戦区』(青林堂[SEIRINDO BOOKS]、2013年)
  • 『怖ろしすぎる中国に優しすぎる日本』(徳間書店、2014年)
  • 『中韓に食い物にされるニッポン ―在日特権、偽装難民を許すな!―』(文芸社、2015年)
  • 『在日特権と犯罪 ―未公開警察統計データからその実態を読み解く!―』(青林堂、2016年)
  • 『寄生難民』(青林堂、2017年)
  • 『亡国の移民政策 ―外国人労働者受入れ拡大で日本が消える―』(啓文社書房、2018年)
  • 『移民戦争』(青林堂、2019年)
  • 『あなたがここに転生した理由 ―元刑事が読み解く死後の世界の話、あの世は天国しかない地獄。―』(青林堂、2020年)
  • 『六六六と666 ―日月神示とヨハネ黙示録―』(青林堂、2024年4月)

共著[編集]

  • 『中国人国家ニッポンの誕生 ―移民栄えて国滅ぶ―』(西尾幹二責任編集、関岡英之、河添恵子、三橋貴明、河合雅司共著、ビジネス社、2014年)
  • 『日本版 民間防衛』(濱口和久、江崎道朗共著、青林堂、2018年)
  • 『中国大膨張日本を襲う5つの災厄』(ケント・ギルバート、遠藤誉、石平ほか共著、宝島社、2018年)

ときたひろし名義[編集]

  • 『9番目の戦車』(PHP研究所、2004年/復刊ドットコム、2016年)
  • 『お父さんへの千羽鶴』 (絵・文、展転社、2007年)
  • 『心を育てる紙芝居 にっこり侍』(絵・脚本、制作・原案:モラロジー研究所、モラロジー研究所、発売:廣池学園事業部、2009年)
  • 『心を育てる紙芝居 モンキチ森のポンタの木』(脚本、絵:松井文子、制作・原案:モラロジー研究所、モラロジー研究所、発売:廣池学園事業部、2009年)

出典[編集]

外部リンク[編集]

坂東忠信[編集]

坂東学校[編集]

ときたひろし[編集]