名鉄MRM100形電車
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名鉄MRM100形電車(めいてつMRM100がたでんしゃ)とは、かつて名古屋鉄道に在籍していたモノレール電車である。
概要[編集]
1962年に開通したラインパークモノレール線の専用車両として3両編成2本が日立製作所で製造された。跨座式モノレールのうち、ゴムタイヤでコンクリート製の軌条にまたがって走る日立アルウェーグ式による日本営業車第1号でもある。
車体はアルミ合金製で、廃車まで冷房化されなかった。通常時は3両編成単独で運行し、多客時は2本併結した6両編成で運転した。連結運転に備えて先頭部には密着連結器と電気連結器が備えられていた。動物園駅の奥にあるモノレール車庫を拠点とし、編成の入換もここで行っていた。
2008年12月のモノレール線廃線で活躍の場を失い、全車が廃車となった。廃車後、202号車と104号車は解体されたが、102号車が日立製作所笠戸事業所で、101・201号車が動物園駅跡で、103号車が岐阜県可児市のスパリゾート湯の華アイランドで保存されている。