友寄英隆

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友寄 英隆(ともより ひでたか、1942年 - )は、経済研究者[1][2][3][4][5]。経済学者とされることもある[6][7][8]。元『経済』編集長。妻はシンガーソングライターの横井久美子[9][10]

略歴[編集]

沖縄県生まれ[11]。1965年一橋大学経済学部卒業[12]。1968年同大学院経済学研究科修士課程修了[12][13]。修士論文は「「国家独占資本主義論の方法について」―レーニン「帝国主義論」との関連―」、指導教官は関恒義[13]

雑誌『経済』編集長(1995年〜2006年)[12]日本共産党中央委員(1997年9月~2010年1月)[14]、日本共産党中央委員会付属社会科学研究所幹事(2004年9月?~2010年1月?)[15]しんぶん赤旗論説委員などを歴任[16]

2011年時点で労働者教育協会理事[17]

人物[編集]

  • しんぶん赤旗の論説委員を長く務め、日本共産党の論客として知られた[18]
  • 紙屋高雪は『「新自由主義」とは何か』(2006年)の書評で「友寄の文章は、学者的な晦渋さを一部に含んでいるけども、実践的に焦点になっていることにずばりと切り込むものになっているので、面白く読めます」と評している[19]
  • 『AIと資本主義――マルクス経済学ではこう考える』(本の泉社、2019年)の刊行後、慶應義塾大学名誉教授の北村洋基が『経済』2020年1月号に同書に対する考察を掲載した。友寄は『経済』2月号に北村論文に対する見解を掲載した(友寄・北村論争)[20]革マル派は友寄に対し「「AI革命」を賛美する不破の茶坊主・友寄」などと批判している[21]
  • 株式会社TABi’Z(タビーズ、東京都港区)は「友寄英隆氏と行くマルクス・エンゲルスゆかりの地と『資本論』完成の足跡をたどるイギリスの旅」というツアーを企画している[5]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『生活感覚の日本経済論』(新日本出版社、1984年)
  • 『「新自由主義」とは何か』(新日本出版社、2006年)
  • 『変革の時代、その経済的基礎――日本資本主義の現段階をどうみるか』(光陽出版社、2010年)
  • 『「国際競争力」とは何か――賃金・雇用、法人税、TPPを考える』(かもがわ出版、2011年)
  • 『大震災後の日本経済、何をなすべきか』(学習の友社、2011年)
  • 『「アベノミクス」の陥穽』(かもがわ出版[安倍新政権の論点]、2013年)
  • 『アベノミクスと日本資本主義――差し迫る「日本経済の崖」』(新日本出版社、2014年)
  • 『アベノミクスの終焉、ピケティの反乱、マルクスの逆襲』(かもがわ出版[さよなら安倍政権 批判plusオルタナティブ]、2015年)
  • 『「一億総活躍社会」とはなにか――日本の少子化対策はなぜ失敗するのか』(かもがわ出版[さよなら安倍政権 批判plusオルタナティブ]、2016年)
  • 『「資本論」を読むための年表――世界と日本の資本主義発達史』(学習の友社、2017年)
  • 『「人口減少社会」とは何か――人口問題を考える12章』(学習の友社、2017年)
  • 『AIと資本主義――マルクス経済学ではこう考える』(本の泉社、2019年)

共著[編集]

出典[編集]

  1. 全国商工新聞 第2968号 3月28日付 全商連
  2. 月刊全労連 2014年1月号(通巻203号)目次 Gekkan ZENROREN 1 No.203 全労連
  3. 季論21 第41号 2018年夏号 季論21
  4. しんぶん赤旗日曜版2020年3月22日号 日本共産党
  5. a b 友寄英隆氏と行くマルクス・エンゲルスゆかりの地と『資本論』完成の足跡をたどるイギリスの旅PDF タビーズ
  6. デフレ不況打開を 未来へシュート! みわ智之 日本共産党(2013年3月13日)
  7. 安倍暴走政治ストップへ一点共闘さらに広げよう(2014年6月30日 第1123号) 農民連
  8. アベノミクスと戦争する国つくり 共産党 くまざき真智子のブログ(2016年3月26日)
  9. Kumiko Yokoi Web Page-Report20051231 Kumiko Yokoi HomePage
  10. “横井久美子さん死去 76歳 シンガー・ソングライター 「ノーモア・スモンの歌」”. 毎日新聞. (2021年1月16日. https://mainichi.jp/articles/20210116/k00/00m/040/162000c 2021年1月16日閲覧。 
  11. AIと資本主義 ーマルクス経済学では こう考える 友寄 英隆(著/文) - 本の泉社 版元ドットコム
  12. a b c 友寄英隆 かもがわ出版
  13. a b 昭和41・42年度学位授与・単位修得論文PDF 一橋大学
  14. 日本共産党中央委員会の人事 日本共産党
  15. 社会科学研究所の新しい構成について/二〇〇四年九月二十一日 日本共産党中央委員会書記局 日本共産党
  16. 明日への視点/「新自由主義のわな」外すには/人件費と人権費/友寄英隆 2009年4月15日(水)「しんぶん赤旗」
  17. 大震災後の日本経済、何をなすべきか / 友寄 英隆【著】 紀伊國屋書店ウェブストア
  18. 編集長の冒険 » アベ政治退場へのタッグマッチ かもがわ出版(2015年10月27日)
  19. 友寄英隆『「新自由主義」とは何か』 紙屋研究所
  20. 「第15回地域経済の将来を考える研究会」のご案内PDF 東海自治体問題研究所
  21. 「解放」(第2629号2020年7月27日) 革共同・革マル派

外部リンク[編集]