南有馬町
ナビゲーションに移動
検索に移動
南有馬町(みなみありまちょう)とは、かつて長崎県南高来郡に存在した町である。現在は南島原市となって消滅している。
概要[編集]
昭和7年(1932年)1月1日に町制が施行されて南有馬町が誕生する。この町は島原半島の南東部に位置する町である。
かつては戦国大名の有馬氏が北有馬の日野江城と共にここに原城を築城して本拠とした場所である。江戸時代前期に藩主・松倉氏の悪政により天草四郎時貞を総大将とした一揆軍が島原の乱を起こして立て籠もり、江戸幕府が派遣した幕府軍に抗戦した城としても有名である。そのため、原城跡は国の史跡に指定されている。
原城跡付近では温泉開発も進んでおり、原城温泉の名で呼ばれている。また、当地は彫刻家として著名な北村西望が誕生した地でもあるため、北村を記念した西望公園もあり、その生家も復元されている。
この町は農業が盛んに行なわれており、長崎県で随一の生産量を誇るハウストマトや馬鈴薯(ジャガイモ)の生産でも有名である。
平成18年(2006年)3月31日に加津佐町・口之津町・北有馬町・西有家町・有家町・布津町・深江町と合併して市制を施行し、南島原市が発足したことにより、南有馬町は消滅した。
南有馬町の見どころ[編集]
- 原城跡(国の史跡)
- 原城温泉
- 島原半島県立自然公園