中山黒田氏
ナビゲーションに移動
検索に移動
中山黒田氏(なかやまくろだし)とは、日本の氏族である。江戸時代に譜代大名となり、最終的に上総国久留里藩主となった。家紋は黒田枡形に月。
概要[編集]
後北条氏に仕えた丹治氏の中山氏の分家と言われている。黒田如水・黒田長政父子で有名な筑前国福岡藩の黒田氏とは別の一族である。
この中山黒田氏が躍進するのは、江戸幕府第5代征夷大将軍・徳川綱吉に仕えた黒田直邦の時である。直邦は元禄13年(1700年)に1万石を与えられて大名に昇格し、その後は子孫を経て常陸国下館藩、上野国沼田藩と移封を繰り返し、寛保2年(1742年)に3万石で上総国久留里藩主となったことから、以後は明治時代までここを支配した。
藩政に特に見るところは無いが、歴代藩主の多くが大坂加番を務めている。3万石の小大名だが、城主格で江戸城の詰間は雁間であった。
明治時代には子爵に列した。
系譜[編集]
太線は実子、細線は養子。
中山直張 ┃ 直邦 ┝━━━┓ 直純 直亨 ┣━━━┓ 直英 直方 ┃ ┝━━━┳━━━┓ 直温 直侯 直静 直古 ┃ ┃ 直和 直養