中山黒田氏

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが黒田氏の項目をおカタく解説しています。

中山黒田氏(なかやまくろだし)とは、日本氏族である。江戸時代譜代大名となり、最終的に上総国久留里藩主となった。家紋は黒田枡形に月。

概要[編集]

後北条氏に仕えた丹治氏中山氏の分家と言われている。黒田如水黒田長政父子で有名な筑前国福岡藩黒田氏とは別の一族である。

この中山黒田氏が躍進するのは、江戸幕府第5代征夷大将軍徳川綱吉に仕えた黒田直邦の時である。直邦は元禄13年(1700年)に1万石を与えられて大名に昇格し、その後は子孫を経て常陸国下館藩上野国沼田藩と移封を繰り返し、寛保2年(1742年)に3万石で上総国久留里藩主となったことから、以後は明治時代までここを支配した。

藩政に特に見るところは無いが、歴代藩主の多くが大坂加番を務めている。3万石の小大名だが、城主格で江戸城の詰間は雁間であった。

明治時代には子爵に列した。

系譜[編集]

太線は実子、細線は養子。
中山直張
  ┃
 直邦
  ┝━━━┓
 直純  直亨
      ┣━━━┓
     直英  直方
      ┃   ┝━━━┳━━━┓
     直温  直侯  直静  直古
          ┃       ┃
         直和      直養