タイトルが命令文の作品

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タイトルが命令文の作品を一覧で紹介していきます。

あ行[編集]

  • 蒼ざめた馬を見よ(五木寛之の小説)
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて (庄司薫の芥川賞受賞作)
  • 悪魔を呼び起こせ (デレック・スミスの古典推理小説)
  • 明日に向って撃て! (1969年公開の名作映画)
  • 明日に向かって走れ / 明日に向って走れ (曲名。エレファントカシマシや吉田拓郎など、同名の曲が数多くある)
  • 新しい人よ眼ざめよ(大江健三郎の短編小説集)
  • 貴方解剖純愛歌 〜死ね〜 (あいみょんのデビューシングル)
  • 怒れ!タイガー (1974年公開の香港空手映画)
  • 異形の神に供物を捧げよ (坂本昌一郎・作曲のインストゥルメンタル)
  • 行け我が想いよ、金色の翼に乗って (ヴェルディが作曲した、オペラ『ナブッコ』の劇中歌。「イタリア第2の国歌」とも称される)
  • 急ぎ来たれ、主にある民 (キリスト教の賛美歌)
  • 一生奇跡に縋ってろ (ナナヲアカリの楽曲)
  • いのち短し恋せよ乙女
    • 大正時代の流行歌『ゴンドラの唄』の一節であり、これ自体は作品名ではない。ただし、パロディした作品名が無数に存在しており、それらは当然「恋せよ」の部分が命令形の単語となる。こちらの記事にまとめており、重複するためこの記事では扱わない。
  • うしろを見るな (フレドリック・ブラウンの古典推理小説)
  • 歌えニッポンの空 (2023年発表のサザンオールスターズの楽曲)
  • 歌えバンバン (童謡・合唱曲)
  • 歌え!ロレッタ愛のために (歌手ロレッタ・リンの映画)
  • 映像研には手を出すな!(漫画)
  • 狼生きろ豚は死ね(石原慎太郎の戯曲)
  • 狼の牙を折れ(東アジア反日武装戦線をテーマとした門田隆将のノンフィクション作品)
  • お前の罪を自白しろ(真保裕一のミステリー小説。2023年には映画化された)
  • 俺の尻をなめろ (モーツァルトが作曲したカノン。...モーツァルトさん!? なんてタイトルのを作ってるんですか!?)
  • 俺の笛を聞け (ルーマニア映画。第60回ベルリン国際映画祭で銀熊賞)
  • 女の顔を覆え (女流推理作家P・D・ジェイムズのデビュー作。元々は戯曲『モルフィ公爵夫人』に登場するセリフ)

か行[編集]

  • 怪盗ニックシリーズ
    • アメリカの推理作家エドワード・D・ホックによる短編連作『怪盗ニック』シリーズは邦題がすべて命令形で統一されている。「斑の虎を盗め」「プールの水を盗め」「おもちゃのネズミを盗め」など、約80篇が発表されている(完全な一覧はこちらを参照)。なお原題は「The Theft of ●● / The Theft from ●●」で統一されており命令形ではない。
  • かくして!マキナさん!! (ウェブコミック。リンクはこちら。)
  • 駆け抜けろ! (による楽曲)
  • 風の歌を聴け (村上春樹のデビュー作)
  • 勝手にしやがれ(ゴダールの映画、沢田研二の楽曲など)
  • かっとばせ!キヨハラくん (河合じゅんじのプロ野球ギャグ漫画)
  • 神さま気取りの客はどこかでそっと死んでください (夕鷺かのうのライトノベル)
  • カメラを止めるな!(2017年の上田慎一郎監督の映画)
  • がんばれ元気 (往年のボクシング漫画)
  • がんばれゴエモン (コナミのゲームシリーズ)
  • がんばれ!ジャイアン!! (劇場版ドラえもん一作品)
  • がんばれタブチくん (いしいひさいちのプロ野球ギャグ漫画)
  • がんばれ!ベアーズ(1976年のアメリカの少年野球映画)
  • がんばれ!!ロボコン (1970年代の特撮番組)
  • きけ 小人物よ!(精神分析学者ウィルヘルム・ライヒの著作)
  • 聞け、天使の歌 (キリスト教の賛美歌。メンデルスゾーン作曲)
  • きけ わだつみのこえ (第二次大戦で亡くなった学生たちの遺稿集)
  • キッスで殺せ(1955年のアメリカ映画)
  • 君死にたまふことなかれ (与謝野晶子の詩)
  • キミを侵略せよ! (漫画)
  • キル・ザ・ギャング(アイルランド系マフィア、ダニー・グリーンの生涯を描いた映画)
  • キル・ビル(タランティーノの映画)
  • クライブ・カッスラーのミステリー小説シリーズ
    • オレゴン号シリーズは『謀略のステルス艇を追撃せよ!』『水中襲撃ドローン〈ピラニア〉を追え!』『ハイテク艤装船の陰謀を叩け!』など、ファーゴ夫妻シリーズは『マヤの古代都市を探せ!』『トルテカ神の聖宝を発見せよ!』『ソロモン海底都市の呪いを解け!』など、いずれもタイトルは命令形で統一されている。
  • 恋せよまやかし天使ども (漫画)
  • この人を見よ(ニーチェの自伝)
  • 殺して祈れ(1967年のマカロニ・ウエスタン)

さ行[編集]

  • さあ、気ちがいになりなさい (SF小説の大家フレドリック・ブラウンの短編集)
  • さえずりメイドでつかまえて! (OVA『絶対衝激 〜PLATONIC HEART〜』第4話挿入歌)
  • サクラ咲ケ (嵐による楽曲)
  • 3、1、2とノックせよ (フレドリック・ブラウンの長編サスペンス小説)
  • 書を捨てよ町へ出よう (寺山修司による評論・戯曲)
  • 死にたくなったら、これを読め! (島田洋七のエッセイ)
  • 死亡フラグに気をつけろ! (漫画)
  • ジュジ・メニャ (ザラの楽曲。「私を待て」の意味)
  • すすめ!!パイレーツ (漫画家・江口寿史の代表作)
  • 0秒で動け (伊藤羊一のビジネス書)
  • そこに句読点を打て! (1976年の大類雅敏の著書)
  • 供え物をささげよ (カミーユ・サン=サーンスのオラトリオ)
  • その頬に触れるな (ドラマ『相棒』season22 第11話)
  • それいけ!アンパンマン (アニメ)

た行[編集]

  • 抱いてセニョリータ (2011年の山下智久のヒット曲)
  • タイムマシンに気を付けろ (ルパン三世で魔毛狂助が登場する回)
  • だからその手を離して (B'zのファーストシングル)
  • 誰よりも高く跳べ! (アイドルグループ「日向坂46」の楽曲)
  • 中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す (アメリカの国際政治学者P・W・シンガーによる、近未来の戦争シミュレーション小説)
  • 月まで届け、不死の煙 (ゲーム『東方永夜抄』のBGM)
  • てさぐれ!部活もの (2013年のオリジナルアニメ)
  • 同志少女よ、敵を撃て (逢坂冬馬の戦争小説。2022年の本屋大賞)
  • 読者よ欺かるるなかれ (ジョン・ディクスン・カーの古典推理小説)
    • 読者よ欺かれておくれ (芦辺拓の推理小説。タイトルは上記のオマージュ)
  • どこでもすきしていつでもすきして (2008年に「C:drive」が発売したアダルトゲーム)

な行[編集]

  • 波の数だけ抱きしめて (1991年公開の映画。中山美穂主演)
  • 汝の父を敬え(ボナンノ・ファミリーをテーマとしたノンフィクション作品)
  • 汝みずからを笑え (土屋賢二の本)
  • 脳の右側で描け (デッサン指南書)
  • 狼煙を見よ(東アジア反日武装戦線をテーマとした松下竜一のノンフィクション作品)

は行[編集]

  • 走れメロス (太宰治の小説)
  • パパのいうことを聞きなさい! (松智洋によるライトノベル)
  • 母よ!殺すな(障害者運動を率いた脳性麻痺者・横塚晃一の著作)
  • ハムレット復讐せよ (マイクル・イネスの古典推理小説)
  • 反則の狼煙を上げろ (東方Projectのゲーム『弾幕アマノジャク』のBGM)
  • 人のセックスを笑うな (山崎ナオコーラの小説。映画化もされた)
  • 響け!ユーフォニアム (小説。京都アニメーションによりアニメ化もされた。)
  • ひらけ!ポンキッキ (かつてフジテレビで放送されていた子ども向け番組)
  • 広がれココロ (Pal@popの楽曲の一つ)
  • ファスター・プッシーキャット キル!キル!(ラス・メイヤーの映画)
  • ファニア歌いなさい (映画)
  • 豚のレバーは加熱しろ (漫画)
  • フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン (ジャズのスタンダード・ナンバー。日本風に「私を月に連れてって」というタイトルで呼ぶこともある)
    • 私を月まで連れてって! (萩尾望都の漫画。言うまでもなく上記のオマージュ)
  • 辺境最深部に向って退却せよ!(太田竜の著作)
  • 北北西に曇と往け (漫画。恐らくヒッチコックのオマージュであろう)
  • 北北西に進路をとれ (ヒッチコック監督の名作映画)
  • 星になれ ヴェーダの騎士たち (2024年春リリースのPC&スマホ向けファンタジーゲーム)

ま行[編集]

  • 惑いて来たれ、遊惰な神隠し (IOSYSによる東方アレンジ曲)
  • 三つ数えろ(ホークスの映画)
  • 燃えよドラゴン(ブルースリー主演映画)

や行[編集]

  • ヤマザキ、天皇を撃て!(奥崎謙三の著作)
  • 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life (ゲーム『東方妖々夢』のBGM)

ら行[編集]

わ行[編集]

  • 私をスキーに連れてって (1987年公開の映画。原田知世主演)
  • 私を抱いてそしてキスして (家田荘子のノンフィクション。映画化もされた)
  • 私を泣かせてください (ヘンデル作曲のアリア)
  • 私を野球に連れてって (アメリカの野球ファンが口ずさむ歌。原題『Take Me Out to the Ball Game』。ジャズの『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(私を月に連れてって)』との直接の関連性はない(多分)。)

番外編[編集]

おそらく命令文ではないが、解釈次第で命令文にも取れるもの[編集]

助詞の「~」で終わるタイトルは、命令文なのかそうでないのか、どちらにも取れるものが多い。命令ではなく、後ろに別の動作が続くことを含意している場合も多いと思われる。(例えば「ミルクタイムにささやいて、お風呂タイムに話しかける」の後半が省略されている、というように。)

日本語の助詞の「て」には、余りにも多くの意味が含まれている(→ ウィクショナリー参照)。文章をあえて「~て」でブツ切りにすることで、多様な意味のいずれにも解釈できるような「含み」をもたせるところにネーミングの妙味があるのだろう。

そもそも「タイトル」ではないが、人に紹介したくなる語源[編集]

  • ウラジオストク - 都市名が命令文「東を征服せよ」になっている。
  • ティラミス - イタリア語で「私を上に持ち上げて」という命令文を意味するスイーツ。

関連項目[編集]