サトノゴールド
サトノゴールド | |
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欧字表記 | Satono Gold |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡→騙 |
毛色 | 芦毛 |
生誕 | 2017年2月4日(7歳) |
抹消日 | 2021年8月11日(JRA) |
父 | ゴールドシップ |
母 | マイジェン |
母の父 | Fusaichi Pegasus |
生国 | 日本(北海道千歳市) |
生産 | 社台ファーム |
馬主 | サトミホースカンパニー →時田裕 |
調教師 | 須貝尚介(栗東) →小林真治(浦和) |
厩務員 | 今浪隆利(中央在籍時) |
競走成績 | |
生涯成績 | 16戦1勝 |
獲得賞金 | 1912万2000円 (2021年11月26日現在) |
サトノゴールド(英: Satono Gold)は、日本の競走馬。ゴールドシップの初年度産駒の1頭であり、産駒初勝利を達成した。
経歴[編集]
デビュー前[編集]
2017年7月に行われたセレクトセール当歳部門において、マイジェンの2017として里見治に5000万円で落札された[1]。
父と同じ須貝尚介厩舎に入厩し、担当厩務員も父同様に今浪隆利が担当することとなった[2]。
2歳 (2019年)[編集]
2019年7月14日、函館競馬場における芝1800mの新馬戦において武豊を鞍上にデビュー。同中2番手でレースを進め、直線ではしぶとく末脚を伸ばして勝利し、これがゴールドシップ産駒初勝利となった[3]。父・ゴールドシップも函館競馬場での新馬戦でレコードタイムで勝利を収めている。レース後、鞍上を務めた武豊は「本当に素質だけで勝ったような感じ。気性が幼くて、走る方に集中していなくて、真面目に走ったのは最後の1ハロンだけかな。いかにもゴールドシップ産駒という感じ。伸びしろはありそうですよ」とコメントした[4]。
2戦目にはコスモス賞を使うプランもあったが[5]、過密日程となることから回避し、札幌2歳ステークスに直行した。新馬戦に続いて武豊が騎乗し、3番人気に支持されたが、スタートで出遅れて最後方からの競馬となる。道中も追走に苦労し、3 - 4コーナーでは早々と鞍上の鞭が飛んだが、直線では大外からしぶとく伸びて同じくゴールドシップ産駒のブラックホールに次ぐ2着に入った。奇しくも2011年に同レースで2着だった父ゴールドシップと同じ結果となった。レース後、武豊は「1回使って、全体的に上向いていた。ついていくのはしんどかったけど、大幅に時計を縮めてくれた。素質の高さを感じるし、競馬を覚えれば、将来いい走りをする」とコメントした[6]。
3歳 (2020年) -[編集]
3戦目に2月のきさらぎ賞に出走するも、8頭立ての6着 (5番人気)と凡走した。その後骨折していたらしく、5か月の休養明け後、自己条件となる2勝クラスの横津岳特別に1番人気で出走するが地方馬シンボに足を掬われ大敗。その後も2勝クラスのレースに使われるも勝利することは無かった。
2021年8月11日付けでJRAの競走馬登録を抹消され、南関東へ移籍するも移籍後3戦がブービー・ブービー・殿といいところなく終わっている。
競走成績[編集]
以下の内容は、netkeiba.comの情報[7]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019. 7.14 | 函館 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 7 | 6 | 6 | 2.3 (1人) | 1着 | 1:54.1 (35.1) | -0.2 | 武豊 | 54 | (プントファイヤー) | 458 | |
8.31 | 札幌 | 札幌2歳S | GIII | 芝1800m(稍) | 12 | 8 | 11 | 10.2 (3人) | 2着 | 1:50.6 (36.4) | 0.2 | 武豊 | 54 | ブラックホール | 460 |
2020. 2. 9 | 京都 | きさらぎ賞 | GIII | 芝1800m(良) | 8 | 6 | 6 | 11.7 (5人) | 6着 | 1:48.8 (33.9) | 0.5 | 幸英明 | 56 | コルテジア | 468 |
7.12 | 函館 | 横津岳特別 | 2勝 | 芝2600m(良) | 13 | 8 | 12 | 2.8 (1人) | 10着 | 2:43.6 (35.8) | 0.9 | C.ルメール | 54 | シンボ | 464 |
9. 5 | 札幌 | 3歳上2勝クラス | 芝2000m(良) | 16 | 4 | 8 | 9.0 (4人) | 8着 | 2:01.6 (35.3) | 1.1 | 坂井瑠星 | 54 | コンダクトレス | 466 | |
10. 4 | 中京 | 長久手特別 | 2勝 | 芝2000m(良) | 10 | 7 | 7 | 18.6 (6人) | 8着 | 2:01.7 (35.5) | 1.2 | 川島信二 | 55 | カントル | 458 |
10.25 | 京都 | 鳴滝特別 | 2勝 | 芝2200m(良) | 13 | 7 | 10 | 115.3(11人) | 13着 | 2:16.8 (36.5) | 1.1 | 川島信二 | 54 | ヒートオンビート | 464 |
- 競走成績は2020年11月9日現在
血統表[編集]
サトノゴールドの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
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父 ゴールドシップ 2009 芦毛 |
父の父 ステイゴールド1994 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
ゴールデンサッシュ | *ディクタス | |||
ダイナサッシュ | ||||
父の母 ポイントフラッグ1998 芦毛 |
メジロマックイーン | メジロティターン | ||
メジロオーロラ | ||||
パストラリズム | *プルラリズム | |||
トクノエイティー | ||||
母 *マイジェン My Jen 2007 芦毛 |
Fusaichi Pegasus 1997 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Angel Fever | Danzig | |||
Rowdy Angel | ||||
母の母 Mekko Hokte2000 芦毛 |
Holy Bull | Great Above | ||
Sharon Brown | ||||
Aerosilver | Relaunch | |||
Silver in Flight F-No.9 | ||||
母系(F-No.) | (FN:F9-e) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Halo 4×5 | [§ 3] | ||
出典 |
- 母マイジェンは米G2ギャラントブルームハンデキャップの勝ち馬[9]。2012年のキーンランド11月セールで社台ファームが48万5000ドルで落札し、繁殖牝馬として日本に導入された[10]。
- 叔父(母の半弟)にフェニックスステークス、コモンウェルスカップの勝ち馬カラヴァッジオがいる[11]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “芦毛のゴールドシップ産駒を里見氏が5000万円で落札!/セレクトセール2017速報”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年7月20日確認。
- ↑ “【函館だより】期待のゴールドシップ産駒に夢の続きを~今浪厩務員とサトノゴールド”. サンスポ ズバッと!競馬. サンケイスポーツ. 2019年7月20日確認。
- ↑ “【函館5R新馬戦】サトノゴールドがV ゴールドシップ産駒初勝利/JRAレース結果”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年7月20日確認。
- ↑ “【新馬戦】函館5Rでサトノゴールドが新種牡馬ゴールドシップ産駒初勝利!武豊「本当に素質だけで勝ったような感じ」”. スポーツ報知 hochi.news. (2019年7月15日) 2019年7月15日閲覧。
- ↑ “【コスモス賞】父・ゴールドシップと同じ道を選んだサトノゴールド「上積みかなりある」”. 東京スポーツ (2019年8月26日). 2019年8月31日確認。
- ↑ “【札幌2歳S】2着もゴールドシップ産駒のサトノゴールド 武豊「競馬を覚えれば、将来いい走りをする」”. スポーツ報知 (2019年8月31日). 2019年8月31日確認。
- ↑ “サトノゴールド”. netkeiba.com. 2019年8月31日確認。
- ↑ a b c “血統情報:5代血統表|サトノゴールド”. JBIS-Search. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月12日確認。
- ↑ “マイジェン(USA)”. JBIS-Search. 2019年8月31日確認。
- ↑ “My Jen (KY)”. Equibase. 2019年8月31日確認。
- ↑ “サトノゴールドの血統表”. netkeiba.com. 2019年8月31日確認。