アジア連帯講座
アジア連帯講座(アジアれんたいこうざ)は、1996年に設立された社会運動団体[1]。略称はアジ連。
JRCLとの関わり[編集]
日本革命的共産主義者同盟(JRCL)の大衆団体であるとされる[2]。会則で事務所を東京都渋谷区初台の新時代社に置く(新時代社はJRCLの機関紙『週刊かけはし』の発行所)[3]。『週刊かけはし』公式サイトは、トロツキズム関係のリンク集でアジア連帯講座の公式サイトを「当サイトと姉妹関係にある」と紹介している[4]。また写真欄でアジア連帯講座の活動を紹介している[5]。アジア連帯講座の公式ブログは、JRCLの声明や機関誌の紹介などを掲載しており、リンク集では週刊かけはし、INTERNATIONAL VIEWPOINT(第四インターナショナル統一書記局)、Nouveau parti anticapitaliste(NPA、フランスの反資本主義新党)のサイトをリンクしている。
活動[編集]
アジアの民衆に連帯することを目的とする。呼びかけでは「資本の支配と闘う国際主義的な潮流をアジアにおいて建設することを目指」すとし、そのためにアジアの民衆に敵対するガイドライン安保に反対する、そして海外の友好組織と連携して、アジアの民衆とともに飢餓や貧困、環境破壊をもたらす新自由主義と対決していくと主張している[3]。具体的には、公開講座の開催や、反戦・反安保・反基地、反貧困、反原発、反天皇制、セクシャルライツ、三里塚などの社会運動に取り組んでおり、反天皇制運動連絡会などと共に反天皇制デモや反靖国神社デモを行っていることで知られる。公開講座の講師は、森田成也、湯川順夫、国富建治、酒井与七などである。
香港のトロツキストグループ・先駆社や中国民主化運動組織・民主中国陣線など、海外の組織と交流を持っている。『治安フォーラム』によれば、反グローバリズム運動を通じてアジア諸国との連携・交流を図っているとされ、2006年6月に都内で「世界経済フォーラム・東アジア会議」が開かれた際には、「ATTAC Japan」等と韓国・タイ・フィリピンから活動家を招いてシンポジウムを開催するなどして対抗運動を行った[2]。
公式ブログの「虹とモンスーン」は、東日本大震災のあった2011年3月11日を境に「グーグル八分」を受けたと主張して移転したが、同年4月28日には検索エンジンでの検索結果が回復したとしている[6][7]。
脚注[編集]
- ↑ ACTION アジア連帯講座
- ↑ a b 山岡恒彦「過激派の「国際連帯闘争」を検証する」社会運動研究会編著『別冊治安フォーラム 過激化する社会運動~その脅威と実態』立花書房、2013年
- ↑ a b アジア連帯講座への呼びかけ アジア連帯講座
- ↑ リンク集 週刊かけはし
- ↑ 闘う写真2005年2月まで、2008年G8反対など 週刊かけはし
- ↑ 虹とモンスーンは「グーグル八分」ですか?? 虹とモンスーン (だった場所)(2011年3月24日)
- ↑ 虹とモンスーン、転戦 虹とモンスーン (だった場所)(2011年3月28日)
外部リンク[編集]
- アジア連帯講座
- 虹とモンスーン - アジア連帯講座のBLOG
- 虹とモンスーン (だった場所)