国富建治

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

国富 建治(くにとみ けんじ、1948年7月[1] - )は、新左翼活動家。日本革命的共産主義者同盟(JRCL)の中心メンバー[2]。別名は平井純一[3]

経歴・人物[編集]

愛媛県生まれ[4]麻布高校を経て[2]、1968年、一橋大学社会学部に入学[1]。学生運動に参加し、1969年の夏に第四インター系の学生組織・国際主義共産学生同盟(第四インター)に加盟[5]。1969年の10・21闘争、1971年の三里塚闘争などに参加[2]。1976年、一橋大学社会学部卒[4]

第四インターの幹部として党を指導する。同派は1980年代に組織内で強姦事件が起きたことが契機となって分裂し、1991年2月に第四インターナショナル第13回世界大会で「女性差別問題等の組織内問題を抱えている日本支部の存在を認めない」との決議を受け、日本革命的共産主義者同盟(JRCL)に改称した。支部の資格を剥奪された旧日本支部は「パーマネント・オブザイバー」として第四インターナショナルに参加しており、国富が毎年、日本代表として国際大会に出席している[2]

1999年時点で日本革命的共産主義者同盟(JRCL)「かけはし」編集委員、自治・連帯・共生の社会主義をめざす政治連合[4]。2007年時点で新時代社・週刊「かけはし」編集部、新しい反安保行動をつくる実行委員会、WORLD PEACE NOW実行委員会、反改憲運動通信などで活動している[1]。雑誌『労働情報』運営委員[6]

著作[編集]

分担執筆[編集]

  • 石井伸男村岡到編『ソ連崩壊と新しい社会主義像』(時潮社、1996年)
  • 渡辺一衛、塩川喜信大藪龍介編著『新左翼運動40年の光と影』(新泉社、1999年)
  • いいだもも、蔵田計成編著『検証内ゲバ Part2――21世紀社会運動の「解体的再生」の提言』(社会評論社、2003年)
  • オルタナティブ提言の会編著『根本(もと)から変えよう!―もうひとつの日本社会への12の提言』(樹花舎、発売:星雲社、2011年)

出典[編集]

  1. a b c 「私」と戦後日本の社会運動~第1章~ ピープルズ・プラン研究所(2007年9月12日)
  2. a b c d 小林哲夫『シニア左翼とは何か』朝日新聞出版(朝日新書)、2016年、224-225頁
  3. 沖縄闘争論の深化のために 週刊かけはし
  4. a b c 国富建治「新左翼運動の歴史的位置とその現在」渡辺一衛、塩川喜信、大藪龍介編著『新左翼運動40年の光と影』新泉社、1999年、307頁
  5. 国富建治「第四インター派の「内ゲバ」主義との闘い」いいだもも、蔵田計成編著『検証内ゲバ Part2――21世紀社会運動の「解体的再生」の提言』、社会評論社、2003年、202頁
  6. 『労働情報』浅井真由美「『労働情報』897号(2014年10月15日号)を、10月10日(金)に発売します」ちきゅう座(2014年10月7日)

外部リンク[編集]