あまちゃん

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あまちゃん 2013年上期のNHK連続テレビ小説の作品。

概要[編集]

宮藤官九郎オリジナル脚本作品。当たり外れの大きい宮藤脚本作品では最大のヒット作である。
東北の街おこしを題材とし、岩手県久慈市小袖海岸の局地方言だった「じぇじぇじぇ」を新語・流行語大賞にするほどの人気を得た。
2020年時点でも続編の要望があり、2023年のBSプレミアムのアンコール放送でも注目度の高い人気作である。
音楽でも、劇中歌の「潮騒のメモリー」や「暦の上ではディセンバー」がヒットし、オープニングテーマは高校野球のブラス応援の定番化した。

本編156回に加え、放送年の紅白で157回を放送した。

主要人物[編集]

ヒロイン。東京都出身。16歳の高校2年の夏休みに母・春子に連れられ、岩手県北三陸市袖ヶ浜を訪れ、母方祖母・夏に憧れ、地区で24年ぶりの新人海女となり、東京帰郷を止め転住し、夏が手がける北鉄(北三陸鉄道)のウニ丼の車内販売も普段着で手伝う(当初は後年ほど注目されず)。夏の漁終了時に「なまっている海女」としてネット人気を得る。海潜りを志向し、転校した北三陸高校でさらに海洋土木科に転科。絣半纏を着た休日の北鉄車内でのウニ丼販売も盛況を得る。北鉄(北三陸鉄道)存廃危機にあたり、母との約束で高3進級前までの期間限定で足立ユイと「潮騒のメモリーズ」を結成、お座敷列車で活動する。高3で普通の高校生活や海女生活に戻るが、アキ人気で海洋土木科の女子生徒が増え、漁協の「海女Cafe」改装も即融資が得られるほどの影響を及ぼす。高3の夏に母に無断での「潮騒のメモリーズ」活動が、オフィス・ハートフルの太巻こと荒巻太一の目に留まり上京(帰郷ですが…)し、地元系アイドルユニットGMTに加入。最終学歴は朝日奈学園高校芸能コース。
荒巻に過去の因縁のある天野春子の娘と知られると、荒巻の嫌がらせを受け、三度の解雇宣告の後、スリージェイプロダクションのタレントとして独立。映画「潮騒のメモリー」のリメイク版出演を果たした矢先、東日本大震災が起こり、東京でのタレント活動を辞め、北三陸に再転住して海女に戻った。GMT北三陸来訪を機に、ユイと「潮騒のメモリーズ」を再々結成し、再度お座敷列車での活動を再開した。
準ヒロイン的キャスト。北三陸郊外の畑野出身。名士の娘でアイドル上京志望。北鉄車内でアキが祖母のウニ丼販売を手伝う時に出会う。「ミス北鉄」に選ばれ、観光客が増えるほどの美形だが、腹黒くて面倒くさい性格。それを承知のアキとは喧嘩しながらも北三陸での親交は深い。
「潮騒のメモリーズ」での活躍で、太巻にはアキと同時上京を勧められるが、父が倒れたため延期。さらに母の失踪を機にグレて、高校も中退。上京熱も冷めてしまった。どっぷり不良にハマる前にアキの母春子に捕まり、地域の人も巻き込んで更生を開始。アキが独立する頃、海女にも挑戦した。さらに2度上京を試みるが、1度目は東京で発見された母が許せず断念、2度目は途上で東日本大震災に遭い断念。最終回まで上京シーンはない。東日本大震災後、再度目標を失いかけたが、北三陸に来訪したGMTに刺激を受け、アキと「潮騒のメモリーズ」活動を再開する。

アキの家族[編集]

ユイの家族[編集]

北三陸の人たち[編集]

海女クラブ関係者[編集]

北三陸鉄道[編集]

北三陸観光協会[編集]

北三陸高校[編集]

東京で関わる人物[編集]

GMT[編集]

地元アイドルを47都道府県で集合させて…というプロジェクトだったが、集まらず。東日本大震災後に北三陸に来訪している。

GMTリーダー。リーダーに徹するあまり人当たりは良くない。北三陸で見たユイにも「性格最悪」と評される。
沖縄出身。メンバーで唯一プライベートで北三陸を冬に訪れており、グレた時期のユイも知っている。演ずる蔵下も沖縄出身。
仙台出身。GMTでは唯一アメ横女学園のレギュラーに昇格する人気がある。金槌の弱点がありながら「潮騒のメモリー」リメイク映画の最終オーディションにも残るが、アキに譲る。高3期のユイにはうらやましがられるが、北三陸で実際に見たユイには「ただ可愛いだけ」と評される。なお、演ずる優希は仙台弁圏の福島県浜通り出身。
当時15歳未満だったので、紅白(157回)に出演していない。
佐賀出身(当初は福岡出身を詐称)。なお、演ずる大野は福岡県でも東部の中間出身。
ブラジルと山梨のハーフ。独立したアキに代わりGMTに加入。北三陸で見たユイには「トリンドルの枠には、はまれない」と評される。
当時15歳未満だったので、紅白(157回)に出演していない。
徳島出身。アキがGMTに加入した際は、20歳を超えていたが年齢詐称していた。彼氏がいることが発覚してGMTを脱退。東日本大震災後にアキが北三陸に再移住する際、子供を連れて送別した。GMTメンバーでは唯一ユイに会っていない。演ずる山下も徳島出身。
ドラマでGMTのデビュー曲は歌っていないが、紅白(157回)出演メンバーがフルメンバー出場できなかったせいか、GMTメンバーとして紅白に出演。

アメ横女学園[編集]

アメ横女学園でセンターを張るが、素行が悪く度々干されている。人気投票で奈落落ちし、かつてのセンター人気でGMTのデビューシングルのメンバー入りを画策されるが、直後に解雇される。足立は最初の2週間出演した『ゲゲゲの女房』に次ぐ朝ドラ出演だが、こちらの出演でブレイクした。
紅白(157回)にも出演。
アメ横女学園のメンバー
水瀬はベイビーレイズと共に、実際の「暦の上ではディセンバー」歌唱に参加している。紅白(157回)にも出演。

業界人[編集]

小田に弟子入りして北三陸で琥珀掘りを手伝うが、琥珀掘りを隠れ蓑にアキとユイをスカウトし。東京ではGMTの担当になる。後にスリーJプロダクションに転籍後、アキの再転出後、再び北三陸で小田に師事しつつ、「潮騒のメモリーズ」再デビューを企図する。

その他[編集]

本人役で登場[編集]

アキと幼児教育番組「見つけてこわそう(震災後、じぇじぇじぇのぎょぎょぎょに改題)」で共演。震災後、自身の魚コレクションを寄付して、街再建に寄与した。
夏の若い日の憧れの人。鈴鹿ひろ美を通じて再会。幸運にも会った当時を覚えていた。
岩手ローカル番組「5時だべ わんこチャンネル」MC
「5時だべ わんこチャンネル」コーナー担当

その他[編集]

  • 宮藤が所属する大人企画所属タレントが多数出演する中で、阿部サダヲは最終回までキャスティングされず、本人も悔しがった。
  • のんと橋本愛はテレビドラマ初共演だが、映画では放送前2度、放送後1度共演がある。なお、放送前の映画は橋本の方がメインキャストだった。
  • のんと山下リオは、2020年の、のん脚本、監督、主演の映画「ribbon」で共演。
  • のんは、さかなクンの自伝小説を映画化した「さかなのこ」で、さかなクンのトレードマークのハコフグ帽を被った主人公ミーコを演じた。
  • 2024年4月放送開始の『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』で、本ドラマで取り上げた三陸鉄道の復旧までのドキュメントを放送予定である。
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