おひさま (テレビドラマ)

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おひさまは、2011年度上期のNHK連続テレビ小説

概要[編集]

信州安曇野松本を主舞台としたドラマ。

岡田惠和脚本。岡田惠和脚本の連続テレビ小説3作の中で唯一続編が製作されていない。

ヒロインはキャスティングで井上真央が選ばれた。

おしんスタイル」で老齢になったヒロインが、田舎の店に押しかけた一介の主婦に昔語りをする展開がとられた。

キャスト[編集]

ヒロイン[編集]

母の病気療養のために幼少で安曇野に移住。松本の師範学校進学を挟み、結婚まで暮らす。
師範学校卒業後は、出身の安曇野の小学校で訓導(教諭)に就く。戦後、教諭適格審査を潜ったが、娘を出産し、同伴が辛くなって退職。味噌屋で経理の仕事をしていたが、そば屋再建の目処が立って、そば屋「丸庵」の若女将になる。
松本大火後、安曇野の洋風建築を改装して、そば屋「百白花」を再建し現代に至る。
ひょんなことから主婦・房子と知り合い、昔語りを始める。

家族[編集]

陽子の長兄。一家で安曇野に移住後、松本高校、名古屋帝大医学部に進学。繰り上げ卒業後、海軍軍医になるが、乗っていた潜水艦が撃沈され戦死した。
田中は朝ドラ初出演。本人は当時について「途中で降板する役が多いんだ」と語っていた。
子役時代の中川も朝ドラ初出演。
陽子の次兄。戦時中に上等飛行兵曹として出征したが、戦後、全て無になり、また兄の死から立ち直るために「万年医学部浪人生」になる。
永山は朝ドラ初出演。兄役であるが、実年齢はヒロインの井上より年下である。
陽子の夫。結婚後すぐ出征するも無事帰還。戦後は工場勤務を経て丸庵の若旦那になる。
しかし戦友の死を機に多治見で陶工となり、陽子とは別居婚となった。
高良は朝ドラ初出演。永山絢斗とは、「べっぴんさん」でも義兄弟キャストになる。

陽子の教え子[編集]

陽子の1巡目の教え子。陽子と松本で再会し、夜の「陽子塾」の最初の生徒になる。
後に陽子の推薦で味噌屋の経理の後釜になる。
国民学校で弁当の盗み食いを庇ってもらってから、圭介に恋をし、恋を実らせた。
石橋は朝ドラ初出演。
陽子の1巡目の教え子。ケイコからの誘いで、夜の「陽子塾」の2番目の生徒になる。
土屋は後に「まれ」のヒロインになるが、朝ドラは本作が初出演。
陽子の1巡目の教え子。丸庵が焼けて安曇野に避難してから、地元青年として恩師との親交が復活して、「陽子塾」の生徒にも加わり、再会したケイコと親密になって結婚する。
大和田は朝ドラ初出演。二世俳優では朝ドラヒロイン夫役経験があり、も朝ドラヒロインである。
陽子の2巡目の教え子。東京からの縁故疎開の生徒。戦後、住んでいた身寄りから家出し、丸庵を訪れて、そのまま里子として丸山家の下で育つ。現代は陽子のお手伝い。
陽子の2巡目の教え子。親友・育子の弟。

安曇野の人々[編集]

タケオの父。安曇野移住後の須藤家と近所付き合い。「百白花」になる前の空き洋館の清掃も母(タケオの祖母)と請け負っていた。
タケオの母。
陽子の同級生。出征時を除き、農家自営。高齢になっても、丸山家と親交を持つ。
柄本は朝ドラ初出演。母の角替と親子役で共演。妻役の安藤は後に義姉となる。
タケオの妻。タケオと結婚前に丸庵を訪れ、陽子とも親友になる。現代も存命であることがタケオの口から発せられたが、現代シーンには登場しない。
安藤は朝ドラ初出演。共演した角替とは、後に実生活でも嫁姑となった。
陽子の小学校の同級生。陽子と一番最初に仲良くなったが、奉公に出されて別れざるを得なかった。彼女との出会いが陽子の教員志望のきっかけになった。
その後、神戸で商売に成功し、陽子に再会。松本の丸庵が焼けた後、家主だった洋館を陽子に譲るなど親交を深めた。
陽子の女学校の親友で「白紙同盟」の同士。卒業後は東京に出るなど活動的。陽子の次兄・茂樹と相思相愛で互いに老年で相手がいなかったら結婚しようと約束。茂樹が医者になったあと、義姉になる。
満島は「瞳」以来の出演。黒柳も24年ぶりの朝ドラ出演で話題になった。
陽子の女学校の親友で「白紙同盟」の同士。相馬家の令嬢。戦後、契約結婚をした。
マイコは朝ドラ初出演。

ゲスト[編集]

空襲時に東京で育子を救った男性。
高橋は単発であるが、本作が朝ドラ初出演。