ひよっこ (テレビドラマ)

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ひよっこは、2017年度前期の連続テレビ小説

概要[編集]

岡田恵和脚本によるオリジナルドラマ第3作目。初作のちゅらさん同様、シーズン2が2019年春の特番ドラマとして放送された。

茨城県北部の奥茨城村[注 1]から高卒で集団就職した女性の成長を描いたドラマ。シーズン2はシーズン1から2年後を描いている[注 2]

岡田はヒロインが夫と独立して店を持つところまで描きたかったようだが、そうなる前に半年放送分が投了してしまい、シーズン2でも描けないまま現在に至っているようである。

ヒロインはあまちゃんでヒロイン母の若年期を演じた有村架純がキャスティングで選ばれた。脇役はオーディション選考で次代の俳優が選ばれ、「ひよっこ」で選ばれた俳優が現在多分野で活躍している。

主題歌は桑田佳祐が手掛けた。

キャスト[編集]

ヒロイン[編集]

奥茨城で普通に高校生として暮らす。あのことが起こるまでは…
父親の失踪を機に進路を変え、東京向島の電気会社に就職。ラジオの製造に関わるが、東京オリンピック後の不景気で工場閉鎖になり、短期で失職。一旦は別職場に決まるが、人員削減で無かったことになり、父親の行きつけだった「すずふり亭」の女将に相談。接客係見習いとなり、後に独り立ちする。住んでいたあかね荘の住人だった御曹司の島谷と恋仲になるが、島谷の大学卒業前に別れた。
その後、すずふり亭の若手コックだった秀俊に相談するうちに急接近。父親も見つかった頃には、秀俊と恋仲になりシーズン1最終話で両親に結婚を申し出て歓迎された。シーズン2は「夫婦仲円満」以外、特に変わった点はなく、妹や親友時子の相談相手が主である。

ヒロインの家族[編集]

朝ドラでは珍しく、妹、弟のキャスティング変更がなく、シーズン2も同キャストである。

みね子の妹。父親失踪と姉の就職を機に、姉が奥茨城でやっていたことを引き継ぐようになる。シーズン2は茨大行くかどうかで進路に悩み、恋バナに接する「デキる高校生」になる。
みね子の弟。一貫して「やんちゃな末っ子」である。
すずふり亭の若手コック。後のみね子の夫。沼津出身[注 3]
みね子が島谷に失恋する頃から、みね子に接近して相談相手となり、恋仲になる。

ヒロインの旧友[編集]

時々ある、みね子を交えた「3人語り」のシーンが見せ場の一つである。

みね子の親友。酪農業の助川家の長女。東京に出て女優を目指しており、みね子より先に向島の電気会社に内定して同僚になる。
工場閉鎖後に本格的に女優を目指すが、最初に住んでいたアパートから追い出され、みね子のあかね荘の部屋に居候をする。それからも女優志望は変わらないが、「日本のツイッギーを目指せ」コンテストでグランプリを取り、女優「和泉真琴」としてデビューした。
シーズン2も女優業を続けているが、週刊誌で男優とのスキャンダルが書かれ、一時帰郷。丁度、みね子の休暇帰省と重なり、実家に籠って、みね子からも小言を言われるが、製作陣に謝って短期間で復帰した。
みね子の親友。角谷家の末息子。みね子や時子と違い、「永久就職」的ポジションで安部米穀店に勤める。
米穀店の主人から一人娘米子(さおり)の娘婿を期待され、米子も乗り気だったが、時子のことが好きで上京後も諦めていなかった。しかし、時子が女優の念願を叶えた後、時子を諦め、米子を娶って安部家の婿養子になる。
シーズン2も米穀店の若旦那だが、時子のスキャンダルの頃、米子と夫婦ゲンカして、米子が角谷家に逃げた言うことがあった。
泉澤は「すずらん」の子役、「マッサン」の主人公の甥役に続く朝ドラ出演。

他の東京の人々[編集]

三男の就職先の米穀店の一人娘。自分の名前が嫌いで当初は「さおり」の偽名を名乗った。三男に対してはまんざらではなく、父の意向の三男の婿取りにも前向きだが、当の三男の気が無いのが悩み。気を引かせようとするのを諦めたころ、三男の方からプロポーズされ、三男と夫婦になる。
伊藤は子役での朝ドラ出演はなく、本作が初出演。

[編集]

  1. 架空の地名扱いだが、常陸太田市北部の旧里美村で1964年(昭和39年)に実際に行われた自主聖火リレーをストーリーに引用している。
  2. メインキャスト全員がシーズン2で揃うかどうかが危ぶまれたが、幸運にも支障なく出演してくれたそうである。但し、シーズン1後に売れっ子になった竹内涼真は「テレビの向こう側」のチョイ出演になったり、時子の兄役の渋谷謙人も登場時間が短かった。
  3. これは磯村自身と同じである。