J-POP

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主にJ-POPのポピュラー音楽の時代の終わりについて意見を募集しています。
議論は「トークページ」で行われています。

J-POP (ジェーポップ) とは、日本で制作されたポピュラー音楽の総称。ジャパニーズポップス、邦楽とも呼ばれる。

概要[編集]

作り方[編集]

近年のJ-POPは曲が先に作られることがほとんどである。

まずプロデューサーが好みの歌手を選び、ランキングも考え、どういう曲にするかおおまかに考える。コンペで曲を集め好みの楽曲を選ぶ。

作曲者はコンペの募集内容に従い応募曲を制作。DTMやシンセサイザーでトラック(アレンジ)を作る。後にメロディーが入ることを考えて間やリズムを長年の感で制作。メロディーを制作後、作詞を行う。ただ歌がうまいだけの仮歌を録りほぼ完成した状態でコンペに出す。コンペには個性のない楽曲がずらり並び、歌よりもサウンドが目立つ仕上がりが多い。仮歌が用意できずボーカロイドである場合ほとんどの場合採用されないと言われている。また編曲までトータルでの審査となっている。

売り方[編集]

大手レコード会社と関係する芸能事務所が多額の制作費・宣伝費をかけてドラマ・CMとのタイアップによって宣伝する。費用は数千万から億単位であるとされる。近年はソニーミュージックに見られるアニメタイアップによるものが多いが、ドラマ・CMタイアップの効果が減少したのでアニメタイアップに流れたものである。

売り上げは多額の宣伝費によるメディアコントロールで保っているもので、実際には作曲者の力でないことがほとんどである。歌手がデビュー前からテレビ番組などですでに人気であるということも多い。このことから著名な作曲家やプロデューサーでもいい条件が揃わないと売れることがない。

無所属でYouTubeニコニコ動画に投稿する人物が多くなっているが、ほとんどの場合売れることがない。 売れる場合は自然に広まるものもあれば、再生回数を上げる業者に頼んでおり実質宣伝費がかかっている場合や、実ははじめから裏にレコード会社などがいるというインチキな場合もある。

歴史[編集]

70年代 歌謡曲全盛期[編集]

70年代は、歌謡曲・フォークソング・ニューミュージックと呼ばれるジャンルがあった。フォークソングをニューミュージックにまとめるものが多いが、フォークソングが四畳半の貧乏な作風であることに対して、ニューミュージックは後に登場し荒井由実など都会的で中流以上のイメージであった。歌手自身で作詞・作曲をしており、シンガーソングライターの先駆けであった。

しかしこれらの作品はシングルがポツポツとヒットするかアルバムでヒットするといった限定的な範囲に留まった。一方で大衆のメインとなるジャンルは歌謡曲であり作詞家・作曲家の先生による作品を歌うものでアイドル歌手も多かった。ピンク・レディー山口百恵桜田淳子などが活動したのは70年代である。

80年代 歌謡曲とニューミュージック[編集]

80年代になると作詞家の松本隆と作曲家の筒美京平などが歌謡曲にニューミュージックを足した作品を数多く発表し、その後のJ-POPに近い作風となる。

アイドル全盛期と言われ歌謡曲では松田聖子中森明菜小泉今日子など数多くのアイドルが活躍した。 ニューミュージックでは松任谷由実がスキーを題材にし、リゾート地でのライブを行ったこと、さらに好景気が重なりスキーリゾートがブームとなる。歌謡曲を含め他の歌手の作品にもスキーやロッジをテーマにした作品が登場した。音楽番組ではザ・ベストテンが人気となり、ザ・トップテン夜のヒットスタジオと共に昭和の歌謡曲を語る上で欠かせない存在となっている。

80年代後半になると、媒体がレコードからCDへと変化し手軽に音楽が聴けるようになり音楽の大量消費時代へ進む。

90年代 J-POP時代到来[編集]

昭和から平成に入ると音楽シーンは激変し同時期にJ-POPというジャンルが登場。一般に広まるのは1993年前後である。ビーイングによるバンドサウンドが人気となり次第に小室哲哉エイベックスなどが、より若者向けの曲を発表するようになる。これにより歌謡曲・ニューミュージックは事実上消滅した。音楽番組ではMVをランキング形式で流す「COUNT DOWN TV」トークが中心の番組構成である「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」「うたばん」が放送される。生放送の音楽番組は80年代後半から「ミュージックステーション」が2020年代まで放送されている。

90年代の後半に入るとJ-POPがアジアで人気となり空港や店舗などで流れるようになるなど、その後のアジアの国々に影響を与えた。1998年は日本でもっとも音楽が売れた年となった。この1998年をピークに日本の音楽市場の売り上げは減少していく。1999年宇多田ヒカルがブームとなった。

2000年代から現在[編集]

1999年から2000年代前半では、R&Bやヒップホップなどブラックミュージックを取り入れたJ-POPが人気となる。

2000年代後半に入るとJ-POPに対して韓国のK-POPがアジアで人気となり、J-POPに代わりアジアの空港や店舗などでかかる曲はK-POPとなった。日本からはきゃりーぱみゅぱみゅがデビューと同時に欧米で人気となる。同時に大衆に支持される音楽が減少し音楽番組はミュージックステーションを残し多くが終了した。

一方で日本国内での主な流行音楽はアニメソングやボーカロイドとなっているが作風の違いからJ-POPとは異なり、アニメというジャンルで分けられていることが多く無所属でYouTubeニコニコ動画に投稿する人物も多くなっている。
また秋元康を中心にしたアイドルグループによる活動も人気となったが、ライブやイベントを主な収入源にしていたことから新型コロナウイルスの流行を機にブームが終了すると言われている。

さらに2010年代後半に入ると音楽ストリーミングによる定額制で聞き放題となり音楽市場での低価格化が進む。
日本の音楽業界がこだわってきたCDを軸とした音楽ビジネスモデルの存続が難しくなっている。
2020年代に入り、80年代のシティーポップ(正確にはニューミュージック)が楽曲クオリティーという点で注目される。

J-POP大全集 CD(今後の製品・問い合わせ・未定?)[編集]

合計7枚組。

J-POP大全集 Vol.1

1.浪漫飛行/米米CLUB 2.国民的行事/KREVA 3.羞恥心/羞恥心 4.「勇気100%/光GENJI」と「全力少年/スキマスイッチ」をつなげた曲 5.がんばれブロークンハート/谷村有美 6.青春アミーゴ/修二と彰 7.マル・マル・モリ・モリ!/薫と友樹、たまにムック。 8.ビーチタイム/TUBE 9.Believe/Folder5 10.君という名の翼/コブクロ 11.愛は勝つ/KAN 12.アゲハ蝶/ポルノグラフィティ 13.以心電信/オレンジレンジ 14.君がいるだけで/米米CLUB 15.ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ-/矢島美容室 16.AMBITIOUS JAPAN!/TOKIO

J-POP大全集 Vol.2

1.粉雪/レミオロメン 2.ココロのちず/BOYSTYLE 3.ワンナイトカーニバル/氣志團 4.心絵/ロードオブメジャー 5.さらば碧き面影/ロードオブメジャー 6.宙船/TOKIO 7.「大切なもの/ロードオブメジャー」と「小さな恋のうた/MONGOL800」をつなげた曲 8.Diamonds/プリンセス・プリンセス 9.Happiness/嵐 10.三日月/絢香 11.ビスケット/YUKI 12.ありがとう/SMAP 13.千の夜をこえて/アクアタイムズ 14.Cry Baby/SEAMO 15.銀河鉄道999/ゴダイゴ 16.Around The World/MONKEY MAJIK

J-POP大全集 Vol.3

1.ベストセラーサマー/TUBE 2.TSUNAMI/サザンオールスターズ 3.また君に恋してる/坂本冬美 4.Someday/EXILE 5.奏/スキマスイッチ 6.ボクノート/スキマスイッチ 7.LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 8.My Revolution/渡辺美里 9.Believe/嵐 10.HANABI/Mr.Children 11.さかさまの空/SMAP 12.ポリリズム/Perfume 13.LOVEマシーン/モーニング娘。 14.虹/アクアタイムズ 15.負けないで/ZARD 16.かもめが翔んだ日/渡辺真知子

J-POP大全集 Vol.4

1.Love so sweet/嵐 2.ガッツだぜ!/ウルフルズ 3.チャンピオーネ/オレンジレンジ 4.明日への扉/I WiSH 5.未来予想図II/DREAMS COME TRUE 6.イケナイ太陽/オレンジレンジ 7.Ultra Music Power/Hey! Say! JUMP 8.上海ハニー/オレンジレンジ 9.あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS 10.世界中の誰よりきっと/中山美穂&WANDS 11.さくらんぼ/大塚愛 12.花/オレンジレンジ 13.キズナ/オレンジレンジ 14.Everything/MISIA 15.イカSUMMER/オレンジレンジ 16.ハナミズキ/一青窈

J-POP大全集 Vol.5

1.Best Friend/西野カナ 2.Best Friend/Kiroro 3.ヘビーローテーション/AKB48 4.夜空ノムコウ/SMAP 5.Butterfly/木村カエラ 6.ブルーバード/いきものがかり 7.If/西野カナ 8.瞳のスクリーン/Hey! Say! JUMP 9.ロコローション/オレンジレンジ 10.千の風になって/秋川雅史 11.会いたくて 会いたくて/西野カナ 12.Pride~威風堂々/秋川雅史 13.チェリー/スピッツ 14.White Love/SPEED 15.YELL/いきものがかり 16.ありがとう/いきものがかり

J-POP大全集 Vol.6

1.会いたかった/AKB48 2.友達の唄/ゆず 3.蕾/コブクロ 4.陽は、また昇る/アラジン 5.LOVE2000/hitomi 6.One Love/嵐 7.夏祭り/Whiteberry 8.瞳をとじて/平井堅 9.キセキ/GReeeeN 10.Dear WOMAN/SMAP 11.イチブトゼンブ/B’z 12.ここにしか咲かない花/コブクロ 13.聖母たちのララバイ/岩崎宏美 14.創聖のアクエリオン/AKINO 15.夢狩人/岩崎宏美 16.東京/BEGIN

J-POP大全集 Vol.7

1.愛情/小柳ゆき 2.さよなら/西野カナ 3.世界に一つだけの花/SMAP 4.Jupiter/平原綾香 5.いい日旅立ち/山口百恵 6.明日があるさ(ジョージアで行きましょう編)/ウルフルズ 7.Story/AI 8.駅/竹内まりや 9.桜/コブクロ 10.BANG!BANG!バカンス!/SMAP 11.栄光の架橋/ゆず 12.あすという日が/夏川りみ 13.ルビーの指環/寺尾聰 14.小さな旅/岩崎宏美 15.虹色のバイヨン/氷川きよし 16.涙そうそう/夏川りみ

J-POP大全集 7枚組CDの曲数は、7ビットの128曲に比較的近い数字である。

★(注)表記法で、統一が違っているもの

  • ①がんばれブロークンハート ②がんばれブロークン・ハート
  • ①ビーチタイム ②Beach Time
  • ①オレンジレンジ ②ORANGE RANGE
  • ①ワンナイトカーニバル ②One Night Carnival
  • ①宙船 ②宙船(そらふね)
  • ①Diamonds ②Diamonds(ダイアモンド)
  • ①プリンセス・プリンセス ②PRINCESS PRINCESS
  • ①アクアタイムズ ②Aqua Timez
  • ①ベストセラーサマー ②ベストセラー・サマー
  • ①奏 ②奏(かなで)
  • ①LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 ②LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 with ナオミキャンベル
  • ①ガッツだぜ! ②ガッツだぜ!!
  • ①LOVE2000 ②LOVE 2000
  • GReeeeN=2024年3月から、「GRe4N BOYZ」に表記変更。
  • ①明日があるさ(ウルフルズ) ②明日があるさ(ジョージアで行きましょう編)

曲名、アーティスト、作曲者名などの表記法で、1つに統一ができるサイトは、歌詞検索サイトの「歌ネット(Uta-Net)」である。一度統一を決めたもの以外は「Uta-Net」を参考にすべきである。歌詞サイトは、②の表記で統一されている。「うたてん(UtaTen)」も同じ。

J-POP大全集には、一部はクラシックカバーが入っている。吹奏楽版では、クラシックは原曲名のみとなる。

  • 「国民的行事/KREVA」の原曲=アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章/モーツァルト
  • 「Pride~威風堂々/秋川雅史」の原曲=行進曲「威風堂々」第1番/エルガー
  • 「Jupiter/平原綾香」の原曲=組曲「惑星」より「木星」/ホルスト

外部リンク[編集]

関連項目[編集]

本のアイコン.pngよみものプロジェクトのライターが『J-POPとK-POPの格差』を執筆しています。