2024年のオリックス・バファローズ
この記事では、2024年のオリックス・バファローズについて記す。
新入団選手[編集]
- トレード
- 吉田輝星 (北海道日本ハムファイターズから、黒木優太と交換トレード)
下馬評[編集]
2021年~2023年にかけて、パ・リーグ3連覇を成し遂げたオリックス・バファローズ。2024年シーズンは、山本由伸・山崎福也の移籍など不安材料はあったものの、山下舜平大や頓宮裕真を始めとする若手の躍進や前年ベストナインの西川龍馬の加入から、多くの識者が1位・2位予想とした。 [1][2]
オープン戦[編集]
打順 | 守備位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | 左 | 西川龍馬 |
2 | 二 | ゴンザレス |
3 | 捕 | 森友哉 |
4 | 一 | 頓宮裕真 |
5 | 指 | 杉本裕太郎 |
6 | 右 | トーマス |
7 | 中 | 中川圭太 |
8 | 三 | 宗佑磨 |
9 | 遊 | 紅林弘太郎 |
投 | 山岡泰輔 |
序盤からマチャドや吉田、古田島といった新入団投手が躍動した。8勝6負1分で12球団中5位に終わった。[3]
- できごと
開幕以降[編集]
4月[編集]
打順 | 守備位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | 左 | 西川龍馬 |
2 | 二 | 西野真弘 |
3 | 捕 | 森友哉 |
4 | 指 | 頓宮裕真 |
5 | 三 | 宗佑磨 |
6 | 遊 | 紅林弘太郎 |
7 | 一 | T-岡田 |
8 | 右 | 杉本祐太郎 |
9 | 中 | 廣岡大志 |
投 | 宮城大弥 |
開幕後、ソフトバンク・西武・ロッテとの三連戦に相次いで負け越し、一時は楽天と最下位を争う状態に。その後は楽天・日本ハム・楽天との三連戦にそれぞれ勝ち越し、順位を3位にまで戻す。
年俸3年12億のFA戦士・西川は打率が2割1分にまで低迷するものの、起用され続ける。一部のファンは、「成績に拘わらず、一定の打席に立たせる」契約があるのではないかと訝しんだ。2年目の助っ人・セデーニョは19日までに5本のホームランを放ち、ホームラン王候補として期待される。
5月[編集]
主力選手が軒並み打撃不振に陥る。また、投手陣に故障者や不振による離脱者が続出する。17日からの楽天3連戦以外のすべてのカードに負け越し、チーム順位は5位に転落。セデーニョも中旬以降はベンチ入りする試合が多くなる。クローザーとして新外国人のマチャドが、ファーストのレギュラーとして太田が定着し始める。
- できごと
- 5月1日 ほっともっとフィールド神戸での対ロッテ戦、2点リードの9回に守備固めとして出場したセカンド・安達了一が1イニング3失策。失策が響いて5点を失い、チームはサヨナラ負けした。抑えとして登板していた平野佳寿の日米通算250セーブが懸かった試合であった。[8]
- 5月5日 この日から5月17日にかけて、大阪→仙台→秋田→宮崎→(鹿児島)→那覇→大阪と、地方開催の試合が相次いだ。この「死のロード」による疲労が5月の低迷を招いたとする意見も存在する。
- 5月6日 この日の対楽天戦で、8回2/3から吉田・富山・古田島・マチャドとマシンガン継投。試合には4-2で勝ったものの、中継ぎ陣に負担をかける采配は批判を呼んだ。
- 同日 小木田敦也が右肘尺側手根屈筋の筋損傷を原因に登録抹消される。[9]
- 5月22日 この日の対日本ハム戦で、福田周平が同点満塁ホームランを放つ。同選手のホームランは、実に3年ぶり。
- 同日 平野佳寿が右肘の張りを原因に、ゴンザレスが腰痛を原因に登録抹消される。[10]
- 5月26日 先発投手を使い果たしため、中継ぎが本職の鈴木博志が先発する。/news/202405220000776.html
- 同日 阿部翔太が、選手への誹謗中傷をいさめる内容をツイッターに投稿。[注釈 1]これを引用した一般人の煽りアカウントに対して、「お前舐めとんのか?」、「度胸あるなら直接言いに来いよ」、「まず同じ立場にも立たれへんようなやつが何言ってんねん」などと阿部選手の側からDMしたことが拡散される。煽られた事が発端とはいえ、口調の強さやスルースキルの低さが物議をかもした。
- 5月29日 山崎颯一郞が、上半身のコンディション不良を原因に登録抹消される。[11]
- 5月31日 この日以降、太田が3番として長らく固定される。
交流戦[編集]
打順 | 守備位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | 中 | 中川圭太 |
2 | 三 | 西野真弘 |
3 | 二 | 太田椋 |
4 | 左 | 西川龍馬 |
5 | 遊 | 紅林弘太郎 |
6 | 一 | 頓宮裕真 |
7 | 右 | 来田涼斗 |
8 | 捕 | 若月健矢 |
9 | 投 | 東晃平 |
この年の交流戦では、10勝8負0分で全体6位につけた。昨季の日本シリーズで敗れた阪神から、勝ち越しに成功する。西川は6月6日以降5試合連続でタイムリーを放つなど復調し、打率を.249にまで戻す。6月16日には山下舜平大が復帰登板を果たす。巨人・ヤクルトに在籍経験のある廣岡や、茶野篤政が久しぶりに起用される。
6月[編集]
- できごと
- 6月8日 この日の対巨人戦で、斉藤響介がプロ初勝利。
- 6月9日 この日の対巨人戦で、佐藤一磨がプロ初登板・初先発・初勝利。
- 6月14日 この日の対阪神戦後、実質球団公式アカウントであるバファローズ☆ポンタが、ツイッターに334をネタにした画像を投稿する。主に阪神ファンから「滑っている」「今更つまらない」「オリックス関係ないやろ」などの批判が寄せられた。[12]
- 6月23日 この日の対西武戦で、古田島が1回無失点。初登板から22試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ。[13]
- 6月26日 この日の対ソフトバンク戦に敗北し、自力優勝の可能性が消滅。[14]
- 6月27日 この日の対ソフトバンク戦の8回、古田島が柳町達にタイムリーを浴び、プロ初失点。新記録達成には至らなかった。[15]
7月[編集]
前半こそ5連勝し、一時勝率5割に復帰するものの、12日以降は2勝11敗1分と散々な結果に終わる。「繋ぎ」として昇格した大里が好成績を残し、リードオフマンとして台頭する。負けが込んだ下旬には、元謙太・杉澤龍・トーマスなどの新戦力が積極的に試される。トーマスは辛抱強く起用されるものの、1本のヒットも打てずに抹消された。
オールスターゲームには、監督推薦で太田・エスピノーザ・紅林の3選手の出場が決まる。しかし、その太田がオールスター前日に故障で離脱してしまう。
打順 | 守備位置 | 選手名 |
---|---|---|
1 | 三 | 大里昂生 |
2 | 二 | 太田椋 |
3 | 捕 | 森友哉 |
4 | 左 | 西川龍馬 |
5 | 遊 | 紅林弘太郎 |
6 | 右 | 杉本裕太郎 |
7 | 指 | トーマス |
8 | 一 | 頓宮裕真 |
9 | 中 | 福田周平 |
投 | 齋藤響介 |
- できごと
8月[編集]
- できごと
注釈[編集]
- ↑ 何様か分からんけどSNSで個人名出して色々言ってる人てなんなん?笑 鍵付けてなかったら誰でも目に付くって事ぐらいはわかってやってるんやんな?どうせ面と向かったら言われへんのやから誹謗中傷するならせめてアカウントに鍵つけてや 笑
参考文献[編集]
- ↑ https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=001-20240408-41 週刊ベースボールONLINE, 【オリックス】山崎颯一郎、コンディション不良でライブBPの登板回避…“初実戦”遠のく,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/03/27/kiji/20240326s00001173648000c.html スポニチアネックス, 【スポニチ本紙評論家パ・リーグ順位予想】V予想は強力攻撃陣ソフトバンク14人、V4狙うオリックス9人,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://npb.jp/bis/2024/stats/std_op.html NPB,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://hochi.news/articles/20240225-OHT1T51350.html?page=1 スポーツ報知, 【オリックス】山崎颯一郎、コンディション不良でライブBPの登板回避…“初実戦”遠のく,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://hochi.news/articles/20240328-OHT1T51137.html?page=1 スポーツ報知, 【オリックス】内野のスペシャリストが開幕直前に離脱…右肩負傷,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://hochi.news/articles/20240330-OHT1T51000.html?page=1 スポーツ報知, 【オリックス】山岡泰輔、開幕ローテ外れる見通し 右足違和感,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://hochi.news/articles/20240424-OHT1T51113.html?page=1 スポーツ報知, 【オリックス】比嘉幹貴が登録抹消…左膝痛 大事を取って再調整へ,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://www.daily.co.jp/baseball/2024/05/01/0017606182.shtml デイリースポーツONLINE,オリックス・安達「自分の技術不足であり試合を壊して申し訳ない」名手がまさかの1イニング3失策 平野佳はかばう,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://www.daily.co.jp/baseball/2024/05/01/0017606182.shtml スポーツ報知,【オリックス】小木田敦也が右肘尺側手根屈筋の筋損傷で出場選手登録抹消,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://www.nikkansports.com/baseball/news/202405220000776.html 日刊スポーツ,【オリックス】平野佳寿、再び「右肘の張り」 ゴンザレス「腰痛」 出場選手登録を抹消,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://hochi.news/articles/20240529-OHT1T51159.html?page=1 スポーツ報知,【オリックス】山崎颯一郎「上がってきた矢先に…」上半身のコンディション不良で無念の離脱,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://x.com/bs_ponta/status/1801592755849937292 バファローズ・ポンタ,2024年7月15日閲覧
- ↑ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240628/k10014494761000.html NHK NEWS WEB,オリックス ルーキー古田島成龍 連続無失点の新記録達成ならず,2024年8月2日閲覧
- ↑ https://www.nikkansports.com/baseball/news/202406260001394.html#goog_rewarded 日刊スポーツ,【データ】オリックス69試合目で自力V消滅 15年は54試合目、16年は50試合目に消滅,2024年8月2日閲覧
- ↑ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240628/k10014494761000.html NHK NEWS WEB,オリックス ルーキー古田島成龍 連続無失点の新記録達成ならず,2024年8月2日閲覧
- ↑ https://mainichi.jp/articles/20240722/spp/sp0/001/335000c 毎日新聞, オリックス・太田が「右踵骨骨挫傷」で離脱 初出場予定だった球宴も無念の辞退,2024年8月2日閲覧