長野県北部地震
(長野県神城断層地震から転送)
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長野県北部地震(ながのけんほくぶじしん)とは、長野県北部を震源とする地震のことである。2011年に起きた地震と2014年に起きた地震が特に有名である。
2011年の地震[編集]
2011年3月12日3時59分頃、長野県と新潟県の県境付近(長野県北東部)を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、長野県栄村で震度6強を観測した。この地震は、前日に起きた東北地方太平洋沖地震による広範囲な地殻変動により誘発された地震とみられている。最も被害が大きかった栄村では、村の9割以上の家屋が被災した。この地震により、3人が死亡、50人以上が負傷し、家屋損壊は約3,000棟にのぼった。しかし、東日本大震災の翌日に起きた地震であったため、津波や原発事故などに関する報道が優先され、栄村の被害についてはあまり報道されなかった。特に被災後1週間いないには一切報道されなかった。栄村はいわゆる「忘れられた被災地」となったのである。なお、地元ではこの地震による災害を「栄村大震災」と呼称している。
震度 | 都道府県 | 市区町村 |
---|---|---|
6強 | 長野県 | 栄村 |
6弱 | 新潟県 | 津南町 十日町市 |
5強 | 群馬県 | 中之条町 |
新潟県 | 上越市 | |
5弱 | 新潟県 | 南魚沼市 刈羽村 湯沢町 出雲崎町 柏崎市 長岡市 |
長野県 | 野沢温泉村 |
2014年の地震[編集]
2014年11月22日22時8分頃、長野県北西部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、いずれも長野県の長野市、小谷村、小川村で震度6弱を観測した。白馬村の震度は5強だったが、一部の地域では家屋の倒壊などの被害が出たことから、場所によってはさらに大きな揺れに襲われた可能性がある。地震による死者はなかったが、長野県を中心に46人が負傷、家屋損壊は2,000棟以上に及んだ。この地震は、糸魚川静岡構造線に沿った断層系の一つである「神城断層」の活動によるものとみられ、長野県ではこの地震を「長野県神城断層地震」と呼称している。
震度 | 都道府県 | 市区町村 |
---|---|---|
6弱 | 長野県 | 長野市 小谷村 小川村 |
5強 | 長野県 | 白馬村 信濃町 |
5弱 | 長野県 | 中野市 大町市 飯綱町 |
新潟県 | 糸魚川市 妙高市 |