金剛宝寺
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金剛宝寺(こんごうほうじ)は和歌山県和歌山市にある救世観音宗の総本山である。西国三十三所観音霊場巡礼第2番札所である。正式名は「紀三井寺金剛宝寺護国院」である。「紀三井寺」、「紀三井山金剛宝寺」とも呼ばれる。
来歴[編集]
奈良時代、770年(宝亀元年)、唐僧・為光上人により開基された。和歌山城から近いため、歴代の藩主が訪れ、紀州徳川家の繁栄を祈願した寺である。 以前は真言宗山階派の寺院であったが、1951年(昭和26年)に独立し、救世観音宗の総本山となっている。50年に1度、秘仏・本尊の御開帳が行われる。山内の子院6か寺および末寺14か寺を統括する。寺内の桜は日本さくら名所100選のひとつに「関西一の早咲き桜の名所」として選ばれている。
基本データ[編集]
- 宗派 - 救世観音宗(総本山)
- 開基 - 為光上人
- 御本尊 - 十一面観世音菩薩
- 創建 - 770年(宝亀元年)
- 所在地:〒641-0012 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
- 交通:JR紀勢本線(きのくに線)紀三井寺駅 下車約10分
応同樹[編集]
為光上人が竜宮で竜王から贈られて持ち帰った霊木とされる。天然記念物として指定を受けたときには、幹周り2m、樹高15mであった。
- 市指定文化財 天然記念物
- 指定:1969年(昭和44年)12月11日