速度
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速度(そくど)とは、単位時間当たりに進む長さのことである。
概要[編集]
より専門的に言うと、速度とは、長さを時間で微分したものということになる。単位はメートル毎秒(m/s)やキロメートル毎時(km/h)が使われる。類似した概念に速さがある。速度と速さとは、通俗的にはほぼ同じ意味合いで使われるが、物理学においては厳密に区別される。すなわち、速度とは進んだ向きと進んだ長さのベクトル量で表されるが(例:北に10m/s)、速さは進んだ長さのみを表すスカラー量である(例:10m/s)。言い換えると、速度の大きさが速さということになる。先ほどの例では速度の向きの部分を「北」という日本語で表現したが、例えば、「北向きを正の向きとする」というように決めておけば、「10m/s」だけで「北に10m/s」の意味を表せるし、「-10m/s」とすれば「南に10m/s」の意味を表せる。また、単位時間当たりの速度の変化量、つまり速度を時間で微分したものを加速度という。そして、特殊相対性理論によれば、速度には上限があり、それは真空中の光速度である299792458m/sに等しい。
関連項目[編集]
変位の時間微分量 |