西日本鉄道雑餉隈自動車営業所

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雑餉隈自動車営業所(ざっしょのくまじどうしゃえいぎょうしょ)は西日本鉄道西鉄バス)に存在していたバス営業所の一つで、主に福岡市博多区春日市北部を走る路線を運行していた。1962年(昭和37年)7月1日に新設された。

西鉄天神大牟田線の線路沿いに設置されていた。かつては西鉄観光バス福岡南車庫が併設されていた。

2020年3月21日に福岡市博多区那珂の福岡青果市場跡地に竹下自動車営業所として移転し、竹下営業所雑餉隈車庫に格下げとなった。

所在地[編集]

福岡県福岡市博多区竹丘町3丁目2番21号

  • 最寄りバス停:雑餉隈車庫・西鉄雑餉隈駅入口

管轄路線[編集]

  • 2020年3月20日廃止時点の路線(太字は終点・始発停留所)

板付団地線[編集]

板付七丁目・板付団地から博多駅・福岡タワーおよび大橋駅を結ぶ路線。運用は諸岡線と区別される。なお、420番も板付団地を経由するが、そちらは諸岡線とされている。 板付団地地区には過去に56番・1番・68番などが乗り入れていた(1番と68番は同時に乗り入れていた時期がある)が、系統分離により現在に至る。

  • ■ 40(博多バスターミナル→福岡タワー:312)
    • 板付七丁目 - 那珂 - 山王一丁目 - 博多駅 - (呉服町RP - 都市高速 - 百道ランプ) - 福岡タワー(TNC放送会館)
博多駅と板付団地・板付七丁目を筑紫通り・板付団地通り経由で結ぶ路線。呉服町 - 博多駅 - 板付七丁目間は2011年2月26日から2019年3月15日までの間、同一経路で29番・29Nが乗り入れていたが、関連としてはダイヤの調整が行われているのみで、香椎浜営業所との相互運行とはなっていなかった。なお現在29番・29Nの乗り入れは平日ダイヤのみ、朝晩の山王一丁目(東行きのみ扇町)までに短縮されている。
日中は1時間あたり3本程度が運行される。ほとんどの便が博多駅 - 板付七丁目間の区間便で、平日朝に3往復のみ呉服町ランプ・百道ランプ経由の福岡タワー発着便が運行される(なお、福岡タワー行きのうち2本は下記の特快)。福岡タワー行きは博多バスターミナルから312番に行先番号を変更する。福岡タワー発着は2016年3月25日までは藤崎発着であった。
博多祇園山笠の早朝臨時便は板付七丁目 - 祇園町で運行される。往路のみの運行で、時間帯の関係上、博多バスターミナルは経由しない。
  • 特快40(博多バスターミナル→福岡タワー:312)
    • 板付七丁目那珂 → 博多駅筑紫口 → 博多駅 → (呉服町RP → 都市高速 → 百道ランプ)福岡タワー(TNC放送会館)
平日の朝ラッシュ時に板付七丁目発のみ2本運行。特快区間は那珂 → 博多駅筑紫口で、この間にある停留所は全て通過する。それ以外の区間は各停留所に停車する。
2007年3月26日改正で藤崎行きとして新設されたが、当時は全便が吉塚営業所の運行だった。2011年2月26日改正で雑餉隈営業所に移管し、2016年3月26日のダイヤ改正で藤崎行きから福岡タワー行きに変更した。
  • ■ 5
    • 板付七丁目 - 弓田町 - 西鉄大橋駅
大橋駅と板付団地・板付七丁目を結ぶ路線。1時間あたり平日日中は1 - 2本程度、土曜日・日祝日は1本運行。
運行開始当初は雑餉隈営業所が担当していたが、のちに那珂川営業所に移管され、スロープ付き中型車で運行されていた。2010年3月27日改正で再度雑餉隈営業所に移管され、使用車両も大型に変更された。なお、方向幕時代には方面色は設定されていなかった(黒枠黒字)。

板付線[編集]

2010年3月27日改正までは、43番の福岡空港系統が組み込まれており、西鉄雑餉隈駅入口 - しののめ町間にある凹凸状の踏切を走行していたため、標準床のいすゞ・キュービック三菱ふそう・エアロスターが使用されていた(まれに臨時便で中型ロング車が使用されることもあった)。現在は運用が分離されているため、上述の標準床の車両は数台しか入らず、ワンステップ車も使用され、近年では新車も投入されている。なお、43番福岡空港系統は現在、宇美営業所が南福岡線として運行している。

  • 41
    • 雑餉隈営業所- 麦野 - 新屋 - 板付 - 半道橋 - 比恵 - 東光町 - 博多駅
    • イオン大野城 - 麦野 - 新屋 - 板付 - 半道橋 - 比恵 - 東光町 - 博多駅
博多駅 - 雑餉隈営業所・イオン大野城間を国道3号県道112号経由で結ぶ路線。東光町 - 山田・イオン大野城間は国道3号・県道112号を直進する。日中は1時間に2 - 3本程度運行で、うち概ね1本がイオン大野城系統、残りは雑餉隈営業所系統となる。博多駅 → 新屋の区間便が朝方に2本ある。
かつては博多駅以西を動物園(後に大名二丁目まで短縮)まで運転していた。
  • 43
    • 金隈 - 月隈 - 板付 - 半道橋 - 比恵 - 博多駅
博多駅と金隈を県道112号経由で結ぶ路線。朝夕のみの運行で、博多営業所宇美営業所との共同運行。
博多駅 - 板付間は41番と同一のルートである。以前は博多駅 - 東光町間で41番と異なる経路をとり堅粕を経由していたが、現在は41番と同じ経路となっている。
なお、終点となる金隈のバス停名と行先・経由表示は金隈だが、実際には金の隈に所在し、金隈は山側に別の地名として存在する。これは住居表示の施行によるもの。
かつては博多駅 - 金隈 - 雑餉隈営業所を通し運行し、41番と同様、都心側は動物園(後に大名二丁目まで短縮)まで運転されていた。

諸岡線[編集]

博多駅から筑紫通り経由で諸岡・井尻駅・福岡女学院・南本町・雑餉隈営業所方面へ、天神・都市高速経由でシーサイドももち地区へ至る路線である。全便がスロープ付車両での運行となっている。平日の雑餉隈営業所 - 福岡女学院便のうち一部は竹下線の間合いで中型車を使用する。

  • ■ 44(福岡タワー行きのみ[1]、博多駅前→住吉:305/渡辺通一丁目→福岡タワーW1)
    • 雑餉隈営業所 - 南本町 - 板付新橋 - 諸岡四角 - 山王一丁目 - 博多駅 - 渡辺通一丁目 - 天神 - (天神北RP - 都市高速 - 西公園RP) - ヤフオクドーム前 - 福岡タワー(TNC放送会館)
  • 44(博多駅前→住吉:307/渡辺通一丁目→福岡タワーW2)
    • 雑餉隈営業所 → 南本町 → 板付新橋 → 諸岡 → 山王一丁目 → 博多駅 → 渡辺通一丁目 → 天神 → (天神北RP - 都市高速 - 百道RP)福岡タワー(TNC放送会館)
この路線の基幹系統。雑餉隈営業所方面からの天神・博多駅折り返しの設定があるほか、土日祝日のみ博多駅 - 福岡タワー間の区間便(305番)もある。福岡タワー行きに関しては博多駅前と渡辺通一丁目の2回、行先番号を変更する。
平日朝の北行きには一部、百道ランプを経由するものがあり、この系統は地行浜地区へは停車しない。かつては番号なしの直行、のちに302番を名乗っていた。なお直行表示時代の名残りとして、2018年3月現在も博多駅までの正面・側面行先表示機には「天神・タワー直行」と表示されている。
2017年3月25日から筑紫通り・筑紫口地区の渋滞による定時運行確保のため、土休日の博多駅止まりは博多駅筑紫口が終点となる(このダイヤ改正以降は平日に限り博多BTが終点となる)。
2018年3月17日のダイヤ改正で天神発の始発地が天神北から一つ先の天神コア前に変更され、天神北からは乗車できなくなった(このダイヤ改正以降は福岡タワー発の便のみ天神北から乗車可能になった)。
  • □■ 45
    • 雑餉隈営業所 - JR南福岡駅 - 宝町 - 福岡女学院 - 御陵 - 井尻駅 - 諸岡四角 - 山王一丁目 - 博多駅
    • 雑餉隈営業所 - JR南福岡駅 - 宝町 - 御陵 - 井尻駅 - 諸岡四角 - 山王一丁目 - 博多駅
博多駅行きのみ黒色方向幕。須玖方面から井尻駅までで終着となる便は白色方向幕で運行される。
雑餉隈営業所行きは寿町二丁目(JR南福岡駅方面)から行先表示を変更し、無番・英字の振り仮名なしの「雑餉隈営業所」表記に変わる。
博多駅 - 諸岡四角間は44番と同じ経路をとり、路線の終端も同じく雑餉隈営業所だが、44番と比べて諸岡四角から先が非常に大回りの経路で、井尻駅・福岡市南区南端部・春日市北部を経由する。また、諸岡四角 - 井尻駅までには狭隘区間も存在する。かつては福岡タワー南口発着も存在したが、現在は短縮され博多駅までになっている(また、44番と同様に直行も運行されていた)。井尻駅以南のほうが運行本数が多い。
以前は筑紫通り経由と小林町・扇町(現在の駅南やよい通り)経由が共存しており、筑紫通り経由は45-1として運行されていた。また、過去の行先としては博多南駅(42番に振替)・弥永団地・JR南福岡駅止めが存在した。なお、従前の方向幕表示では井尻地区 - 雑餉隈地区間(福岡女学院発着含む)の方面色は設定されていなかった(黒枠黒字)。
井尻駅以南を運行する便については女学院を経由する場合は行先表示に「女学院」が表示される。(女学院を経由しない場合は行先表示に「女学院」が表示されない)。井尻駅で南北に分割した便や井尻駅前 - 福岡女学院の区間便(時刻によっては以遠の便に乗り継げる場合もある)や、井尻駅 - 雑餉隈系統の設定あり。
2017年3月25日から44番同様に、土休日の博多駅止まりは博多駅筑紫口が終点となる。
  • 福岡女学院直行(無番)
    • 福岡女学院 - 井尻駅前
    • 福岡女学院 - JR南福岡駅
2017年3月25日のダイヤ改正で新設。途中停留所には停まらない。
平日のみ運行で、朝に井尻駅前・JR南福岡駅発が、夕方に福岡女学院発が運行される(ただし昼間にも1本のみ井尻駅前発の設定がある)。福岡女学院行きの前面表示には福岡女学院のシンボルマークが表示される。
雑餉隈営業所行きは寿町二丁目(JR南福岡駅方面)から行先表示を変更し、無番・英字の振り仮名なしの「雑餉隈営業所」表記に変わる。
45番の福岡徳州会病院経由。平日・土曜ダイヤでのみ運行される。区間便および井尻駅以北への設定はない。経路の違いとしては井尻六ツ角 - 須玖間で県道31号県道49号を経由し、45番と比べて若干大回りの経路を取る。このうち県道31号線については、過去に一般路線バスが運行されており、交差点名などに名残が残っている。
運行形態
  • 44番
日中については、平日毎時3本、土日祝日毎時2本程度が運行されている。ただし、平日は朝の西行きが百道ランプ経由に差し替えられ、夕方の東行きは運行がない時間帯がある(この時間帯は305番・302番として運行し、博多駅で系統分割している)。このほか、朝に1本のみ板付新橋始発の博多駅行きがある。土日祝日については、日中の便が博多駅・天神(天神北)発着になる(福岡タワー - 博多駅の区間便は305番として運行)。また、博多駅以南で共同運行を行っていないため、平日朝は博多駅折り返しの始発便が出発すると、次は福岡タワーからの便となるため、運行間隔が開いている。また、過去には夏季にその博多駅折り返しの始発便が運休となったこともある。
雑餉隈営業所がヤフオクドームなどへの臨時バスを運行する際の入出庫は、主として44番の博多駅発着で行われる。
  • 45番・45-1・福岡女学院直行
平日・土曜ダイヤの福岡女学院講義時間前後は「女学院経由」が運行され、それ以外の時間帯と日祝ダイヤでは女学院通過便が運行される。なお、45-1はすべて女学院経由となっている。
井尻駅以北は平日ダイヤでは毎時2-3本程度、土曜・日祝ダイヤ毎時1-2本程度運行。土曜・日祝ダイヤでは博多駅 - 井尻駅間で1時間程度運行がない時間帯があるため注意が必要。いずれのダイヤでも毎時1本以上は雑餉隈まで直通する。
井尻駅以南では平日ダイヤで毎時3 - 4本(うち1本程度の45-1を含む)が運行される。土曜・日祝ダイヤでは毎時3本程度(土曜ダイヤでは45-1を含む)で、日祝ダイヤではほぼ等間隔で運行される。博多駅直通は平日ダイヤは毎時0 - 3本、土曜・日祝ダイヤ毎時1 - 3本程度。なお、平日・土曜ダイヤでは朝に井尻駅 - 福岡女学院の区間便が設定されている。また、平日朝に1本のみ雑餉隈発女学院経由井尻六ツ角行き(終点停留所は井尻交差点)が竹下線の送り込みとして運行されていたが、2017年3月25日のダイヤ改正でこの便は廃止されている。
福岡女学院直行便は平日ダイヤのみ。通学時間帯に合わせて運行される。
  • 420
    • 雑餉隈営業所 - 麦野 - 板付七丁目 - 西月隈三丁目 - (月隈RP - 都市高速 - 千代RP) - 呉服町 - 天神
  • 急行
    • 天神コア前 → 渡辺通一丁目 → 博多駅
2009年3月23日に410番とともに新設された系統(編入までの経緯は該当節を参照)。現在は平日のみ、朝に天神行き・夕方に雑餉隈営業所行きが運行されており、天神から明治通り・千代ランプ - 月隈ランプ・板付団地・麦野三丁目経由で雑餉隈営業所まで運行する形態となっている。天神行きの板付七丁目始発1便を除いて全区間を走行する(板付七丁目始発便は新屋止め41番が回送したのちに連続運行)。年々本数が減少しており、2017年3月現在は計2往復と板付七丁目発1本となっている。
天神行きは天神コア前が終点となり、到着後、急行博多駅行きとして連続運行している。天神発の便は、天神大和証券前始発である。
  • 305(那の津口→博多駅:■5)
    • 博多駅 - 住吉 - 天神 - (天神北RP - 都市高速 - 西公園RP) - ヤフオクドーム前 - 福岡タワー(TNC放送会館)
44番の区間便のひとつ。ただし、博多駅行きがヒルトン福岡シーホーク構内に乗り入れる点が異なる。また、終点は博多駅センタービル前であり、博多バスターミナルへは入らない。壱岐営業所も運行している。現在は土日祝日のみとなっている。
かつて305番はシーサイドももち地区と天神・博多駅を結ぶ代表的な路線であり、多数の便が運行されてきたが、2013年11月2日に行われたダイヤ改正で大橋駅発着のW1番に置き換えられ、305番は44番と壱岐の間合い運行と朝時間帯の藤崎行きを除いて廃止された。
  • 302(那の津口→博多駅:■5)
    • 福岡タワー(TNC放送会館) → 医師会館・ソフトリサーチパーク前 → (百道RP → 都市高速 → 天神北RP) → 天神 → 渡辺通一丁目 → 住吉 → 博多駅
シーサイド地区から天神方面への速達便。逆方向は307となり、雑餉隈営業所は44番から番号が変更される(上記項目を参照)。
福岡タワー発博多駅行きは平日ダイヤの夕方 - 夜間にかけて7本運行。なお、同一番号で能古渡船場発着や早良営業所・野方など複数の行先が存在する。
  • 312
    • 福岡タワー(TNC放送会館) → 医師会館・ソフトリサーチパーク前 → (百道RP → 都市高速 → 呉服町RP) → 呉服町 → 博多駅
シーサイド地区から博多駅方面への速達便。天神は通らず呉服町ランプ経由で運行する。雑餉隈営業所は2013年11月2日のダイヤ改正より担当。
福岡タワー発博多駅行きは平日ダイヤに7本あり、302番に近い時間帯で設定されている。なお、同一番号で金武・吉塚・壱岐営業所が担当する藤崎発着、愛宕浜営業所が担当する能古渡船場発着便も存在する。

竹下線[編集]

福岡市中心部から竹下経由で井尻・雑餉隈地区に至る路線。博多駅 - 竹下間はおおむね鹿児島本線沿いに走行する。経路上に狭隘区間が存在することから[2]、全便が中型車・中型ロング車で運行されていたが、2016年3月26日からは狭隘区間を通過しないように経路変更され[3]、一部便(46-1番の大多数)において大型車も使用されるようになった。2017年3月25日のダイヤ改正から46番が福岡女学院へ、46-1が福岡徳洲会病院へと乗り入れるようになった。同時に平日のみ運転される雑餉隈営業所発着が大幅に減便された。井尻六ツ角発着のうち[4]折り返しまではこれまで井尻転回場を使用していたが、転回場自体が廃止されたため、45番が使用する井尻駅転回場へ変更された。

  • 46 (天神→博多ふ頭:■90)
    • 雑餉隈営業所 - JR南福岡駅 - 井尻六ツ角 - 井尻一丁目 - 竹下 - アサヒビール前 - 駅南二丁目 - 博多駅 - キャナルイーストビル前 - 天神 - 博多ふ頭
    • 福岡女学院 - 井尻六ツ角 - 井尻一丁目 - 竹下 - アサヒビール前 - 駅南二丁目 - 博多駅 - キャナルイーストビル前 - 天神 - 博多ふ頭
都心側は「折立経由」と案内するが、折立は井尻駅入口 - 井尻六ツ角間で一方通行路が存在する都合上、上下で運行経路が異なるため、井尻六ツ角方面のみ停車する。原則としてアサヒビール前発着を除き中型車を使用する。
概ね1時間1 - 2本程度運行。井尻六ツ角発着が基本で、平日のみ雑餉隈営業所・福岡女学院発着がある。2015年3月21日のダイヤ改正で天神折返便が設定され、折り返しまでは那の津口駐車場で待機する。2017年3月25日のダイヤ改正からは博多駅発着も設定された。以前はJR南福岡駅での折返便が平日朝に1往復のみ運行されていたが、2016年3月26日のダイヤ改正で消滅した。2018年3月17日のダイヤ改正で天神発の始発地が天神北から一つ先の天神大丸前に変更され、天神北からは乗車できなくなった(このダイヤ改正以降は博多ふ頭行きも天神北を通過するようになり、博多ふ頭発の便のみ天神北から乗車可能となる)。また同改正で平日ダイヤのみアサヒビール前発着が新設された。
以前は那珂川営業所・旧福岡高速営業所が担当しており、井尻から那珂川方面に運行されていた。また、那の津四丁目発着時代もあった。
  • 46-1(雑餉隈営業所←精華女子短大前・五十川→天神:46/天神→博多ふ頭■90)
    • 雑餉隈営業所 - JR南福岡駅 - 井尻六ツ角 - 宮竹小学校西 - 竹下 - アサヒビール前 - 春住町 - 博多駅 - 駅南二丁目 - 博多駅 - キャナルイーストビル前 - 天神 - 博多ふ頭
    • 福岡徳洲会病院 - 井尻六ツ角 - 井尻駅前 - 宮竹小学校西 - 竹下 - アサヒビール前 - 春住町 - 博多駅 - 駅南二丁目 - 博多駅 - キャナルイーストビル前 - 天神 - 博多ふ頭
2016年3月26日のダイヤ改正で新設された系統。46番とは五十川 - 桜ヶ丘公民館前において経路が異なり、こちらは宮竹を経由する。概ね1時間1本程度運行。原則として大型車を使用する(ただし少数は46番にも入るため中型車を使用する便もある)。46番同様、雑餉隈営業所発着便は平日の少数のみ。2017年3月25日からは46-1の大半が福岡徳洲会病院発着となった。福岡徳洲会病院到着後は折り返しまで待機または雑餉隈営業所へ回送される。天神・博多駅・井尻六ツ角発着も数本ある。博多駅発着のうち、一部には博多営業所へ回送せず博多駅周辺を回送扱いで経由した後に井尻方面へ運行されるループ便もある。2018年3月17日ダイヤ改正で天神発の始発地が天神北から一つ先の天神大丸前に変更され、天神北からは乗車できなくなった(このダイヤ改正以降は博多ふ頭行きも天神北を通過するようになり、博多ふ頭発の便のみ天神北から乗車可能となる)。

過去の路線[編集]

南福岡線[編集]

  • 11
    • 雑餉隈営業所 - JR南福岡駅 - 西鉄雑餉隈駅入口 - 山田 - 中 - 乙金 - 乙金病院前 - 県民の森入口 - 宇美営業所 - 宇美町役場入口 - 上宇美 - 宇美駅 - 柳原 - 飛岳団地 - 障子岳
以前は雑餉隈営業所が担当していたが、後に原営業所、その後西鉄バス二日市宇美支社(早見営業所)に変更され、現在では宇美営業所が運行している。雑餉隈営業所担当時代は大型車で運転され、障子岳行き(障子岳発は現在も宇美営業所が運行)や雑餉隈営業所発着もあった。現在は南福岡駅 - 上宇美←障子岳の運行で、中型ワンステップ車で運行されている。

板付(都市高速)線[編集]

2009年3月23日新設。新設当初は410番・420番が組み込まれており、上り便の天神郵便局前到着後、そのまま明治通りに移動して天神大和証券前から下り便を運行する形を取っていた。そのため、天神 - 呉服町間の経路が上下で異なり、上り便は昭和通りを、下り便は明治通りを経由していた(博多どんたくなどで明治通が通行止めのときは雑餉隈営業所行きも昭和通経由で運転していた)。

利用客の低迷により、同年12月14日に廃止(420番は諸岡線に移管)された。

  • ■ 410
    • 天神 - (→川端町・博多座前→/←中洲←蔵本←) - 呉服町 - 蓮池 - (千代)都市高速(榎田) - 半道橋 - 東那珂 - 板付 - 新屋 - 麦野 - 山田 - 雑餉隈営業所
平日・土曜日の朝に半道橋方面行きを、夕方に天神行きを運行していた。420番と違って榎田ランプ経由である。1本のみ天神発新屋行きがあり、新屋からは板付七丁目まで回送して420番の運行にあたった(現在は41番の博多駅発新屋行きでこれを行っている)。半道橋 - 雑餉隈営業所間の経路は41番と同一である。
沿革
  • 2009年3月23日—路線新設、410番の系統新設(天神 - 雑餉隈営業所、天神→新屋)、420番の系統新設(天神 - 雑餉隈営業所、天神←板付七丁目)。
  • 2009年12月14日—利用客の低迷により410番の全系統を廃止、420番を減便の上#諸岡線に統合。

板付線[編集]

  • ■ 41
    • 吉塚営業所 - 吉塚駅前 - 妙見 - 吉塚新川 - 隣保館前 - 緑橋 - 祇園町 - (現41番:博多駅 - 雑餉隈営業所)
吉塚営業所 - 雑餉隈営業所を平日・土曜日に2往復ずつ運行していたが、2009年6月20日をもって廃止された。この系統は駅前一丁目に停車しなかった。のちに廃止区間と同じ道路を無番箱崎ふ頭快速系統が運行していたが、廃止されている。
  • 41
    • 博多駅 - 東光町 - 東比恵一丁目 - 半道橋 - 東那珂 - 板付 - 新屋 - 麦野 - 山田 - 大野城市役所前 - 関屋 - 二日市 - 朝倉街道
かつての甘木幹線の片割れ。博多駅から朝倉街道までは県道112号を直進していた。現存する甘木幹線41番と直接的な関係はない。1995年12月廃止。
  • 41-1
    • 大名二丁目 - 天神 - 川端町(現:川端町・博多座前) - 呉服町 - 祇園町 - 緑橋 - 隣保館前 - 堅粕 - 東光町 - 東比恵一丁目 - 半道橋 - 東那珂 - 板付 - 新屋 - 麦野 - 山田 - 雑餉隈営業所
41番と違って博多駅は経由せず隣保館前経由だった。なお大名二丁目到着後は中央営業所(中央区舞鶴三丁目付近)に回送されていた。
  • □ 43
    • 福岡空港 - 東平尾 - 月隈 - 金隈 - 中 - 山田 - 西鉄雑餉隈駅入口 - JR南福岡駅 - 雑餉隈営業所
福岡空港と雑餉隈営業所を金隈・西鉄雑餉隈駅入口経由で結ぶ路線。以前は博多駅方面に運行していたが、博多駅 - 金隈の33番(当時)の代替を兼ねて福岡空港発着になった。上臼井 - 月隈付近は福岡空港の滑走路周辺を通る。雑餉隈担当時代は1時間に1 - 2本程度運転されていた。
一時期は中発月隈行きが運行されていたが、2009年12月14日改正で姿を消した。
2010年3月27日のダイヤ改正で西鉄バス二日市宇美支社(早見営業所)の南福岡線に移管された。
  • ■ 43
    • 博多駅 - 堅粕 - (東光町 - 現43番:金隈)
かつては博多駅 - 東光町間は41番と異なり堅粕を経由していた。また、博多駅 - 堅粕間は往路・復路で経路が異なっていた。2011年4月1日改正により41番と同じ経路に変更され、停留所廃止。
土曜・休日のキャナルシティへの輸送力増強として2011年4月1日のダイヤ改正でこれまで臨時便として運行していたキャナルシティ直行バスが定期化された。土曜・休日の日中のみ運転。臨時便では博多営業所・桧原営業所が担当していたが、定期化されてからは当営業所が担当し、板付線の間合いで使用される。ルートの都合上TVQ前を経由するが、駅前四丁目・TVQ前・祇園町・駅前一丁目には停車しない。2014年4月1日で廃止された。

板付団地線[編集]

  • 40(福岡タワー行きは博多バスターミナルから312番として運行)
    • 藤崎 - (40番:現行路線 福岡タワー南口 - 板付七丁目
  • 特快40(博多バスターミナルから312番として運行・博多駅筑紫口←那珂間は通過)
    • 藤崎←(40番:現行路線 福岡タワー南口←板付七丁目

竹下線[編集]

  • 46
    • (46番:現行路線 博多ふ頭 - 博多駅) - 博多消防署前 - (46番:現行路線 駅南二丁目 - 雑餉隈営業所
2016年3月25日までは博多駅 - 駅南二丁目間は人参公園前・博多消防署前経由であったが、JR高架下の狭隘区間にて一般乗用車との離合が危険とされ、竹下通り経由に変更された。経路変更に伴い、人参公園前・博多消防署前の停留所は廃止された。
  • □ 45
    • 井尻六ツ角(折返場)<井尻交差点>←御陵←須玖←福岡女学院←昇町←小倉←大和町一丁目←那珂南小学校前←寿町二丁目←南福岡駅←寿町二丁目←雑餉隈営業所
竹下線46番の送り込みで2017年3月24日まで平日に1本運行されていた。終点は井尻六ツ角行きの46番の折り返し場となる。終点停留所は井尻交差点が正式名称。以前は井尻交差点始発の福岡女学院行き直行が運行されていたが、現存しない。

その他[編集]

一時期、雑餉隈営業所・JR南福岡駅発着の11番・43番の一部に営業所表記「○雑」の車両が使用されていたが、実際には西鉄バス二日市宇美支社の乗務員が運転しており、車内の路線図も同支社のものが使用され、「にしてつ時刻表」携帯版の運行会社も「西鉄バス二日市」表記のため、宇美支社の運行であるとみなして、ここでは記載しない。なお、現在は表記が本来のものに変更されている。

かつて車両には本来の営業所記載表記とは別に「ざっしょのくま」と所属営業所が記載されたクマのイラストのシールが貼られていた。

車両[編集]

  • 路線車
    • 大型車は西工B型ボディが、日産ディーゼルいすゞの配置。三菱ふそうも在籍していたが、2017年初頭に全車引退した。2011年からはいすゞ・エルガも投入されている。43番雑餉隈系統が移管されるまでは、運用の都合上多数の標準床大型車が在籍していたが、現在は消滅した。2015年2月には大型車初のノンステップバスが登場した。
    • 中型車は日野レインボーIIといすゞ・エルガミオが配置されている。2013年12月より当営業所初のノンステップバス(いすゞ・エルガミオ)が配置された。日産ディーゼルの西工B型は2018年4月頃他営業所に転属して雑餉隈営業所からは消滅した。
  • 貸切車
    • 現在は配置されていない。

使用機器[編集]

  • 運賃表示機はレシップ製の液晶運賃表示機を使用。液晶運賃表示機に交換される以前は小田原機器製のデジタル式運賃表示機を使用していた。かつてはバスカードリーダも同社のものを使用していたが、nimocaへの移行が完了したため、現在は取り外されている。
  • 運賃箱はレシップ製を使用。
  • 2008年7月13日よりnimocaが使用可能になった。導入時には在籍車両の前ドア横・中ドア横の窓にもステッカーが貼り付けられた。なお、それ以降に導入された車両には貼り付けられていない。

今後の動き[編集]

西鉄天神大牟田線井尻駅 - 都府楼前駅間で進められている連続立体交差事業に合わせ、2021年度に雑餉隈 - 春日原間の当営業所隣接地に新駅設置の計画がある[5]

脚注[編集]

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  1. 博多駅・天神折り返し便は、全区間44番として運行。
  2. 五十川 - 折立・井尻六ツ角のうち現在の46番が該当する。
  3. スレスレ危険 謎のバス路線変更へ 福岡市博多区 西日本新聞経済電子版、2016年3月25日(2016年4月1日閲覧)。
  4. 客扱い後の一部は雑餉隈営業所、福岡徳洲会病院へ回送される。
  5. 西日本新聞 2014/02/07