西日本鉄道宇美自動車営業所
宇美自動車営業所(うみじどうしゃえいぎょうしょ)は、西日本鉄道のバス営業所の一つで、主に福岡市都心部と宇美、志免、須恵、粕屋地区を結ぶ路線を担当する営業所である。管轄下に桜丘車庫・早見車庫が存在し桜丘車庫は坂瀬線を、早見車庫は四王寺坂線・空港循環線を主に担当している。営業所表記は○宇。
福岡都市圏においてnimoca導入が最後になった拠点である。
所在地[編集]
- 宇美営業所
- 宇美営業所桜丘車庫
- 福岡県糟屋郡志免町桜ヶ丘4番159号
- 最寄バス停:桜丘第四
- 福岡県糟屋郡志免町桜ヶ丘4番159号
- 宇美営業所早見車庫
- 福岡県糟屋郡宇美町若草2丁目17-2
- 最寄停留所:四王寺坂
- 福岡県糟屋郡宇美町若草2丁目17-2
かつては○桜や○宇表記の車両が存在したが、2017年10月現在は○宇表記に統一されている。
歴史[編集]
- 1964年(昭和39年)8月26日 - 宇美自動車営業所を新設。
- 1976年(昭和51年)11月1日 - 桜ヶ丘車庫を新設。(開設当時は桜ヶ丘自動車営業所)
- 1996年(平成8年)12月1日 - 宇美自動車営業所管内の路線を再編成する白紙ダイヤ改正を実施。
- 2001年(平成13年)2月1日 - 早見車庫敷地内に二日市交通(現在の西鉄バス二日市)宇美支社を新設。当時の桜ヶ丘自動車営業所を宇美自動車営業所に統合。現地出退勤の桜ヶ丘車庫となる。
- 2009年(平成21年)3月15日 - 宇美営業所・桜ヶ丘車庫・西鉄バス二日市宇美支社にnimoca導入。福岡都市圏では最後の導入となった。
- 2017年(平成29年)3月25日 - 西鉄バス二日市宇美支社を閉所、宇美自動車営業所に統合。引き続き現地出退勤の早見車庫となる。
管轄路線[編集]
- 2020年8月1日現在の路線(太字は終点・始発停留所)
宇美線[編集]
福岡市中心部と志免・宇美地区を結ぶ路線である。1987年にそれまで天神起終点だった系統が大濠公園に延伸された。
- 天神・博多駅から空港通り経由でイオンモールを結ぶ路線で、2009年3月のダイヤ改正前は32番であった。日中は概ね30分間隔で、大濠公園発着と博多駅発着を交互に運行する。
- ■■ 32
- 原田橋 - 宇美八幡前 - 志免 - 亀山 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 極楽寺 - 障子岳 - 飛岳団地 - 志免 - 亀山 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 上宇美 - 宇美八幡前 - 志免 - 亀山 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 別府→亀山→志免→宇美八幡前→宇美営業所
- 天神・博多バスターミナルから空港通り経由で上宇美・原田橋・極楽寺を結ぶ路線。博多駅を出発する、昭和通り経由大濠公園行きは2014年11月1日から32番に統一している。
- 1982年に34番の博多駅発着系統を分割して誕生、同時に天神方面へ延伸された。1996年11月までは都心方面は那の津四丁目にも乗り入れており、宇美営業所発着の便が多くを占めていた。博多駅発着や障子岳発着のほか、坂瀬線の間合い運用で別府発宇美営業所行きや、金武営業所運行で博多駅発大濠公園行きもある。天神発宇美営業所行きの深夜バスも設定されていたが、2018年3月17日改正で運行終了した。
- ■■ 33
- 極楽寺 - 障子岳 - 飛岳団地 - JR宇美駅 - 宇美八幡前 - 志免 - 新屋敷 - 亀山 - 豊二丁目 - 東光町 - 博多バスターミナル
- 博多バスターミナルから空港通り経由でJR宇美駅を通って極楽寺を結ぶ路線。この系統には大濠公園発着はない。2000年代初頭に新設された。極楽寺行きのうちJR宇美駅を経由するものを33番としている。一部は障子岳発着もある。
- ■ 無番
- 上宇美 - 飛岳団地 - 障子岳
- 平日朝・昼・夕方の3便のみ運行される。2015年3月21日のダイヤ改正で平日のみ障子岳発上宇美行き1本が新設された。
- ■■ 34
- 原田橋 - 宇美八幡前 - 志免 - 亀山 - 二又瀬 - 妙見 - 千代町 - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 極楽寺 - 障子岳 - 飛岳団地 - 志免 - 亀山 - 二又瀬 - 妙見 - 千代町 - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 上宇美 - 宇美八幡前 - 志免 - 亀山 - 二又瀬 - 妙見 - 千代町 - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 天神から千代町・妙見経由で(博多駅は通らない)上宇美・原田橋・極楽寺を結ぶ路線。天神発着便が数本ある。天神では、三丁目(始発を除く両方向)、中央郵便局前(大濠公園方面)、日銀前(始発と宇美方面)発着。障子岳発着も数本ある。かつては、都心方面は今川橋、那の津四丁目、渡辺通一丁目起終点の便も存在した。また、郊外向け方面は東志免、新生、宇美営業所、四王寺坂発着の便も存在した。また今川橋に乗り入れていたころは当時の今川営業所も運行していた。
- 旧国鉄勝田線代替バスでもある。
- 渡辺通一丁目行きのバスは渡辺通りを南下し、ホテルニューオータニの角を左折して降車扱いを行っていた。この降車場は他に、空港連絡バス・63番(博多埠頭 - 天神)・72番が利用しており、バスの待機場も存在した。
- ■ 2
- イオンモール福岡 - 志免 - 宇美八幡前 - 上宇美
- 上宇美から志免経由でイオンモールを結ぶ路線。宇美町側からのイオンモールへの足として新設された。土曜・休日の日中と夕方のみ運転される(平日の日中にも期間限定の臨時便で運転されたことがある)。
須恵線[編集]
福岡市中心部(天神)・イオンモール福岡と宇美営業所を須恵・新原地区を経由し結ぶ路線である。かつては中型バスを使用していたほか、佐谷経由の便や佐谷発着の便も設定されていた。
- ■■ 36
- 宇美営業所 - 新原 - 一番田 - 酒殿 - イオンモール福岡 - 扇橋 - 二又瀬 - 妙見 - 千代町 - 蔵本 - 天神
- 宇美営業所 - 新原 - 一番田 - 酒殿 - 扇橋 - 二又瀬 - 妙見 - 千代町 - 蔵本 - 天神
- 早朝の天神行きと平日ダイヤの天神発宇美営業所行き最終はイオンモール福岡を経由しない。天神では日銀前発、三丁目着。
- 2017年3月25日のダイヤ改正で日中の一部がイオンモール福岡で系統分断された。イオンモール福岡で互いの系統を乗り継ぐ形となる。折り返しまでの時間がないため、上りが遅れると下りは確実に遅れる。
四王寺坂線[編集]
博多バスターミナルから福岡空港前・坂瀬・志免経由で四王寺坂を結ぶ路線である。主に早見車庫が担当する。2017年3月に3、5番、イオンモール福岡線と同時に西鉄バス二日市宇美支社より移管された。
- ■■ 37
- 四王寺坂 - JR宇美駅 - 上宇美 - 宇美八幡前 - 志免 - 月隈団地前 - 福岡空港前 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル
- 四王寺坂発着の34番と従来の37番と統合する形で設定された。従来は博多駅 - 福岡空港 - 東志免 - 佐谷・新原を運転していたが、さらにそれ以前は都市高速を経由して福岡タワー(139・306番と同ルート)まで運転されていた。以前は宇美営業所が担当しており、統合する前は37-1(現在の37-1とは無関係)で運行されていた。2015年5月より中型ロング車の置き換えのため、大型スロープ車が使用されている。2017年3月25日のダイヤ改正で宇美支社閉所に伴い、再び宇美営業所の担当となった。2018年3月17日のダイヤ改正で朝方に1本、博多駅→上宇美の区間便を設定した。
- ■■ 37-1
- 四王寺坂行きは稲城から37で運行
- 四王寺坂 - JR宇美駅 - 上宇美 - 宇美八幡前 - 志免 - 月隈団地前 - 福岡空港前 - 八郎町 - 榎田町 - 博多バスターミナル
- 2018年1月4日新設。東福岡自彊館中学校・東福岡高等学校への通学対策などとして平日の朝晩の37番を振り替える形で設定したが、同年3月17日のダイヤ改正で朝1本・晩3本のみに縮小している。坂瀬線の38番と同様、榎田町経由であるが、二又瀬を経由しない点で38番とは異なる。晩の1本は上宇美始発であるほかは四王寺坂発着。
坂瀬線[編集]
福岡市中心部と月隈団地・桜丘・ひばりヶ丘団地地区を結ぶ路線である。主に桜丘車庫が担当する。全便がスロープ付大型車での運行となっている。
- ■■ 38
- ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 福岡空港前 - 二又瀬 - 榎田町 - 博多バスターミナル
- 博多バスターミナルから榎田町 - 二又瀬 - 福岡空港 - 桜丘を経由しひばりが丘団地を結ぶ路線。1996年のダイヤ改正から39番が当該地区のメイン路線となり、現在では平日のみ、朝にひばりヶ丘団地行き2本、晩に博多駅行き1本運行で、土日祝日は運行しない。この路線のみ博多駅行きは37番・37-1番と同様福岡空港前に停車する。
- ■■ 39
- 上宇美 - ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 福岡空港 - 二又瀬 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル←呉服町←蔵本←天神←法務局前←大濠公園
- 桜丘第五←桜丘第四←月隈団地←福岡空港←二又瀬←豊二丁目←博多バスターミナル←呉服町←蔵本←天神←法務局前←大濠公園
- ■■■ 139
- 福岡タワー行きは博多バスターミナルから306で運行
- 上宇美、ひばりが丘団地行きは呉服町発車後、39で運行
- 上宇美 - ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 福岡空港 - 二又瀬 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - (呉服町RP - 都市高速 - 西公園RP) - 中央市民プール前 - ヤフオクドーム前 - 九州医療センター - ヒルトン福岡シーホーク - 福岡タワー(TNC放送会館)
- 福岡タワー・大濠公園から博多バスターミナル - 二又瀬 - 福岡空港 - 月隈団地 - 桜丘第五・桜丘 - ひばりが丘団地 - 上宇美を結ぶ路線。二又瀬を経由する各停便は本数が少ない。二又瀬は大井中央公園前の停留所だが、博多駅方向のみ国道3号上の二又瀬停留所にも停車する。天神では日銀前、三丁目発着。
- 1996年のダイヤ改正までは一日三本のみだったが、現在では坂瀬線のメイン路線となっている。桜丘第五・ひばりが丘団地起終点の本数は少ない。2014年11月1日のダイヤ改正で日中は天神経由大濠公園行きとなり、福岡タワー行きは39番から139番へと変更した。
- ■■ 快速39
- 大濠公園行きは博多バスターミナルから■32で運行
- 上宇美 - ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 福岡空港 - (空港通り) - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - 蔵本 - 中洲 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 桜丘第五 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 東平尾 - 福岡空港 - (空港通り) - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - 蔵本 - 中洲 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- ■■■ 快速139
- 福岡タワー行きは博多バスターミナルから306で運行
- 上宇美、ひばりが丘団地、桜丘第五行きは呉服町発車後、39で運行
- 上宇美 - ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 福岡空港 - (空港通り) - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - (呉服町RP - 都市高速 - 西公園RP) - 中央市民プール前 - 九州医療センター - ヒルトン福岡シーホーク - 福岡タワー(TNC放送会館)
- 桜丘第五 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 東平尾 - 福岡空港 - (空港通り) - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - (呉服町RP - 都市高速 - 西公園RP) - 中央市民プール前 - 九州医療センター - ヒルトン福岡シーホーク - 福岡タワー(TNC放送会館)
- 快速39番・快速139番は二又瀬を経由せず空港通りを直進し、二又瀬・大井町は通過する。現在の快速はかつて存在した「39-1」系統と全く同じである。天神では日銀前、三丁目発着。
- ■ 306
- 福岡タワー(TNC放送会館)→ヒルトン福岡シーホーク(構内)→九州医療センター→ヤフオクドーム前→(西公園RP → 都市高速 → 呉服町RP)→呉服町→祇園町→博多駅(朝2便は博多バスターミナル)
- 306番は主に博多駅と早良区(藤崎・四箇田)を結ぶ路線であるが、宇美営業所は福岡タワー - 博多駅の区間便のみ担当している。実質的に39番の区間便にあたるが、ヒルトン福岡シーホーク構内に乗り入れる点が異なる。宇美営業所・桜丘車庫担当便は、以前は福岡タワー発博多駅行きのみ306番で運行し、福岡タワー行きは博多駅始発でも39番として運行されていたが、後に39番は東光町→博多駅間で306番に表示を変更し、博多駅発福岡タワー行きも306番として運行されるようになった。また、かつてはシーホーク構内に乗り入れない39番福岡タワー発博多駅行きの区間便がこの系統と共存していた。
- 2018年1月4日のダイヤ改正より、福岡タワー発博多バスターミナル行きを朝方に2本設定した。博多バスターミナル到着後、そのまま38番ひばりヶ丘団地行きへと連続運行となる。
- ■ 無番
- 桜丘第四→ひばりが丘団地→上宇美
- 39番の出庫便で、朝に上宇美行きのみ運行されるが、2010年6月26日のダイヤ改正で桜丘第四行きが平日1本のみ登場したが現在は廃止されている。
- ■■ 39B
- 大濠公園行きは博多バスターミナルから■32で運行
- ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 東平尾公園入口 - 豊二丁目 - 博多バスターミナル - 呉服町 - 蔵本 - 天神 - 法務局前 - 大濠公園
- 博多バスターミナルから空港通り - 東平尾公園入口 - 月隈団地 - 桜丘を経由しひばりヶ丘団地を結ぶ路線。39番と違って桜丘第五・上宇美発着はなく、福岡空港は経由しないが砂原には停車する。天神では日銀前、三丁目発着。2014年11月1日のダイヤ改正で天神経由大濠公園行きが新設された。(平日は博多バスターミナルまでとなっている。)
- ■■ 370
- 上宇美 - 宇美八幡前 - 志免 - 月隈団地 - 月隈 - (月隈RP - 都市高速 - 千代RP) - 呉服町 - 蔵本 - 天神
- 天神から都市高速を使用し月隈団地 - 坂瀬 - 志免を経由し上宇美を結ぶ路線。以前は明治通に入らず昭和通 - 国道3号線 - 千代ランプ経由での運行だったが、2009年3月ダイヤ改正で昭和通 - 大博通 - 明治通 - 千代ランプ経由にルートが変更され、呉服町・蓮池にも停車するようになった。天神の出発は天神日銀前、到着は天神四丁目から一つ先の天神三丁目(車内放送では「このバスは、天神四丁目の次は、天神三丁目終点となります。天神中央郵便局前には停車しませんのでご注意ください。」と案内される)。
- ■■ 390
- 上宇美 - ひばりが丘団地 - 桜丘第四 - 月隈団地 - 月隈 - (月隈RP - 都市高速 - 千代RP) - 呉服町 - 蔵本 - 天神
- 天神から都市高速を使用し月隈団地 - 桜丘 - ひばりが丘団地を経由し上宇美を結ぶ路線。以前は榎田ランプ経由の無番だった。以前は明治通に入らず昭和通 - 国道3号線 - 千代ランプ経由での運行だったが、2009年3月ダイヤ改正で昭和通 - 大博通 - 明治通 - 千代ランプ経由にルートが変更され、呉服町・蓮池にも停車するようになった。2010年6月26日ダイヤ改正で大半がひばりヶ丘団地起終点となり、上宇美発着は少数となったが、2011年4月1日のダイヤ改正でひばりヶ丘団地発着が廃止され、全便が上宇美発着になった。土日の夜の上宇美行きの一部はキャナルシティラインバスの入庫便として運行される。天神の出発は天神日銀前、到着は天神四丁目から一つ先の天神三丁目(車内放送では「このバスは、天神四丁目の次は、天神三丁目終点となります。天神中央郵便局前には停車しませんのでご注意ください。」と案内される)。
- □ 1
- 上宇美→ひばりヶ丘団地→桜丘第四→月隈団地→福岡空港
- 平日朝のみ運転される路線。39番の実質的な区間便となる。福岡空港は国内線ターミナル南に到着し、福岡空港到着後は別府まで回送し32番宇美営業所行きとなる。
- ■ 43
- 博多バスターミナル→比恵→板付→月隈→金隈
- 主に竹下営業所が板付線として運行しているが、朝方のみ宇美も加わる(宇美は坂瀬線の間合い)。金隈到着後は宇美営業所まで回送される。2011年4月1日改正までは博多バスターミナル→堅粕経由→東光町で運行していた。
空港循環線[編集]
早見車庫が担当する。2017年3月に37番、イオンモール福岡線と同時に西鉄バス二日市宇美支社より移管された。
- ■ 3
- 宇美営業所 - 宇美町役場入口 - 下宇美 - 新原 - アザレアホール前 - 上須恵口 - 一番田 - 城山団地 - 四王田団地 - 旅石八幡 - 東公園台二丁目 - 志免鉄道公園 - 片峰新橋 - 博多の森陸上競技場 - 東平尾公園入口 - 東平尾 - 福岡空港
- 須恵役場前 → 上須恵口 → 一番田 → 城山団地 → 四王田団地 → 旅石八幡 → 東公園台二丁目 → 志免鉄道公園 → 片峰新橋 → 博多の森陸上競技場 → 東平尾公園入口 → 東平尾 → 福岡空港
- 福岡空港から博多の森・一番田・新原経由で宇美営業所を結ぶ路線。かつては博多駅発着だったが、宇美支社の担当になるとともに福岡空港発着になった。JR新原駅には入らない。福岡空港は空港行きが国内線ターミナル南、宇美営業所行きは福岡空港前から発車する。朝1本のみ須恵役場前発(新生から回送)があるが、2017年3月までは平日夕方1本のみ須恵役場前行きもあった。
- 2009年3月改正で東公園台地区を経由するようになった。
- ■ 5
- 佐谷 - 永原 - 上須恵口 - 須恵役場前 - 新生 - 吉原 - 志免 - 下志免 - 新屋敷 - 刈屋 - 亀山 - 別府 - 福岡空港
- 福岡空港から亀山・志免・新生経由で佐谷を結ぶ路線。2015年2月3日より佐谷・新生行きは福岡空港国内線ターミナル南より発車する(空港行きは従来通り福岡空港前が終点)。新生発着の34番と佐谷経由発着の36番と統合する形で設定された。朝のみ新生発着もある(毎日運転の新生行きのみ到着後は須恵役場前まで回送されて3番福岡空港国内線ターミナル南行きとなる)。亀山付近とめぐみ保育園〜須恵役場前で渋滞があるため、定時運行ができない時間帯もある。佐谷到着後は折返場で待機もしくは四王寺坂・宇美営業所へ回送する。空港側は青木折返場で時間まで待機するが、渋滞による定時運行ができないため大半はそのまま国内線ターミナルで折り返す。
イオンモール福岡線[編集]
2017年3月に3、5、37番と同時に西鉄バス二日市宇美支社より移管された。旧路線名称は「福岡ルクル線」。
- 無番
- イオンモール福岡 - 博多の森競技場前 - 東平尾 - 福岡空港
- 福岡空港から東平尾公園、博多の森陸上競技場、レベルファイブスタジアム、イオンモール福岡への足として設定されており、本数も毎時3本運転(20分間隔)だったが、現在は毎時2本(30分間隔、1時間間隔の時間帯もある)に減便された。福岡空港は国内線ターミナル南発着であり、福岡空港前はイオンモール行きのみ停車。2013年3月からは大型ワンステップ車も使用されるようになった。福岡空港での折り返しは宇美営業所への出入庫回送を除き、高速バスが使用する青木折返場もしくは国内線ターミナル降車場で待機する。
- 博多側では乗務員休憩を兼ねて一部の便が博多自動車営業所まで回送し待機する。
南福岡線[編集]
主に中型車・中型ロング車を使用する(大型車も2019年以降頻繁に使用されるようになった)。以前は西鉄雑餉隈駅入口 - しののめ町間にある凹凸状の踏切を走行していたため、雑餉隈営業所・宇美支社時代を含めて標準床仕様の車両が(後に中型車も)使用されていたが、現在は改修工事が完了したため使用車両の制限はなくなった。 2016年6月に43番と同時に西鉄バス二日市宇美支社より移管された。以前は当時の雑餉隈営業所が担当だったため、5年ぶりに本体直営路線になった。
- 南福岡駅から乙金を経由して上宇美を結び大野城市 - 宇美町および乙金病院や西鉄自動車学校への足として利用される路線。以前は旧雑餉隈営業所が担当していて、当時は大型車が使用されていた。この当時は障子岳行きや雑餉隈車庫発着[1]があったが、利用が少ないため廃止された。ただし障子岳発は現在も朝のみ運転している(宇美営業所から回送)。後に担当が西鉄バス二日市原支社、その後、宇美支社になり、2016年に宇美営業所に変わった。県道60号線を通る。
- ■ 43
- 福岡空港 - 東平尾 - 月隈 - 金隈 - 金隈病院入口 - 中 - 山田 - 西鉄雑餉隈駅入口 - JR南福岡駅 - 雑餉隈車庫
- 福岡空港と雑餉隈車庫を金隈・西鉄雑餉隈駅入口経由で結ぶ路線。以前は博多駅・天神方面の発着だったが、博多駅 - 金隈の33番(当時)の代替を兼ねて福岡空港発着になった。福岡空港は空港行きが国内線ターミナル南に到着、雑餉隈車庫・南福岡駅行きは福岡空港前から発車する。およそ1時間に1 - 2本運転される。ルート上、大野城市の一部を経由するが、宇美営業所移管と同時に発売を開始した「福岡市内1日フリー乗車券」は大野城市内に該当する、中、西鉄自動車学校前、大野北小学校前で降車しない限り使用可能である。
- 2016年6月18日改正で西鉄バス二日市宇美支社から移管された。過去には旧雑餉隈営業所が担当していたため、5年ぶりに本体直営路線となった。2020年3月21日改正で43番のみ竹下営業所と共管となった(11番は担当しない)。
- なお、雑餉隈車庫行きの43番は寿町二丁目→南福岡駅→雑餉隈車庫間を行先番号を表示せずに運行する。少数だが南福岡駅発着便が存在する。
キャナルシティライン線[編集]
路線の詳細については「西日本鉄道博多自動車営業所#キャナルシティライン線」を参照
- CANAL CITY LINE BUS
- 当営業所は、桧原営業所と共に土日祝のみ運行を行っている(平日は博多・那珂川・アイランドシティによる運行)。
- 出庫はいずれも39Bひばりが丘団地発・博多バスターミナル行きで行う。また、入庫は390番天神日銀前発・上宇美行き(博多駅から天神までは回送)、快速39番博多バスターミナル発・ひばりが丘団地行き(土曜のみ)で行う。また、日祝日には営業運転せず、回送される運用もある。
アイランド海の中道線[編集]
宇美営業所は2010年度より海ノ中道海浜公園(サンシャインプール)の営業期間による特別ダイヤなどで運転されていたが、2018年度は担当していない。
- ■■ 直行(臨時)
- サンシャインプール(海ノ中道海浜公園)- マリンワールド海の中道 - (香椎浜RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 蔵本 - 天神※全停留所記載
- サンシャインプール直行便は毎年7月中旬 - 9月下旬頃までサンシャインプールの営業時期に併せて運行される。土曜・休日のみ運行するが、毎年8月中には平日も運行する。海ノ中道海浜公園に乗り入れるのはこの系統のみ。天神では中央郵便局前発着。アイランドシティ営業所・土井営業所・吉塚営業所が運行。
- ■■ 21B
- 大岳 - 西戸崎駅前 - マリンワールド海の中道 - アイランドシティ - (香椎浜RP - 都市高速 - 呉服町RP) - 蔵本 - 天神
- 平常期は土曜・祝日のみ、60分間隔で運行される。長期にわたって番号が割り振られていなかったが、2010年4月26日から21Bとなった。マリンワールドでの夜の水族館実施時のみマリンワールド海の中道発着が臨時で運転される(2016・2018年度は運行なし)。なお、2017年度は夜の水族館対応の臨時便も大岳発着で運行した。天神では中央郵便局前発着。
福岡空港ランプバス[編集]
通常は空港営業所担当だが、アムステルダム行きのランプバスは特別ラッピングで宇美営業所の担当である。運用車両は、大型ノンステップバス2台(3305・3306)、ノンステップ車両1台(3417)とスロープ付大型ワンステップバス4台(3418・3419・9647・9648号車)である。上記車両は、空港内連絡バスの臨時便にも使用される。
過去の路線[編集]
宇美線[編集]
- ■□ 33
- 博多駅 - 緑橋 - 吉塚新川 - 二又瀬 - 亀山 - 南里 - 志免 - 下宇美 - 宇美営業所
- 博多駅 - 緑橋 - 吉塚新川 - 二又瀬 - 福岡空港 - 宝満尾 - 金隈
- 現在の33番とは無関係。管轄する営業所も宇美→博多→千代と変更された。亀山ルートは後に南里起終点に短縮となり86年頃廃止された。運行本数も少なく、末期は博多駅 - 金隈が1日数本運行されるだけになっていた。
- ■□ 35
- 西公園 - 天神 - 蔵本 - 千代町 - 妙見 - 箱崎駅 - 前川町 - 二又瀬 - 亀山 - 志免 - 下宇美 - 宇美営業所
- 現在の35番とは無関係。34番とは異なり箱崎駅を経由しており、旧国鉄勝田線にほぼ並行するルートを走っていた。1985年に妙見経由から県庁経由に経路が変更された。87年11月のダイヤ改正によりそれまでの天神起終点が西公園、那の津四丁目起終点に延伸された。その後96年12月改正により那の津四丁目への乗り入れは廃止された。
- 元々本数は1 - 2時間に1本程度と少なかったが次第に減便され、1999年頃の廃止時には1日5本程度になっていた。また、最末期は原田橋の先の只越口起終点で運行されていた。
- ★ 深夜
- 天神→蔵本→祇園町→博多バスターミナル→豊二丁目→亀山→志免→宇美八幡前→宇美営業所
- 2018年3月17日ダイヤ改正で最終便繰り上げ・深夜バス運行取り止めにより廃止。天神の始発は通常の系統とは異なり天神高速バスターミナル前であったが、後に天神日銀前始発に変更となった。
坂瀬線[編集]
- ■■ 35
- 天神 - 蔵本 - 呉服町 - 千代町 - 妙見 - 東吉塚小学校前 - 二又瀬(大井中央公園) - 福岡空港 - 東平尾 - 月隈団地前 - 桜ヶ丘第四 - ひばりヶ丘団地
- 天神地区から二又瀬、福岡空港、月隈団地、ひばりヶ丘団地を結ぶ路線。2010年6月26日ダイヤ改正から登場。桜ヶ丘第五・上宇美発着はない。二又瀬に関しては二又瀬(大井中央公園)のみ停車する。2011年4月1日のダイヤ改正で廃止された。
- ○ 37
- 博多駅 - 堅粕 - 日の出町 - 天満町 - 道頓堀 - 二又瀬 - 福岡空港 - 宝満尾 - 金隈
- 現在の37番とは無関係。1980年頃まで存在。当時は緑橋 - 吉塚新川 - 妙見の妙見通り(県道550号浜新建堅粕線)や東光 - 豊二丁目の空港バイパスが未整備だったこともあり、堅粕 - 日の出町 - 道頓堀は国鉄の南側の狭い道路(県道552号馬出上南町線)を走っていた。
- 博多駅 - 豊二丁目 - 二又瀬 - 福岡空港 - 坂瀬 - 志免 - 新生 - 新原 - 宇美営業所
- 現在の37番とは無関係。平日は快速も運行され稲城 - 博多駅間ノンストップで運行された。
- ○ 37
- 志免役場 - 志免 - 新生 - 新原 - 宇美営業所
- 現在の37番とは無関係。上記路線の補完路線として運行された。
- ○ 38
- 桜ヶ丘第四 - 月隈団地 - 志免
- 後に無番になる。
- ○ 38
- 桜ヶ丘 - 月隈団地 - 金隈 - 雑餉隈駅 - 南福岡駅
- ○ 39
- 博多駅 - 豊二丁目 - 二又瀬 - 福岡空港 - 金隈
- 1日に2本程度の運行であった。
都心循環(内回り)線[編集]
路線の詳細については「西日本鉄道博多自動車営業所#都心循環線」を参照
- ■ 100円循環(内回り)
- (18)博多バスターミナル(3番のりば)→(17)駅前一丁目→(16)祇園町→(15)奥の堂→(14)呉服町→(13)土居町→(12)川端町・博多座前→(11)東中洲→(10)市役所北口・アクロス福岡前→(9)天神コア前→(8)天神大丸前→(6)春吉→(5)南新地→(4)キャナルイーストビル前→(3)TVQ前→(2)駅前四丁目→(1)博多駅(シティ銀行前)
- ※全停留所記載。番号は停留所番号(2004年11月1日から設定)
- 入出庫は主に39番・39B、390番、宇美営業所からの回送で行っている。
- 桧原・那珂川・博多・吉塚・香椎浜の各営業所との共同運行(ただし桧原は土曜日・日祝日のみの運行)。
100円ライナー線[編集]
- 2011年3月2日に運行開始。同年1月31日のニュースリリース[1]で、九州新幹線全通やJR博多シティ開業による天神 - 博多間の交通利便性向上を目的に新設すると発表された。
- 新設当初は桧原・柏原・金武・香椎浜・土井・宇美の各営業所による共同運行であったが、2013年3月16日から、内回りは香椎浜・那珂川・宇美・吉塚の各営業所の運行に変更されている。なお外回りは博多と吉塚の都心循環(外回り)線の間合いとして運行される。停車停留所には、100円循環バスと同じで停留所番号が設定されている。
- ★ 100円ライナー(内回り)
- (18)博多バスターミナル(3番のりば)→(14)呉服町→(12)川端町・博多座前→(9)天神コア前→(8)天神大丸前→(4)キャナルイーストビル前→(1)博多駅シティ銀行前
福岡空港内連絡バス(特定輸送)[編集]
- 国内線ターミナル南(地下鉄福岡空港駅) - 国内線ターミナル北 - 貨物ターミナル前 - 国際線ターミナル
- 1999年5月20日、福岡空港国際線ターミナルビルが空港西側に移転したのに伴い運行開始された。空港北端部を通り、空港東側の国内線各ターミナルと西側の国際線ターミナルを結ぶ。国内線旅客ターミナル - 貨物ターミナル間では空港内に設けられた専用道路を通る。そのため、運用される車両には専用道のゲートを操作するリモコンが搭載される。貨物ターミナル前停留所は移転に伴い、2018年2月21日から国際線ターミナル寄りに移設した。(以前使用していた停留所は使用中止)
- 2010年、千代営業所の廃止に伴い、専用車両5台とともに西鉄バス二日市宇美支社に移管されたが、2017年3月に宇美自動車営業所に再移管され、7年ぶりに直営となった。
- 2020年8月1日に竹下自動車営業所へ移管された。
- 運行開始時には1998年に西鉄バスに初めて導入された大型ノンステップバス2台(3305・3306)を塗り替えの上で転用して投入したほか、ノンステップ車両1台(3417)とスロープ付大型ワンステップバス2台(3418・3419号車)が導入された。2012年より、新たに当路線専用の新デザインのラッピングが施された大型ノンステップバス(4617・4618・3673 - 3677)に順次置き換えられた。ただし通常は予備となっているスロープ付大型ワンステップバス3台(5894号車と2017年夏より増車された7735・7736号車)も使用されることもある。また、2017年春頃よりラッピングが福岡空港国内線ターミナルビル内の新商業施設の愛称『greenblue』にちなんだデザインに変更されている。2018年春には大型ノンステップバス1台(3243)を増車した。
- 運行間隔は、深夜帯を除き4分 - 10分程度。前後ドアから乗り降り可能で、運賃は無料。スーツケースなどを置く専用スペースが設置されている。
車両[編集]
- 路線車
- 大型車はノンステップ車がいすゞエルガ・三菱ふそうエアロスター・日野ブルーリボンの純正ボディと空港内輸送用に西工B型架装のエアロスター、ワンステップ車がエルガ・エアロスター・日野ブルーリボンIIの純正ボディと西工B型架装のUDトラックス(日産ディーゼル)UA・スペースランナーRAが在籍。坂瀬線を受け持つ桜丘車庫はひばりヶ丘付近の勾配や都市高速を使用する関係上、強力なエンジンを搭載するスペースランナーRAが多数配置されているが、2020年3月には桜丘車庫初のノンステップ車(エアロスター)が2台配置された。早見車庫は宇美支社からそのまま引き継いだ車両がほとんどを占めるが、2019年3月には早見車庫初のノンステップ車(日野ブルーリボン)が1台配置された[2]。
- 中型車は日野レインボーIIの配置。2016年6月に宇美支社から南福岡線が移管された際に当営業所へ配置となった。さらに2017年6月には都心循環線の減便で捻出された博多営業所からノンステップ車(7821号車)が転入した。基本的に南福岡線でのみ運用されるが、ごく稀に他路線に使用されることがある。
- 2018年3月には100円循環バス廃止に伴い発生した余剰車のうち、中型ロングのノンステップ車2台(9624・9625号車)が転入し、南福岡線で運用開始した[3]。
- 貸切車
- 周辺の貸切用として、いすゞガーラHD(QTG-RU)が3台新製配置されている。また、スクールバスとして、日産ディーゼルスペースランナーUA(B高)が2台配置されている
使用機器[編集]
- 運賃表示機、カードリーダー、運賃箱はレシップ製を使用。運賃表示機は液晶ディスプレイ(LCD)式となっている。